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ご当地ラーメン 京都ドロドロ、笠岡鶏肉、インドは?

ラーメン(6)

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NIKKEI STYLE

ウニで有名な岩手県久慈からはカツラーメン、茨城からは石焼きラーメンが登場した。さらには、名古屋からラーメンようかんまで。

ご当地ラーメンは、その町が本来持つイメージとは必ずしも一致しないものが多々あるようである。

京都どす。

ご意見 京都のラーメンは、決して「ダシ味あっさり」ではありません。基本は鶏の骨髄、ポタージュスープも裸足で逃げ出すほどの「こってり」、それ単体でおかずになるくらいの濃厚さなのです。繰り返します。鶏ガラではありません。鶏の「骨髄」、言うなれば鶏髄です…ちなみに京都周辺は「かしわ屋」として、鶏肉専門の店(他地域では精肉店が兼任)があるくらいの「鶏重点地区」だったりします。京風ラーメンの発祥も、この辺りに起源があるのかも知れません(防人%サブマシンさん)
ご意見 いけずな京女43歳さんのご指摘どおり京都はラーメンの激戦区です。「イケメン・ツアー」主催者の澤田@ケメコはうす主さんに代わり「京都のラーメン」について一言。
「京都のラーメン」は(1)背脂しょうゆ系(2)しょうゆ系(3)濃厚しょうゆ系(4)鶏ガラドロドロ系に分類できます。いずれも京料理の"うす味"をイメージすると怪我をする、こってり系のラーメンです。
 そして(5)その他新興勢力として、他地域チェーン店の進出やWスープの躍進が見受けられます。まさに戦国時代。おそらく天下統一はないでしょう。
 特にここ数年、「超濃厚系」のラーメン屋さんが目立ちます。豚骨をベースとした"超こってり濃厚スープ"。今後ますます増加するのではないでしょうか。
 まさに京都のラーメンは、うす味文化のアンチテーゼとして存在しています(京都イケメン隊隊長)

期せずして2通いただいた。鶏髄も鶏ガラを煮て取り出すのだろうから、両者は同義と解釈したい。髄には核酸が含まれ独特のうまみがある。とんこつラーメンも核酸が重要な要素。

デスクううむ 京都のどろどろスープって"ラーメンカルボナーラ"って感じですよね。

大阪でっせ。

ご意見 チャルメラを吹き鳴らして来る夜泣きそば屋はどこへ行ったんでしょうか? 人力での引き売り屋台はもちろん、軽トラックの夜泣きソバでさえこの数年は見かけません。
 そんなことを思いながら「春駒」の暖簾を掛けた引き売り屋台がたむろしていた新今宮に探しに行ってみましたが、残念ながら空振り。実は昭和40年代初めまで、わたしが住まいする阿倍野区の常盤地区には、夜泣きそば屋の屋台が立ち並んだ一角があったのです。下校時には仕込みのネギを刻んだり、ザリガニを湯がいたりを覗き込んだものです。夕方になるとそれぞれの縄張りに散っていったんでしょうね。
 20時前後になると必ずチャルメラを響かせてやってきます。幼い弟たちは「ピピピのおじちゃんが来たで、連れてかれるよ」と大人達に脅かされて寝間に潜り込んだものです。
 鮮明な記憶ではないのですが、薄い焼き豚2枚と鳴門1枚に、ネギとメンマがのったしょうゆラーメンだったと思います。
 画像は、近所で評判の店の中華そばセットと味噌ラーメンです。うまみ調味料を一切使わず、野菜も有機栽培ものです。
 京都が発祥で30店舗、大阪で80店舗ほどの老舗の大衆食堂グループの一軒で食べた中華そばの画像と、なんばウォークにあるラーメン専門店の塩ラーメンと炙り味噌ラーメンの画像も添えておきます(豊下製菓の豊下さん)

あのお、ザリガニをどうしたんですか? 中華そばのトッピング? それとも酒のあて?

