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ポイント賢者への道

ゴールドカード要る? 高額利用は一般カードで十分 ポイント賢者への道(6)

2017/4/12

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 前回、「クレジットカードの年会費は払ってもいい」と紹介しました。では、ゴールドカードの場合はどうでしょうか。

 券面が金色のゴールドカードは1980年ごろから発行されはじめました。利用限度額を高くしてステータス性を持たせる一方、年会費は高めに設定します。

 年会費が1万円だとしましょう。還元率が1%の場合、利用額100万円に対して1万円分のポイントを獲得できますが、税込みの年会費を考慮すると、差し引き800円のマイナスとなってしまいます。

 ゴールドカードを持っている人にその理由を聞くと、「利用限度額が高いから」という答えが返ってきます。たしかに限度額が200万円もあったら、誇らしい気持ちにはなります。

 でも、実際に限度額いっぱいまで使う人がどれだけいるのでしょうか。あるとしてもたいていは結婚費用や海外旅行費など一時的な高額出費に限られるでしょう。恒常的に使わないなら高い限度額は不要です。

 通常のクレジットカードでも一時的に限度額を引き上げることは可能です。事前に電話などで希望する限度額を伝えます。カード会社が金額を判断したり、カード会社の口座に振り込んだりします。いざというときはそれで十分です。

 空港ラウンジを利用できる、旅行保険の補償が手厚いといった点もゴールドカードの売りですが、使いこなす人はそう多くないでしょう。羽田空港国内線ターミナルのラウンジは、1回1030円(税込み)を払えば一般に利用できます。年2回で2060円。これなら都度利用したほうがいいかもしれません。

 中には、イオンゴールドカードのように年会費が無料のカードもありますが、入会は招待制です。たいていの人は一般カードで事足りるはずです。

菊地崇仁
 1998年NTT入社。退社後2006年から情報サイト「ポイ探」運営に参加し11年から代表

[日経プラスワン2017年4月8日付]

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