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桜が似合う姫路城 ロケ地満載・神秘のパワスポを巡る 水津陽子のちょっとディープ旅

2017/3/28

保存修理工事を経て、自然な美しさを取り戻した国宝「姫路城」。93年に世界文化遺産に登録。大天守に満開の桜が映える(画像提供:姫路市)

 桜の季節を迎えました。全国各所に桜の名所はありますが、桜の花が映えるお城といえばやはり、純白の国宝・姫路城ではないでしょうか。「日本さくら名所100選」の一つにも数えられる姫路城は、保存修理工事で生まれ変わった大天守を約1800本の桜の回廊が彩ります。姫路には、ハリウッド映画「ラストサムライ」のロケ地にもなった神秘のパワースポット「書寫山圓教寺(しょしゃさんえんぎょうじ)」もあります。国宝の城と桜、そして知られざる聖地。ベストシーズンの旅に出かけました。

■最高にフォトジェニックな城と桜

 1609(慶長14)年に建築された姫路城の大天守は、6年にわたる保存修理工事を終えて2015年3月に公開が再開されました。当初は「白すぎる」という声もありましたが現在では色合いもなじみ、優雅な姿は見る人を魅了します。この季節、お城やお堀の周りはソメイヨシノをはじめ八重桜、枝垂れ桜などが咲き乱れ、管弦とともに桜を楽しむ「姫路城観桜会」など風雅なイベントも多数開催されます。

 普段は入れない夜の姫路城西の丸庭園を無料開放する「姫路城夜桜会」など、大天守の周りだけでなく、内堀や中堀など、ライトアップされた桜とお城が織りなす幻想的な姿があちこちで堪能できます。

 中でも一番のフォトジェニックなスポットは、動物園正面入口からまっすぐ進むと見えてくる赤い橋「城見橋」。戦国時代きってのプリンセス、千姫ゆかりの地には花の名所も多く、「千姫ぼたん園」では約2000株の大輪の花が咲き誇り、化粧櫓や長局を見上げる水辺の散歩道「千姫の小径」では初夏、美しい菖蒲が見られます。

姫路城の内堀や中堀にも桜が咲き乱れる。姫路城全体を西の丸まで見渡して撮影できる「イーグレひめじ展望台」からの眺望(画像提供:姫路市)

 姫路市作製の「姫路城さくらの大回廊ルートマップ」には6つのおススメコースが紹介されており、ワンコイン100円の「観光ループバス」ではお堀の周りを約10分ほどで巡ることもできます。一日券300円を利用すれば何度も乗り降り可能で、点在する名所や人気の撮影スポットを巡ることができ、駅とお城の行き来も楽ちんです。

 ちなみに、姫路城は外国人観光客にも大人気で、桜の季節は混雑が予想されます。入城(有料)が規制される場合もありますが、混雑状況はウェブサイト「国宝姫路城大入り実況」で確認できます(姫路公園は無料、出入りは自由です)。

■知られざるパワースポット、実はロケ地銀座

「西の比叡山」と呼ばれる、西国三十三霊場第27番札所「書寫山圓教寺」。写真は常行堂からの眺め。前にあるのが大講堂、向かって左が食堂(じきどう)(画像提供:姫路市)

 姫路市の郊外、JR姫路駅から約8キロメートルのところにある書寫山圓教寺は、966年、性上上人(しょうくうしょうにん)が開山した「西の比叡山」の異名を持つ天台宗のお寺です。2003年公開のハリウッド映画「ラストサムライ」や2014年のNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」など、話題の映画やドラマのロケ地としても注目を集めています。

 しかし、その存在を知る人はまだごく一部。その神秘的な世界をご紹介しましょう。

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