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ポイント賢者への道

光熱・水道費はカード払いで 年5000円分のポイントも ポイント賢者への道(7)

2017/4/19

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 クレジットカードは定期的に見直すことが大切です。切り替えた後、まっさきに取り掛かりたいのが「固定費」のカード払い設定です。電気やガス料金など、毎月ほぼ固定的にかかる費目はすべてクレジットカード払いとするのがポイント獲得の基本です。

 最近は水道料金をカード払いできる自治体が増えています。携帯電話や固定電話、インターネットのプロバイダー、新聞、有料放送、国民年金保険料、生命保険料など、カード払いが可能な固定費はたくさんあります。漏れなくカード払いの手続きを一度しておけば毎月、ポイントが自動的に積み上がっていきます。

 総務省の調べによると、光熱・水道費と通信費だけでも月々の支払額は約3万4000円(2人以上の家庭)にのぼります。新聞や有料放送などを含めると4万円にはなるでしょう。ポイント還元率1%のクレジットカードを用いれば、年5000円分ほどのポイントを獲得できます。

 電気料金や水道料金などについては、支払い方法を口座振替に設定すると料金割引を受けられることがあります。そうしたケースではカード払いは「損」だという人もいます。カード還元率として、0.5%という一般的な水準を前提とした指摘のようです。

 料金の支払額を仮に月8000円だとすると、還元率0.5%のカードで獲得できるポイントは月40円分です。一方、口座振替に割引がある場合、その額は月54円(税込み)という例が目立ちます。この場合、カード払いのほうがたしかにお得感は薄いです。

 しかし、カード還元率の前提を1%とすれば、獲得ポイントは月80円分です。この比較ではカード払いのほうが26円分、よりお得になる計算です。従って、どれだけ還元率の高いカードを選ぶかが重要なのです。

菊地崇仁
 北海道札幌市出身。1998年に法政大学工学部を卒業後、NTTに入社。社内システムやLモードの料金システムの開発などに携わり、2002年に退社。同年、友人と共に起業し、システムの設計・開発・運用を行う。06年、ポイント交換案内サービス・ポイ探の開発に携わり、11年3月代表取締役に就任。一般からプラチナまで、57枚のクレジットカードを所有。

[NIKKEIプラス1 2017年4月15日付]

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