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売り手市場でも、ソフトバンク採用担当が喜ぶわけ ソフトバンク採用・人材開発統括部の源田泰之統括部長

2017/4/26

 ――ソフトバンクグループ社長の孫正義氏は、世界のIT業界の革命児としてよく知られた経営者。ただ地方創生、というと「携帯大手ソフトバンク」のイメージからは離れていますが、実施する理由はなぜですか。

ソフトバンク採用・人材開発統括部の源田泰之統括部長

 「理由は2つです。1つめは、もちろん採用活動につなげることもありますが、海外の学生に比べて日本人の学生は優秀だけど社会性がない、といわれる状況を改善したいのです。学生のときから働くこと、将来どうなりたいかを考えてもらいたいし、このインターンがそのきっかけになってほしい」

 「2つ目は、本社でのインターンもそうですが、学生にリアルなソフトバンクで働くことや、様々な職種のイメージを持ってもらいたいからです。『ツレテク』では、学生5人のチームに2人社員がついて、学生のキャリア相談に乗ったり、社員の仕事内容を話してもらったりしています。採用活動をしていて、学生にとって『ソフトバンクで働く』というイメージがつきづらい、ということがわかってきました」

 「携帯電話メーカー、ニュースを騒がすような買収、孫さんのイメージ、いろんなイメージが錯綜(さくそう)しています。しかし、実際にどんな仕事があり、どんな働き方なのか。理解しづらいのだろうと思います。極端な例だと、店舗でずっと携帯を売る仕事だけ、と思っている人さえいる」

 ――インターン経験者は、どのような採用フローに入るのですか。

 「1週間、一緒にがっちり過ごすので、もちろん選考の参考にはします。あとは、その前に事実上の面接のようなものを実施しているので、面接のプロセスを減らすといったことはしています」

■「ユニバーサル採用」が効果的

 ――ソフトバンクは新卒一括採用ではなく、「ユニバーサル採用」という通年での募集を実施しています。学生側に認知されてきたのですか。

 「ユニバーサル採用がいいのは、『チャレンジしたが、なんらかの理由でうまくいかなかった優秀な人』への門戸を開いていることです。たとえば、起業を準備していたり、親の商売を継ぐつもりだったがいったん就職しよう、留学から戻って就活しようとしたのに、時期が微妙、といったような人たちです。多くの会社は、期間が終わると採用ページを閉じてエントリーもできないようになってしまう。当社は『いつでも採用します』と伝えてきたので、12月や1月に応募する学生が増えてきました。理由を聞くと、本当にすてきなチャレンジをした優秀な人だったりする。うれしいですね」

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