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花見に合う日本ワイン7選 予算3000円で花蜜の香り

2017/3/25

PIXTA

 近年ますますおいしくなり、ブームも定着しつつある日本ワイン。日本ワインは国産のぶどうを100%使用し、日本で醸造したワインのことで、輸入した果汁で造ったワインも含む「国産ワイン」と明確に区別するために名付けられた。「日本ワイン」の名称が広がるのと同時に、品質もどんどん向上している。

 お花見シーズンのお供には、和食にも合わせやすく和の風情たっぷりの日本ワインを選ぶのが粋だ。グラスにこだわるのが難しい外飲みの場では、気軽に楽しめることも重要。今回は3000円以下の、コストパフォーマンスに優れたおいしい日本ワインを7種厳選して紹介する。

■京都発、風味たっぷりの微発泡にごりワイン

てぐみデラウェア(左)とてぐみマスカット・ベーリーA(右)

 和食に合うワインづくりを追求し、京都の料亭からもラブコールが多いという丹波ワインは、みやびなひとときを彩るにはぴったりのワインだ。発酵途中のワインをそのまま生詰めした微発泡にごりワイン「てぐみ」は、酸化防止剤をいっさい使用せず無ろ過のため外観はにごっているが、このにごりが独特の風味と旨味(うまみ)を生みだすのだ。クラフトビールのようなニュアンスもあり、難しいことなしにビール感覚でぐいぐいいける。ワインをふだん飲まない方にもおすすめだ。ビール同様、振ると吹きだす可能性があるので、できるだけ振動をくわえず、しっかり冷やして飲みたい。

 ラベルのデザインは、発酵中のタンクで湧きあがる泡模様、グラスに注いだときに弾ける細やかな泡をイメージしたもの。キャップシールがわりの和紙に描かれた柄杓(ひしゃく)の模様は、1本1本手作業で瓶詰していた「手汲み(てぐみ)」の証。日本ならではの、はんなりしたワインは、花見の風情をさらに引き立ててくれるだろう。白、ロゼの2種類があり、「白は野菜の煮ものに、特にロゼはタケノコや根菜と合います」と営業担当の方が教えてくれたが、和食系の花見のつまみなら何でも合うに違いない。「とりあえずビール!」ではなく「とりあえず日本のスパークリングワイン!」なんて、思わず参加したくなる宴(うたげ)だ。

▼丹波ワイン てぐみデラウェア 
販売元:丹波ワイン TEL0771-82-2002 
希望小売価格:1500円(税抜き) 
公式オンラインショップ[注2] http://www.tambawine.com/
▼丹波ワイン てぐみマスカット・ベーリーA 
輸入元:同上 
希望小売価格:1500円(税抜き)

■130年続く老舗ワイナリーのクラシックな味わい

那須ワインの渡辺嘉也(わたなべ・よしなり)さん

 ワインというこじゃれた呼び名より、昔ながらの「葡萄酒」という言葉が似合う。栃木県の一大観光地、那須塩原にある那須ワインは、知る人ぞ知る老舗ワイナリー。歴史は約130年前、明治初期までさかのぼる。4代目当主の渡辺嘉也(わたなべ・よしなり)さんはボルドーの有名シャトーで修行をつんだ辣腕醸造家。帰国後、現地で得た技術を那須塩原の地に応用し、「これが日本のワイン?」と驚くような高品質なワインをつくっている。

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