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雑巾がけロボット掃除機の実力 部屋も片付く一石二鳥

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NIKKEI STYLE

「部屋をもっときれいに片付けたい」。そう思っている人は少なくないだろう。だが、「どこから手をつければいいかわからない」という人も実は多いのではないか。そんな人でも「正しく家電を選べば必ず部屋は片付く」という。片付けが苦手な上に、飼い犬の抜け毛にも悩まされている男性が、部屋の片付けに挑戦してみた。

ロボット掃除機を導入すれば、片付け問題も解決する?

共働きのわが家は、なかなか部屋の片付けをする時間が取れない。しかも、室内でミニチュアダックスを2匹飼っているので、掃除機をかけても抜け毛がなかなか取れないのだ。「どうにかしたい。でもどうすればいいかわからない」と諦めてしまったら、掃除をする回数も減っていた。

この悪循環を断つ方法はないものか。

「正しく家電を選べば、部屋は片付きます」

そうアドバイスしてくれたのは、家電コーディネーターの戸井田園子さん。ドラマで使う家電製品の監修なども行う(ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』も担当)彼女によると「正しい家電を選ぶことが、家電上手になる近道」だという。

でも、部屋が片付く家電なんてあるのだろうか。

ペットがいる家庭なら、ブラーバ・ジェット一択!

「今までの生活スタイルを変えずに部屋を片付けるには、ロボット掃除機が必要です。キャニスターやスティック掃除機の場合、掃除機にスイッチを入れた後、自分で掃除をしなければなりません。でもロボット掃除機なら、スイッチを入れるだけですから」

なるほど。と、いったんは思ったが、すぐそれは掃除であって片付けではない、と思い直した。ルンバだって、床の上にある荷物を棚に整理してくれるわけではないだろう。

「いえ、それでいいんです。ロボット掃除機を導入してみれば、片付け問題も解決するのです」

理由はよくわからないが、戸井田さんは自信満々の様子。実際に使ってみなければ、わからないことなのかもしれない。この謎は、いったん保留しておくことにする。

もうひとつ、気になることがある。わが家では二匹のミニチュアダックスを飼っていて、特にロングのほうはよく毛が抜ける。掃除機をかけても、なかなか取り切れないのだ。

「だったら『Braava Jet』(ブラーバ・ジェット)がオススメです」

ブラーバ・ジェットはルンバと同じアイロボット社が開発したロボット掃除機。ただしルンバとはタイプが違うという。

「ブラーバ・ジェットは、ゴミを吸い込むタイプの掃除機ではなく、雑巾で拭き掃除するタイプの掃除機。床にジェットスプレーを吹き付け、汚れを浮かび上がらせた後、それを拭き取る仕組みです。だから普通の掃除機だと吸い込めないペットの毛も、ブラーバ・ジェットならきれいに掃除します」

さらに他のロボット掃除機より本体サイズが小さいため、掃除している時も邪魔にならないという。価格も3万2270円(アイロボットストア価格:税込み)と、同社のルンバに比べれば安価だ。

戸井田さんのアドバイスを信じ、実際に使ってみることにした。

ルンバのノウハウを継承した拭き掃除専用のロボット

ブラーバ・ジェットで掃除するには、まずクリーニングパッドを本体に装着する。フローリングワイパーの要領だ。

クリーニングパッドにはいくつか種類がある。使い捨てパッドは3種類。ひどい汚れを落とす「ウェットモップパッド」、日常的な汚れを落とす「ダンプスウィープパッド」、ホコリやペットの毛をから拭きする「ドライスウィープパッド」だ。そのほか、最大50回洗濯できるクリーニングパッドもある。

最初に汚れをしっかりと落とす「ウェットモップパッド」を試してみる。ブラーバ・ジェットにウェットモップパッドを装着し、本体に水を入れたら準備完了。スイッチを押すと静かに動き出した。

プシューッと水を噴き出した後、パッドで拭きながら掃除していく。想像していたより、音は静かだ。いつもは掃除機の音で逃げ出すミニチュアダックスたちも、あまり気にしていない様子だった。

ブラーバ・ジェットの動きを見ていると、どんなルールで動いているのかがわかってくる。壁やラグなどの障害物があると、障害物の縁に沿うように移動するか、いったんバックして障害物を回避する。

