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働く女性に必要な「顔」 プロの技で撮るポートレート

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あなたは、自分の魅力や個性を豊かに表現したベストショットと呼べるポートレート写真を持っていますか? 働く女性にとって、自信を持って提示できる写真は仕事での信頼感獲得にもつながります。それ以上に、上質なポートレートはその時点のベストな自分を残すかけがえのないものでもあり、プロの力を借りた撮影という非日常の経験がたくさんの気づきをくれることも。津田千枝さんがリポートします。

働く女性はベストなポートレートを撮っておきたい

新年度がスタートしました。今回は、新たな気持ちになる春にぴったりな「ポートレート」の撮影についてご紹介したいと思います。

「ポートレートなんて今の仕事や生活では特に必要ない。お値段も高いし」という方もいらっしゃると思います。ただ、キャリアをこれから重ねていこうというビジネスパーソンなら、いざというときに自信を持って出せるポートレートは常に準備しておいたほうがよいと私は思います。

ポートレートの撮影は、自分を客観的に振り返る良い機会になります。何かの記念日と合わせて撮影すれば、ずっと残る思い出の一枚にもなりますし、プロによるメイクやヘアアレンジ、スタジオ撮影のプロセスで、非日常の感覚も楽しめます。最近は、撮影(フォトプラン)自体をプレゼントとして、パートナーやお母様などに贈る人も増えているようです。

今回は私がいつも利用させていただいている「SHISEIDO THE GINZA 資生堂フォトスタジオ」のスタッフの方々に、プロの目から見たポートレート撮影のポイントや、撮影をもっと楽しむ方法などを伺いました。ご協力いただいたのは、ヘア&メーキャップアーティストの松本和子さん、坂下秋穂さん、そしてフォトグラファーの鈴木俊則さん。前回私が撮影をお願いしたときに担当してくださった方々です。(松本さんの「松」は木へんにつくりの上が八、下が口の字です。以下「松」と表示します)

津田 まず、ポートレート写真の撮影でスタジオにこられるお客様は、どのような目的でいらっしゃる方が多いのでしょうか。

坂下 目的は皆さんさまざまですが、お仕事用の写真とか、結婚記念日やお誕生日の記念にそのときの自分を形に残したい、という方が多いですね。

松本 女性ですと30~40代の方は仕事用が多いですが、そのときに一番きれいな自分を残しておきたいという方もいらっしゃいます。50代から上の女性の方では、お子さんからのプレゼントということも多いですね。

撮影の方向性をプロが一緒に考える 「お任せ」もOK

津田 撮影用のヘアメイクを担当されるとき、どのようなことを考えながらメイクやヘアアレンジをされていますか?

松本 お写真の用途はいろいろな方がいらっしゃるので、こちらのやりたいことを押しつけすぎないよう心がけています。「きれいになる」というゴールはもちろん変わりませんが、華やかにしすぎないほうがいい方とか、いつもの自分と違いすぎないほうがいい方、逆に変身願望があってこられる方もいるので、TPOに合わせた方向性を考えています。

津田 まず撮影の目的をしっかりつかむということですね。例えばヘアメイクをお願いするときに、プロにお任せして新しい自分を発見するということもあると思いますが、お任せではなく自分の意志をある程度はっきりと伝えた方がいいのかなと迷うこともあります。そのあたりはいかがでしょうか。

坂下 お任せでも、もちろんこちらから提案をさせていただきますし、こういう感じで撮りたいというご希望があれば、そこにプラスしてさらにご提案ができるように日々努めています。

津田 どちらでも大丈夫なのですね。より美しい写真を撮るために心がけておくこととか、事前に準備することがありましたら教えていただけますか。

坂下 お仕事用の写真にしても記念写真でも、そのときのテーマに合うお洋服の候補をいくつか持ってきていただくとよいと思います。当日担当するヘアメイクとフォトグラファーが事前のカウンセリングで「こういうテーマならこちらの衣装がより映えますよ」といったアドバイスができますので。

津田 なるほど。フォトグラファーのお立場からは、いかがでしょうか。

鈴木 そうですね、洋服もそうですが、アクセサリーも何種類か候補を持ってきていただけると、合わせ方によって表現の幅がさらに広がりますね。

津田 何を着るかというより、どういう写真を撮りたいかというテーマが明確になっているほうが、いろいろな面でアドバイスをいただけそうですね。続いて、鈴木さんにお伺いしたいのですが、スタジオで撮影するときに、どんなポーズで撮るのかなとか、普段自分はあまり写真で笑わないのにちゃんと撮れるかなとか、いろいろ不安がある方もおられると思うのですが、そのあたりどうなのでしょうか。

鈴木 もちろん、緊張して来られる方もいますが、私たちはそのあたりをフォローしながら、緊張をほぐしながら撮っていきます。ですから、撮るからにはそれを楽しんでいただきたいですね。楽しいという気持ちは表情に出ますから「なりたいご自分」に思いきり、なりきっていただけるといいと思います。

津田 なりきるのがポイントですね。例えば、どんなポージングでの撮影ができますか。

鈴木 それはご要望に応じてです(笑)。おひとりおひとり、いろいろな個性がありますので、何パターンか探って、一番いいところを撮ります。上から撮る、下から撮る、左向き、右向きで全然変わってきますので、ベストなところを見つけて撮っていきます。

