トラベル

クローズアップ

肉と焼酎が最高 ふるさと納税全国一の街 宮崎県都城市

2017/3/31

南九州の霧島山系 高千穂牧場などもある

 何かと話題のふるさと納税。最も多く寄付を集めた都市をご存知だろうか。それは宮崎県都城市。肉と焼酎と霧島山系の大自然が自慢の街だ。2015年度、都城市が集めたふるさと納税の寄付額は42億3100万円で、全国1位になった。16年度も上半期の集計でトップを守っている。人気のお礼商品はともに生産額日本一を誇る焼酎と肉だ。牛、豚、鶏そろって生産日本一だと聞けば、ぜひ現地で食べてみたいし、焼酎の蔵元も訪ねてみたい。

■薩摩藩の流れをくんだ焼酎生産

 都城市は宮崎県の最南端に位置し、鹿児島県と境を接している。江戸時代は島津藩の配下にあり、今も文化圏は完全に鹿児島だという。焼酎は江戸時代、琉球王国と密貿易をしていた薩摩藩から広がった。都城の焼酎生産も薩摩藩の流れをくんだものだ。周囲を雄大な霧島山系に囲まれ、その伏流水が都城の大地を潤す。焼酎も肉も野菜や果物も、みんな高千穂峰など霧島山系のもたらす山の幸に他ならない。

 都城には現在、4軒の焼酎酒蔵がある。最も大きいのは今や全国区になった霧島酒造だ。生産額日本一になったこともあり、都城市内での販売シェアは90%を超える。

■2代目はエンジニア出身

大手焼酎メーカーとして知られる霧島酒造

 創業は1916年、昨年100周年を迎えた。2代目社長がエンジニア出身で、伝承されていた杜氏(とうじ)の技術をデータ化、機械化し、蒸留機を独自に開発した。1日あたり80トンのサツマイモと16トン分の米麹(こうじ)から、一升瓶4万本分の焼酎を生産している。工場見学者は年間6万人、専用のガイドが丁寧に説明してくれる。

 霧島ブランドの焼酎では黒霧島、白霧島が有名だが、現地に行くと茜霧島、金霧島といった珍しいラベルも目にする。試飲させてもらえるのだが、酒が強くない筆者は、あまり違いがわからず、豚に真珠状態だったのが残念だ。

トラベル新着記事