水を噴き出すタイミングは、前に進んだ後、いったんうしろに下がってから。前方に何もないことを確認してから水を噴き出し、それから再び前に進む。そのため障害物に対して水を噴き付けることはない。

動き始めた当初は机や椅子の脚によくぶつかっていたが、しばらくすると、あまりぶつからなくなった。段差がある場所は、上手に回避して動く。戸井田さんによると、「この一連の動きには、ルンバで培ったノウハウが生かされている」という。

掃除が終わった後でクリーニングパッドを確認すると、黒い汚れがビッシリとついていた。

時間はかかるが、ワックスをかけたような仕上がりに満足

ブラーバ・ジェットが廊下を掃除しているとき、洗面所のドアを開けっ放しにしていたら、洗面所に移動して掃除を始めた。開口部があって段差がなければ、自動的に移動するようだ。ただし、一度にカバーできる広さは最大15畳だという。廊下と洗面所程度であれば問題ないが、別の部屋を掃除したいときは、持ち運んで新たにスタートしたほうがいいようだ。本体が1.2kgと軽く、ハンドルもついているので、持ち運びは苦にならなかった。

初めて8畳のフローリングを掃除したとき、かかった時間は1時間程度。拭き掃除が終わった部屋の床は、ワックスを掛けたようにピカピカに仕上がっている。試しに素足で歩いてみたが、さっぱりして気持ちがいい。

ただ数日間使っていると、いくつか課題もあることがわかった。ペットの毛やホコリもきれいに拭き上げるが、これらが部屋の一カ所にまとまって残ることがあったのだ。そのときは、「ドライスウィープパッド」でから拭きするか、まとまったゴミをスティック掃除機で吸い込む必要がある。

カーペットや畳には使えないという点も悩ましい。我が家にはカーペットが敷き詰められている部屋があるので、そこだけは掃除機を使わなければならなかった。

ロボット掃除機で部屋が片付く理由は「男のサガ」

しばらく使っているうちに、戸井田さんが言っていた「部屋も片付く」という言葉の意味がわかってきた。

ブラーバ・ジェットはコンパクトなので、ベッドや机の下も掃除できる。しかし、家電の電源ケーブルには引っかかってしまうのだ。

そのため、ブラーバ・ジェットを導入してから数日は後ろをついて歩き、障害物があれば取り除いたり、ケーブルをまとめたりと忙しかった。そんなことを続けているうちに、部屋のなかはスッキリと片付いていた。

そのことを伝えると、戸井田さんは「ほらね」とニコリ。「掃除をしているロボット掃除機を見ていると、障害物があるとそこで止まり、方向を変えます。この動きにイラッとしたら、片付けずにはいられなくなる。問題があれば解決しようとするのは、いわば男のサガ(笑)。このサガを利用して、部屋を片付けるという作戦です」

男のサガ。確かにブラーバ・ジェットで掃除をしている間、とても楽しかったのは事実。この気持ちはなんだろうと考えて思い出したのは、子どもの頃にプラレールで遊んでいたこと。「ここをこうすると、うまく走るかな」とレールを組み替えていた、あのワクワクに似ているのだ。

これまで「家事」に対して苦手意識を持っていたが、こんなふうに楽しみながらやれるのであれば、家事の分担も意外に簡単に乗り越えられるんじゃないかという気もしてきた。

家事が苦手な男性は、リセット家事から始めよう

ちなみに戸井田さんによれば、家事には男性に向いている家事と女性に向いている家事があるという。

「家事には『リセット家事』と『プラス家事』の2種類があります」

「リセット家事」とは、汚れたり散らかったりした状態を、元の状態に戻す家事のこと。掃除や片付け、洗濯、食器洗いなどがリセット家事に当たる。一方、「プラス家事」とは、何もないところから作り上げていく家事。料理や育児などがプラス家事になる。

「プラス家事は、不慣れな人にはゴールが見えないのでハードルが高い。元のきれいな状態に戻れば完成というリセット家事は、ゴールが見えやすいので、家事に不慣れな男性にも向いています」

もちろんプラス家事が得意な男性がいるだろうし、リセット家事に楽しさを見いだす女性もいるだろう。それぞれに向いている家事は何かを見極め、正しい家電を選ぶことが大切ということだ。

(文 秋葉けんた)

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