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クレカ、金券店利用… 外食のおいしい節約術

2017/5/4

 高級レストランでのデートで1人分が無料になったり、いつもの大手チェーンの牛丼がちょっと割安になったり、外食には知る人ぞ知るおいしい節約術がある。29日は「肉の日」。こうした特定日に限って割引メニューを出す店舗も多い。

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 ファッションビルを運営する丸井グループのクレジットカード「エポスカード」を持っていると、ファミリーレストラン「ロイヤルホスト」での飲食代金がいつでも5%割引になる。これはカードを見せるだけで受けられる特典なので、ほかのクレジットカードで代金決済しても構わない。エポスカードは年会費が無料のため、ロイヤルホストの割引券がタダで手に入るのと同じことになる。

半年ごとに高級レストランの割引券が届く(三井住友プラチナカード)

 飲食店の割引特典があるカードは少なくない。オリエントコーポレーションの「オリヒメカード」は個人経営レストランの特典が中心で、カードを見せるだけで20%割引になる店もある。ただし、2年目以降は年間10万円以上のカード決済がないと年会費がかかるので注意したい。

 夫婦の結婚記念日、恋人の誕生日といったハレの日に奮発して出かけるような高級レストランや料亭などはどうだろうか。実は「プラチナ」「ゴールド」といったステータスの高いクレジットカードを持っていると、1人分が無料になる特典がある。

 「三井住友プラチナカード」の場合、半年に1回、フランス料理や懐石、すしなど約100店で1人分が無料になる割引券の束が送られてくる。1人分が1万円以上のコース料理が多く、3万円近いものも。カード年会費が5万円かかるが、特典を数回利用すれば元が取れる。カード入会審査を通るだけの安定収入があれば選択肢になりそうだ。

 プラチナよりも年会費が安いゴールドの一部にも、こうした特典を付けているカードがある。新生銀行グループの「新生アプラスゴールドカード」は年会費5000円。指定された約200店で予約するときにカード番号を伝えると特典を受けられる。5000円から1万円台のコース料理が中心だ。

 もっとも、特典をきっかけにリピーター客になってもらうことが飲食店の目的なので、こうしたカードの特典は同じ店舗では半年に1回しか使えず、メニューを自由に選ぶこともできない。特典が受けられる店舗は東京、大阪など大都市が中心なので、地方在住の人にはチャンスが少ないかもしれない。

 ファミリーレストランや牛丼チェーンなど身近な外食は、金券ショップを利用すると節約できる。ファミレスの「ガスト」、牛丼の「吉野家」など全国の約3万5000店で使える「ジェフグルメカード」は、額面500円の券が1枚480円ほどで買えることがあるので、これだけで約4%の節約になる。

 ジェフグルメカードは現金でお釣りがもらえるのもメリットだ。例えば吉野家で510円の「豚スタミナ定食」を注文し、金券ショップで480円で買った額面500円の同カード2枚で支払うと、現金で490円のお釣りが出る。差し引きの出費は470円で、豚スタミナ定食を約8%の割引で食べられる。

ゴールドカード提示だけで特典がある店舗も(東京・中野)

 「ぐるなびギフトカード」は全国の約1万6000店で利用できる。金券ショップでの割引率はやはり4%ほど。お釣りが出ないため、500円、1000円、5000円、1万円の4券種の額面を使い切る必要がある。

 最近多いのが特定日のキャンペーン。「てんや」は毎月18日に限って一杯390円の割安の天丼を販売し、翌日以降に使える100円割引券も配る。焼き肉「牛角」は29日の「肉の日」に使える割引券などをサイトで発行。ステーキ「フォルクス」は2日と9日にステーキ肉の増量サービスなどをしている。

 ゴールデンウイークは外食の出費もかさみがち。クレジットカードや金券、キャンペーンなどで賢く節約したい。

(田村匠)

[NIKKEIプラス1 2017年4月29日付]

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