津田 私も撮影している途中、パソコン画面で画像を見たときに、顔の左側と右側で表情がとても違うことに気づきました。できあがった写真だけでなく、その過程でも自分を客観的に見られるので新しい発見がありますね。ところで、実際に撮影するときの洋服で、できれば避けた方がいいとか注意すべきことはありますか。

松本 季節を意識した写真にしたいのであればニットやセーターなどもいいと思いますが、お仕事用のポートレートでは季節を選ばないほうがよいので、お話ししながら「じゃあこの服は避けましょうか」となったパターンもありますね。洋服の素材感は重要になると思います。

一般人の撮影はプロモデルにはない楽しさがある

津田 ところで皆さんは、普段プロのモデルさんの撮影にもかかわっておられると思いますが、プロのモデルの方と、一般の方との違いはどんなところにありますか。

坂下 プロのモデルさんだと、あらかじめテーマが決まった上での撮影になります。一般の方の撮影では、こちらから「こういうテーマはいかがでしょう」とか「こういう方向でいきましょうか」などと話し合って、一からつくり始めていく楽しさというのがありますね。

津田 プロのモデルさんなら、左右どちらからの方の映りが良いといったことも、既に分かっていますものね。

松本 プロのモデル撮影の場合は最初からテーマが明確ですが、一般の方はご自身で選んでここに来ていただいているので、ヘアメイクとフォトグラファーとお客様が、みんなでチームになって一緒につくっていく感じが楽しいですね。

津田 そういった楽しさの感覚は、撮影をしてみて初めて分かるものですよね。そして、撮影後にいよいよ写真をセレクトするわけですが、自分で選ぶよりも皆さんのご意見を聞いたほうがいいのかなと思うことがあります。写真をセレクトするときのコツみたいなものがあったら教えていただけますか。

鈴木 ご自身で好きな写真をセレクトしていただくのはもちろんいいと思うのですが、せっかく来ていただいているので、やはり「今まで見たことない自分」というのも私たちは提供していきたいと思っています。「これはちょっと自分の思っている自分とは違っていて恥ずかしい……」と言われる方もいらっしゃいますが、私たちから見たらすごくすてきな写真だったりするので、よろしければ私たちの意見も聞いていただければと思います(笑)。

津田 それはすごくわかります。慣れていない自分を受け入れるのはなかなか難しいですが、そのような客観的な意見を聞ける機会はすごくいいと思います。今までこちらでポートレートを撮影された方で印象に残っている方はいらっしゃいますか?

坂下 お仕事用の写真の撮影で来られた方ですが、たくさん撮ってみて、普段味わえないような体験ができるのが楽しいと撮影が趣味のようになって、定期的に来られる方もいらっしゃいます。その方は最初はお任せだったんですが、徐々に「今度はこういう感じで撮りたい」とイメージするものを持ってきてくださるようになって。さわやかな感じで撮影されたら、次はちょっとクールなイメージで撮ったりされています。ヘアメイクも、写真の背景も変わりますので、私たちも「次はどんなイメージで来られるのかな」という楽しみがありますね。

津田 撮影でライトを浴びたり、撮影の合間にメイクを直していただいたりというのは「女優さんになった気分」のようで、やはり非日常の経験ですね。自分を客観的に見ることもできますし、「スタッフの皆さんが私のためにこんなにしてくださってる」(笑)と、感謝の気持ちでいっぱいになります。

鈴木 この間いらしたお客様は、「大人になってもこんなに楽しいことがあるんだと思いました」とおっしゃっていました。ある程度の年齢になれば、いろいろな経験を重ねていますから、初めてのことに対する高揚感とか非日常感は多くはなくなってくると思いますが、そうした楽しさをご提供できればと思っています。

津田 私も先日、ピアノの発表会の際にヘアメイクと、終了後の記念の撮影でこちらにお世話になりました。大人になって舞台に立つからにはちゃんとした形で演奏したいと思ったので、ヘアメイクをお任せできてとても助かりましたし、発表会が終わった直後、余韻が残る中でスタジオ撮影していただいた一枚は、とてもいい思い出となりました。メイク中に「これからやるぞというパワーを感じます」と言っていただいたり、撮影のときも「達成感が表情に出ていますね」と、そのときの気持ちを共有していただいたのがとてもうれしかったです。

こちらがそのときに撮影していただいた私のポートレートです。とても気に入っています。

◇   ◇   ◇

何かをやり遂げたとき、人生の記念日や節目のタイミングなどに、自分のポートレートを撮影するのは本当におすすめです。もちろん、それが仕事で活用できるプロフィル写真であってもいいですし、興味があればさらに違った表現方法で撮影を楽しんでみるのもすてきです。チャレンジしてみたら、新しい自分の発見があるかもしれません。

津田千枝
 大手外資系通信社でセールスマネジャーを務める。シンガポールで8年の勤務経験がある。現職では、インバウンド向けの地方観光や企業向けの海外広報コンサルティングも担当。2年前に小型船舶免許を取得、国内旅行業務取扱管理者資格も持つ。ゴルフはホールインワン2回とイーグル1回経験。趣味は料理とピアノ。香川県出身。

(ポートレート以外の写真:的野弘路)

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