マネー研究所

ヴェリーが答えます

シャープレシオって何? 投資の運用効率の高さ示す

2017/4/18

 

「シャープレシオとはどのような指標ですか。また投資する際にどう活用すれば良いのか、教えてください」(栃木県、30代男性)

マネーを呼ぶ「マネ~き(招き)猫」のヴェリーが、読者の疑問を解決します。

 シャープレシオとは投資信託を選ぶときの指標の一つです。米国の経済学者のウィリアム・シャープ氏が考案したことから、その名がつきました。投資のリスク(価格変動)の大きさに比べてどれだけリターン(収益率)を得られるか、運用効率の高さを示します。

 数値が大きいほど運用効率が良いとされ、一般に1を超える投信は優秀と言われています。数値の大きさから、投信のポートフォリオ(資産構成割合)が取るリスクに見合うリターンを上げているかをチェックして、相対的に評価します。

 計算方法は投資のリターンから国債利回りなどリスクのない資産のリターンを引いたうえで、リスクで割ります。今は超低金利が続いているため、単純に投資のリターンをリスクで割って求めることもできます。

 例えば、リスクが10%でリターンが5%の投信Aと、リスクが25%でリターンが10%の投資Bのうち、どちらを選ぶ方が運用効率が高いでしょうか。

 一見、リターンの高い投資Bの方が優位に見えますが、同時にリスクも高くなっています。先の計算方法で2つの投信のシャープレシオを比較すると、投信Aは0.5に対し投信Bは0.4と、投信Aの方が運用効率で優れていることが分かります。

 投資をする際に、株式や債券などリスクの大きさが異なる商品を同列に比べることはできません。しかし、シャープレシオを使うとどの商品に投資すればよいか判断しやすくなります。シャープレシオはモーニングスターなど投資情報会社のサイトなどで確認することができます。

[日経ヴェリタス2017年4月9日付]

マネー研究所新着記事