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海を渡った日本の即席麺 世界のインスタントラーメン

ラーメン(8)

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NIKKEI STYLE

年末のあるパーティーでHリエモンと顔を合わせた。彼は久留米大附設高校の出身。私は同じ久留米の某県立高校の卒業生である。彼が一人になったタイミングを見計らって話しかけた。

「Hリエさんは附設を出ておられますよね」

「はい、そうですが」

「実は私、M善なんです」

「ああ、M善ですか」

「附設は男子校でしょ? M善は共学だったのでM善にしたんです」

「附設も共学になるんですよ」

「ええっ、それはキョウガクの事実ですね」

と強力なのを放ったつもりだったのだが、Hリエモンはニコリともせずあっちに行っちゃったのだった。「へんなオヤジ」と思われたようである。

デスク同感 へんなオヤジ。

では本題のラーメン。香港の食堂を席巻するN清食品のD前一丁について現地報告を含めたくさんのメールをいただいた。その中から。

ご意見我が家は趣味でインスタントラーメンの袋を集めているのですが、コレクションには当然、香港の出前一丁も多数あります(ここ1、2年ならほぼ全種!)。現在香港の出前一丁シリーズは多数ありまして

普通のインスタント麺(味は日本で売ってるノーマル味以外も多数あり)
日式麺(うどんやとんこつラーメンなど、味付けも日本風)
アジア味麺(麺は普通のインスタント麺だがスープがトムヤムなどのアジア風)
鶏蛋麺(卵つなぎの麺...らしいが普通の麺と大差なし)
棒ラーメン(マルタイのような出前一丁、味は日本ラーメン風)
具つきラーメン(レトルトの具がついている)
米粉・米線(ビーフン、出前一丁のシリーズはすべて汁ビーフンでした)
おこちゃまラーメン(煮てよしかじってよしのおやつ麺)
中華生麺(ノンフライ麺、香港の麺粥屋でおなじみのゴワゴワした麺)
ソースマカロニ(ホワイトソース味などの粉末ソースで味をつけるマカロニ)
マカロニスープ(茶餐廳と呼ばれる喫茶兼大衆食堂ではインスタントラーメンと並んで香港人がフツーに頼む朝食メニューでもあります)

などの系統がありました。
 テレビでは日本と同じあのメロディーで「あ~らよ、ちょんちんやっでぃん(出前一丁)~」というCMを流していたこともあったそうです。
 屋台や街の小売店などでは文房具や衣類・生活雑貨などのあらゆる「非公式出前一丁グッズ」を目にすることができます。キャラとしても人気があるんですね。ちなみに香港では出前坊やは「清仔」といいます(大上さん)

大上さんはラーメンの袋のコレクションをHPで公開しておられる。「ラーメン袋が好きなんです」で検索していただきたい。膨大なコレクションである。香港で九州人の目を盗んで販売されているチャンポンの数々に、私は落涙を禁じ得なかった。

大上さんチでは毎日1食はラーメンだとか。

私が前回、せっかく商品名をデジタル暗号化したのに完全に解読されてしまった。

デスク苦笑 分かるって、誰でも。

オーストラリアから。

ご意見当地では、というより私の居住いたす田舎ではラーメンなんかほしかったら自分で作るしかない。じゃァ、そこらの毛むくじゃらの(本当なんだってバ、中には毛に覆われて下の皮膚が見えない人だっているんだから)のオージーはラーメンなんて食ったことないかといえばこれまた大はずれ。
 ためしに近所のスーパー行ってご覧なさい。D前一丁から韓国製『辛』らーめん、タイ産にマレーシア産、棚にわさわさ積んであります。
 わたし? 私は70キロはなれた中国スーパーで買ってきた生麺と煮干(マレーシア産、頭も中骨もとってある優れもの)と昆布と鶏がらスープの素で自家製ですわ。ちなみにこの鶏がらスープの素はタイ産で日本の値段と比べたらウソみたいに安い。キロ700円ぐらいかな(オーストラリアのさんさん)

ドイツから。

ご意見 N社のD前ー丁のコトが書かれていましたが、ここ欧州でもやはりN社が強くローカルのショッピングセンターの店頭で普通に販売されています。パッケージの裏側には英語、フランス語、ドイツ語、オランダ語、スペイン語、イタリア語で説明書きがあり、ほぼ西欧州を独占しているかのようです。ただ自分のような貧乏駐在員にはローカルの価格で日本と同じ味が楽しめるので非常に助かっています。
 ちなみに日本食材店で売られている日本からの輸入ものラーメンは日本の2倍~3倍くらいです(貧乏駐在員さん)

世界中であの坊やが活躍している。袋麺を彼の地の人々がどのように料理しているのか知りたいものである。

インドのラーメン事情。

ご意見以前スリランカに赴任してまして、マギー製品やネスカフェを作っている会社でスリランカ国内の飲料のマーケティングを担当していました。インドと同様スリランカでも「汁なし麺」なのですが、作り方は麺がかぶるくらいの水でゆでて、その中にスープの素を入れる、と至極簡単。
 汁なし麺になる理由は、スリランカでは日本のように舌をやけどしそうなアツアツのものは食べないらしく、時間をおいてから食べるのでスープを吸って伸びきった麺になる、と言う訳です。
 あとびっくりしたのは、インスタントヌードルは結構子供が学校へもっていくお弁当に活躍しているらしく、朝お母さんがヌードルを作り、お弁当箱に入れてお昼に伸びきったのをランチとして食べる…という、「麺はコシが命!」の日本人の私には理解しがたいことがありました。インスタントヌードルのお弁当は都会の子だけらしいです。ちなみにいちど日本へ帰国した際に買った日本の生麺のインスタントヌードル(カップ)をヌードルのマーケティング担当者にあげたことがあるのですが「麺が硬すぎる」と言われました(きんさん)

うーん、海外からのメールは超ドメスティックの私には興味が尽きないものばかりである。飛行機に乗らずに済むのなら行ってみたいものである。

さて、国内に目を戻そう。

カップ麺。富士山の麓から。

ご意見最近まで知らなかったがカップ麺「Kちゃんヌードル」は静岡県では発売当時からベストセラーだそうで、スーパーやコンビニでは定番商品です。某スーパーでは店内5メートルの壁一面に山積みした金ちゃんNードルがすぐになくなってしまいます。特にお年寄りが好んで買いにきますし、チラシの特売になると数量制限があるほど根強い定番商品です。
 金ちゃんヌーDルの製造元は徳島市(徳島製粉)なのにナゼ静岡が一番売れるのでしょうか? そういえばこの前、「うどん学会」で四国に行ったときに探しましたがありませんでした。地元の商品ですよね?
 静岡県富士宮市は「やきそば」ですが福井県小浜市は「焼き鯖」。一字違いで食の友好関係を結んでます。食の祭典で小浜市に行ったときに袋麺の「金ちゃんラーメン」を発見。聞いたら普通に売ってますとのこと。他の食べ物も富士宮的な味でしたし、何か見えないつながりがあるのでは(カップ麺も好きな富士宮やきそば学会IT推進担当、宮さん)

ここでも特定商品名は暗号化してあるので注意して読んでいただきたい。金ちゃん商品がなぜ静岡で突出して売れているのか、わからない。考えられるのは競合商品が浸透する前にすでに人気と評価を確立していたとか?

(特任編集委員 野瀬泰申)

[本稿は2000年11月から2010年3月まで掲載した「食べ物 新日本奇行」を基にしています]

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