株式・投信

七転び八起き

経営理念を理解して成長性に着目

2017/5/1

 「日経ヴェリタス」創刊以来の名物コラム。毎回1人の個人投資家を取り上げ、その人の投資歴の泣き笑いを赤裸々に紹介しています。
 今回は未来予想図さん(49) 食を楽しむことが大事。最近は一杯ずつ丁寧に淹(い)れるサードウエーブコーヒーにはまっている。

■2004年~

未来予想図さん 次は東南アジアの成長に注目した投資をしてみたい

 派遣先企業のセミナーで「非正規雇用の人たちは自ら資産運用をするのが大事」と聞き、投資に興味を持つようになり、05年から本格的に投資を始めた。銀行で初心者向けと勧められたグローバル・ソブリンを組み入れた投資信託と、米系証券会社が扱うハイイールドボンドの投信を購入した。当時の営業担当者を疑わずに買い、成績も悪くなかった。その後、インフラなどテーマ性のある投信をいくつか自分で購入した。

■08~11年

 上がり調子だった市況がリーマン・ショックで一気に反転。衝撃が先で損得勘定が後回しになり、保有していた投信が値下がりした。この体験を機に本格的に経済に関心を持ち始め、金融商品の値動きなど独自に勉強するようになった。徐々に企業活動への関心が高まり、投信から株式へ興味が移る。自分で学べば手数料を下げられると、ネット証券会社の口座を開設した。しかし東日本大震災の発生により投資活動は一旦中断となった。

■13~15年

 ようやく株式投資を開始し、トヨタ自動車(7203)やソフトバンクグループ(9984)、金融株などを購入。基本は長期保有だが、例外は新規株式公開(IPO)直後だったガンホー・オンライン・エンターテイメント(3765)。当時つけていた株価の高さに驚き、一旦値下がりした時点で購入。ところが値動きの激しさに追いつけず、自分で負えるリスクの許容度を初めて理解。「短期で利益を増やすのは向かない」と痛感した。この頃からただ利益を追うのではなく、経営者の理念をインタビュー記事やホームページなどを通じて理解し、投資に生かすスタンスを築き上げた。

■15年~現在

 2年ほど証券会社に勤めていた時は投資活動を一時休止。現在は再開し、「投資とは未来を築く」という考えで企業の成長性に着目した投資を心がけている。

[日経ヴェリタス2017年4月23日付]

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