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AI関連投信が躍進 銘柄選定にもAI駆使

日経マネー

2017/5/10

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日経マネー

 今回は、過去6カ月間(2017年2月末時点)に新規設定された投資信託の当初設定額ランキングを取り上げる。際立つのが、AI(人工知能)関連の多さだ。特に17年2月はAI関連投信が4本新設された。投信全体の月間の当初設定額は2000億円を超え、これは15年4月以来、約2年ぶりだ。

 3カ月前の同ランキングで首位だった「グローバルAIファンド」(16年9月設定)を抑えて首位となったのは、「GSグローバル・ビッグデータ投資戦略 Bコース(為替ヘッジなし)」。同投信のAコース(為替ヘッジあり)も7位にランクインしている。他のAI関連投信が投資対象としてのAIに注目するのに対し、同投信は銘柄選択にAIの技術を用いるのが特徴。ニュースやウェブアクセス記録など、いわゆるビッグデータを基に、AI技術を駆使しながら投資対象を絞り込んでいく運用戦略だ。

 一般的に投信の株式運用は、運用担当者による銘柄分析を通じて投資先を決める「ジャッジメンタル」と、データを用いた計量的なモデルに基づいて運用する「クオンツ」に大別される。ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントは後者を得意としており、首位の投信はその最新型ともいえる。

 人間的な直感が投資に必要か否かは議論になるところ。同投信のAI運用は、そういう意味でも大きな試金石になるかもしれない。

(格付投資情報センター)

[日経マネー2017年6月号の記事を再構成]

日経マネー 2017年 6月号

著者 : 日経マネー編集部
出版 : 日経BP社
価格 : 730円 (税込み)


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