趣味・ガジェット

デジタル・フラッシュ

モバイルプロジェクターが元気だ スマホ動画を大きく

2017/5/18

小型で安価なモバイルプロジェクターの人気が高まっている

 プレゼンテーションなどで使われるプロジェクターで、最近、小型モデルが人気になっている。売り上げを大きく伸ばしているのが1kgを切るモバイルプロジェクター。ビジネス用途だけでなくオフタイムで楽しむ人も増えているという。

■売り上げを伸ばすモバイルプロジェクター

 調査会社GfK Japanによると、家電量販店における2016年度のプロジェクター(ヘッドマウントディスプレーを除く)の販売は、台数前年比3%減、金額前年比2%減となった。しかし1kg未満のモバイルプロジェクターに限定すると、台数前年比61%増、金額前年比では109%増(2.09倍)と大きく数字を伸ばしている。プロジェクター全体における1kg未満製品の占める割合は2013年が7%だったのに対して、2017年1月から3月を見ると19%まで上昇(数量構成比)。販売数量ランキングでも、上位10機種中4機種をモバイルプロジェクターが占めている(17年1-3月)。

家電量販店におけるプロジェクターの販売数量ランキング 集計期間:2017年1-3月(3カ月累計) 「全国有力家電量販店の販売実績集計/GfK Japan調べ」 価格は5月12日家電量販店ネットショップで確認

 「ここ数年、商品ラインアップが増加したことで、モバイルプロジェクターを購入するお客様が増えています」というのはビックカメラ・新宿西口店・主任・オーディオコーナーの見原孝幸氏。

 ビックカメラのプロジェクターコーナーを見ると、一般的なプロジェクターとモバイルプロジェクターを同じコーナーに陳列し、ユーザーニーズに適したプロジェクターを提案する展示になっている。

■モバイルバッテリーになるモデルも

 モバイルプロジェクターのロングセラー製品「S1」(エイスーステック・コンピューター)は、2014年7月に販売開始されたモバイルプロジェクター。幅110.5mm×奥行き102mm×高さ30.7mmで重さは342gと、持ち運びやすい手のひらサイズだ。

 販売されたのは3年前だが、今なおGfKのランキングにランクインしている(2017年1-3月の販売数量ランキングで7位)。S1の広報を担当しているJerbilの岩崎晋也氏によると、「ユーザーから『多機能ではないが、小型で持ち運びやすい』という声が多い」とのこと。

S1はバッテリーを搭載。スマートフォンと接続すれば、モバイルバッテリーとしても利用できる

 モバイルプロジェクターには、一般のプロジェクターと比べると価格が安いというメリットもある。

 「これまでプロジェクターの売れ筋は7万円前後だったが、モバイルプロジェクターは5万円前後。3万円台の商品も売れ筋上位にランクインしており、値ごろ感がある。価格帯と手のひらサイズという省スペース性が、モバイルプロジェクターの購入を後押ししている」(GfKアナリスト・佐竹俊介氏)

趣味・ガジェット