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ポイント賢者への道

気になるクレカ年会費 高還元率なら払ってもOK ポイント賢者への道(5)

2017/4/5

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 クレジットカードの見直しをする際に気をつけてほしいのが年会費です。以前は年会費を無料として会員数を伸ばそうとするカード会社が多かったのですが、最近は有料とする例が増えています。年会費が無料だとカードをまったく使わない人が多くなるからです。利用がないとカード会社は、1000円程度の年会費を取っても発行・管理業務で損になるようです。

 そのため最近は、年会費を2段階で設定する方法が主流になっています。初年度は無料とし、2年目以降は2000円前後の年会費を設定しつつ、一定の利用があった人からは年会費を取らないという方法です。

 中には年会費が完全に無料のカードもあります。例えば楽天カードやイオンカードです。楽天は通販サイト、イオンはスーパーの店舗と、利用者を対象に売り上げアップを目的に発行しており、年会費が無料でも十分成り立つモデルです。

 ちなみに年会費では「永年無料」という言葉がよく使われます。「永久」ではないことに注意してください。無期限を意味するわけではないので、いつの間にか年会費が設定されていたということがありえます。

 さて、年会費は絶対に払いたくない、という人も多いでしょう。もちろんそれに越したことはありませんが、年会費を払ってでも得するカードもあります。

 例えば、漢方スタイルクラブカード(ジャックス)は初年度無料、2年目以降は税込み1620円です。還元率は1.5%なので、年50万円利用した場合に付くポイントは7500円分。年会費を差し引いても5880円分に相当します。

 一方、年会費が無料、還元率が1%というカードの場合、得られるポイントは5000円分です。年会費が有料であっても、ポイント還元率が高ければ十分元が取れる計算になります。

菊地崇仁
 1998年NTT入社。退社後2006年から情報サイト「ポイ探」運営に参加し11年から代表

[日経プラスワン2017年4月1日付]

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