岡山じゃけん。いや関西も。

ご意見 尾道ラーメンに続けて全国区を狙う(?)笠岡ラーメン! 地元ではラーメン店を巡るツアーまで組まれたと聞きます。肝心の具は「煮鶏」です。豚ではありません。鶏です。スープも鶏であっさりしてます。尾道の背脂系とは隣近所なのにずいぶん違います。
 実家の関西に帰ってラーメン屋を巡って来ました。関西ではナルトの出現率が低いように感じます。私は神戸~大阪~奈良~和歌山と食べ歩きましたが、大阪ではナルト混入率が数%以下のようです。
 和歌山ではナルトかカマボコが必ず入るのに、神戸~大阪ではナルトに冷たい…なんで??? で、写真下左は神戸のナルトなし。写真下右は大阪では珍しいナルト入りのラーメン。
 そう言えば徳島もナルトの渦に近い割りにはナルトが入ってなかったなあ…なんでだろう???(尾道の原さん)

吉川英治の出世作となった「鳴門秘帖」はラーメンにのせるナルトを巡る謎を追ったものなんかではない。

でも面白いかも、あなたの町のラーメンにはナルトがのっていますか? 九州は全滅しそう。

久留米のチャンポンの親せき。ちゃんどん報告を催促したら…。

ご意見 久留米のちゃんどんは、ありていに言えば「ちゃんぽんの肉抜き」である。なんだ?と馬鹿にしてはならぬ。たっぷりの半ゆで野菜炒めと麺。コショウとソースを美しくふりかけて食す。ああ、この味ときたら…もう。
 体感せねばわからぬ「食」を活字で表そうというもどかしさ。
 久留米には「全日本ちゃんどん道協会本部」がある。会員数は正式には2名。会長と事務局長である。そうだ!2名だ。文句あるか?
 しかし、隠れ会員は久留米市の人口にも匹敵するのではないかという(主催者側発表)ほど多い。
 人気の秘密。壱 ヘルシー=肉がない、野菜たっぷり。弐 値段=430円(ちなみにちゃんぽん480円)。参 ボリューム=女性や年配ならやっと完食が普通など。
 あっさりしているのに野菜エキスが豊かなハーモニーを奏でるのだ。麺はいわゆるちゃんぽん麺。
 淡雪のようにかける白コショウと香り高いのに安いウスターソースをミストシャワーのように浴びせる。このかけ方が完璧に出来れば「ちゃんどん道認定基準」の三段がやっと授与される。そう、協会が認定するちゃんどんに対する「知識」「技術」「熱意」「交流」の各ランクで段位認定書があるのだ。まいったか!?(えぐぢぃさん)

なかとは肉だけ? ゲソはあるとね? カマボコはおると? アサリは? 薩摩揚げは? ソースばミストシャワーのごつかけると? 打たせ湯のごつかけたらがらるっと?

「がらるっと?」は「怒られるの?」の意味だったと記憶しているが間違っていたらごめん。

こんな所にもラーメンが。

ご意見 ラーメンで一番びっくりしたのは、インドの北部、ヒンドゥの聖地であり、ガンジス川の源流であるガンゴトリに向かう途中のことです。ヒマラヤの高度3000メートルに近い場所にある茶店に食事しようと入ったところ「ラーメンしかない」と言われました。
 かなり寒かったので、「ラーメンが食べられるなんて結構じゃないか」と全員注文。ところが待てど暮らせどラーメンは出てこない。心配になって裏の厨房を覗きにゆくと、男たちが地べたにしゃがんで、かまどの大鍋をかき回しています。床にはインスタントラーメンの袋が…。
 よく見るとすっかり水分は飛んでおり、焼きそばのようになってしまっていました。言葉を失い、席に戻り、静かに待っていると、皿に盛られた焼きそば風のねっとりして麺のブチ切れになったラーメンが運ばれてきました。刻み込まれたトマトの赤が黄色い麺に映えた自信作という風情です。それを無言で食べ、チャイを1杯飲み干すころには、すっかり異国情緒に包まれていました。
 後にインドの即席麺の袋をよくよく眺めると、やはり汁気のない麺が皿に盛られた写真が載っていました。ある意味正しい調理法で供してくれたことが判明し、少しは心も晴れました(小島潤子さん)

島野さんから各地のラーメン総まくりメールをいただいた。山形の佐藤だけっすさんからもデータ分析メールが届いている。ミルフォードさんからのメールも預かったまま。ああどうしよう。

(特任編集委員 野瀬泰申)

[本稿は2000年11月から2010年3月まで掲載した「食べ物 新日本奇行」を基にしています]

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