マネー研究所

プロのポートフォリオ

有望株探し カギは会社の「若さ」にあり(藤野英人) レオス・キャピタルワークス社長兼最高投資責任者

2017/4/18

PIXTA

「東京都心に本社があり、知名度の高い会社に投資をするのが安全とは限らない」

 前回の「投資するなら 地方の元気企業がいい」では、東京の千代田区・中央区に本社のある上場企業の株価パフォーマンスについてお話ししました。皇居周辺の会社なので帝都銘柄と名づけ、それ以外の上場企業(非帝都銘柄)と比較しましたが、帝都銘柄のパフォーマンスが見劣りしたのがお分かりになったと思います。

 中でもTOPIX Core30といわれる時価総額の大きな会社群のパフォーマンスが極めて悪かったことに驚かれたのではないでしょうか。

 また、前回は日本の上場企業の中で「漢字が使われていない会社」(非漢字企業)の株価パフォーマンスは「社名に漢字が使われている会社」(漢字企業)を上回るということもお伝えしました。漢字企業は日本を代表する伝統的な会社が多いからです。その結果、投資をするなら、帝都銘柄で漢字企業より、非帝都銘柄で非漢字企業が有望だと説明しました。

■なるべく伸び盛りの企業に投資する

 それでは両者の間にはどの程度、株価に差があるのでしょうか。前回同様、2016年12月末を基準に3年間と10年間の株価騰落(大和証券の協力を得て、構成銘柄を時価総額ベースで指数化)を比較してみました。

 結果はこちらです。

 3年間でも大きな差ですが、10年間だともっと大きな差になっていますね。

 しかし、このような結果が出ることに私はそれほど驚きません。投資をするときに重要なのは、なるべく伸び盛りの若い会社を選ぶことです。地方の元気企業がこのイメージにあてはまるということは前回も述べました。有名で大きな会社が「安全」な投資先であるとは限らないのです。

 それでは有望な投資先の条件をもう少し細かく調べていきましょう。会社の歴史と株価とはどのような関係になっているでしょうか? 社歴が10~20年、30~50年、100年超について3年間と10年間の株価騰落を見ましょう。

 ご覧の通り、社歴が浅いグループほどいい成果が出ています。特に10年間の株価パフォーマンスで、社歴100年超の会社がマイナスになっているのはショッキングですね。

マネー研究所新着記事