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来日目的は「花」 東南アジア観光客憧れの名所はここ インバウンドサイト発 日本発見旅

2017/4/11

富士山と芝桜のコントラストは外国人に絶大な人気 (写真:japan-guide.com)

 英語圏から日本を訪れる外国人のほとんどがチェックする、日本観光の情報サイト「japan-guide.com」。夫のステファン・シャウエッカーさんと共にジャパンガイドを育ててきたシャウエッカー光代さんが語る日本再発見の日々です。春、全国で花の観光地が次々にシーズンを迎えます。近年は日本の花が世界的に注目され、花を見るために来日する人が増加中とか。人気スポットを教えてもらいました。

■東南アジアから「花を見るため」の来日が増加

 外国人観光客にも日本の「お花見」はすっかりポピュラーになりましたが、桜だけではありません。外国人から人気を博している「花の観光地」が日本各地にたくさんあります。

 国別に見ますと、欧米からは花を見るために日本に来る人は少なく、唯一の例外が桜なのです。一方、東南アジアの人々は、自国にはない花に興味を持ち、花を見ることを第一目的として日本に来る人が意外に多くなっています。

 ジャパンガイドの独自調査によると、欧米諸国からの観光客で「花」を旅行の主目的としている人は1~4%ですが、東南アジア諸国からの観光客ではほぼ10%を超えており、タイからの旅行者に至っては16%と、「食」に次いで第2位の来日目的になっています。もちろん欧米の人もお花は大好きだと思いますが、日本に来る主目的ではないということですね。

 「花」に注目が集まるようになった要因の一つに、ソーシャルメディアの影響が挙げられます。旅行者が旅先でアップしたお花畑や公園の写真が拡散し、爆発的な人気となった観光スポットも少なくありません。そこに行きたい、同じ景色を見たいという思いが、旅行の動機につながっているのです。

 具体的にどんな場所を訪れているのか、春から夏にかけて次々に見ごろを迎える、外国人に人気の花スポットを紹介します。

■芝桜――富士山との写真で大人気!

 桜が終わってしまった後、ちょっぴり寂しくなった心を彩ってくれるように咲き始めるのが芝桜です。日本のあちこちで見られますが、外国人観光客の間で最も有名なのは、富士本栖湖リゾートで行われる「富士芝桜まつり」の光景でしょう。雄大な富士山の眺めと、その手前に広がる80万株の鮮やかな芝桜とのコンビネーションは圧巻です。

 外国人観光客はもともと富士山が大好きですから、芝桜と両方見られることで大人気となりました。今年10回目を迎える「富士芝桜まつり」は開催期間が長いので、ゴールデンウイーク(GW)を過ぎてもまだまだ楽しめます[富士芝桜まつり……2017年4月15日(土)~5月28日(日)]。

 ほかに、埼玉県秩父市の羊山公園「芝桜の丘」も有名です[芝桜まつり……2017年4月14日(金)~5月7日(日)]。

■チューリップ――種類の多さに圧倒される

 チューリップといえば富山県。一大産地として古くから有名でした。球根の出荷量が日本一で、富山県の県花はチューリップです。

 中でも砺波(となみ)市はチューリップ栽培の中心地で、毎年4月下旬からGWにかけて「となみチューリップフェア」が行なわれています。このイベントが外国人観光客に大人気。こんなにたくさんの色や形があったのか!と驚かされるほど、この会場では国内最多の700品種・約300万本ものチューリップを見ることができます。北陸新幹線のおかげで、東京から行くのもラクになりました。2017年は球根栽培が始まってちょうど100年となる記念の年で、「未来へと彩りつなぐ100年の花」がテーマになっています。

スイス出身のシャウエッカーさんも品種の豊富さに驚いた砺波市のチューリップ (写真:japan-guide.com)

 スイスでも人気の花で、夫のシャウエッカーによると、中学校の生物の授業ではチューリップを分解・観察するのだそうですが、凝り性の彼は1輪だけでは物足りず、自宅の庭のチューリップを何本も同様に観察していたとか。だから「よく知っている」と自負していたにもかかわらず、となみチューリップフェアでは想像をはるかに超える規模のチューリップを見て、たいへん驚いたそう。「興味がある人は絶対に行ったほうがいい」とは彼の弁です[となみチューリップフェア……2017年4月21日(金)~5月5日(金)]。

 もう一つの有名な場所は、長崎県のハウステンボス。こちらでは九州最大の200品種・100万本超のチューリップが見られます[チューリップ祭……2017年2月9日(木)~4月17日(月)]。

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