プレゼンに便利 複数端末でモニターを無線共有
会議やプレゼンで複数の参加者がノートパソコンやタブレットを持ち込み、1台のディスプレーに代わる代わる接続して説明することがある。このときに面倒なのがケーブルのつなぎ替えだ。手間や時間がかかるし、表示のトラブルが起きることも多い。
NECディスプレイソリューションズの「マルチプレゼンタースティック」は、この接続を無線LAN経由にできる機器。1台のディスプレーに複数の端末を無線接続して、画面をワンタッチで切り替えて表示したり、画面を分割して複数の画面を並べて表示したりできる。対応する端末はウィンドウズのほかアンドロイド、マックOS、iOS搭載機器。異なるOSの端末を同時に接続できる。
ディスプレーに表示されたほかの端末の画面を自分の端末に表示してメモを書き込んで保存する機能や、マルチプレゼンタースティックの内部ストレージにファイルをアップロードして参加者に配布する機能も備える。
本体はスティックPCのようなコンパクトな形状で持ち運びも簡単。接続設定は端末側で専用アプリを起動して、ディスプレー側に表示されるPINコードを入力するだけ。ディスプレイのほか、テレビやプロジェクターなどHDMI入力端子を備えた映像機器に取り付けることができる。社内はもちろん社外での打ち合わせに使う用途にも向いている。
(ライター 湯浅英夫)
[日経トレンディネット 2017年2月24日付の記事を再構成]
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