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これぞ世界最高峰のおもてなし 全室スイートの船旅 客船クルーズのススメ(2)

2017/3/27

島全体が世界遺産のイビサ島(スペイン)に停泊する客船「シルバー・スピリット」

 その手厚いホスピタリティーから、シルバーシー・クルーズの運営する客船は「世界最高峰」とされる。クルーズ船の大型化が進むなか、あえて1万6800~3万6000トンと小ぶりなサイズにとどめ、その分、質の高いサービスを展開。乗船客1.3人に対してスタッフ1人を配し、「ノーと言わない」をモットーにゲストを迎えている。同社の客船「シルバー・スピリット」に乗り、約540人の乗船客とともに、ポルトガル・リスボンからスペイン・バルセロナまで、7つの寄港地をめぐった。

■部屋ごもりしたくなる最高のリラックス空間

 シルバー・スピリットの客室は、全室がスイートルーム。自分の客室に入ると、花の色と香りが迎えてくれた。新しいクルーズが始まると、コチョウランなどの生花を客室にしつらえて、乗船客の緊張をほぐしてくれるのだ。どの部屋もオーシャンビューなので、青い海を眺めながらのんびり過ごすのも気持ちいい。

ゆったりとした客室。客室は6つのグレードに分かれており、130平方メートルを超すグランド・スイートルームもある

 大理石張りの格調高いバスルームには、足をのばしてゆったりとくつろげるバスタブを完備。客室のアメニティーグッズは、「ブルガリ」「サルヴァトーレ・フェラガモ」「サバメッド」のいずれかから選ぶことができる。寝室にはヨーロッパ各国の王室御用達ブランド「プラテージ」のベッドリネンを採用。また、パソコンを持ち込めば客室でインターネットが楽しめるなど、長旅にうれしい配慮がいたるところにちりばめられている。

 24時間対応のルームサービスで料理を取り寄せれば、客室が自分だけの洋上レストランに早変わり。きめ細かなテーブルセッティングに加え、好みに応じて料理に細かい調整を利かせてもらえるのがうれしい。

 おすすめなのがバトラー(執事)サービスを活用すること。「アイスペールに氷を入れて持ってきて」といったお願いも、すぐにかなえてもらえるほか、乗船後のスーツケースの荷ほどきからクローゼットの片づけ、ディナーに向けた靴の手入れなど、行き届いたサービスを享受できる。

部屋でゆっくりとくつろぎたいときは、ルームサービスで食事を頼むのがおすすめ
大理石張りのラグジュアリーなバスルーム。高級ブランドのアメニティーグッズも魅力(写真右手の棚にあるバスアメニティーは、グランド・スイートルーム用)

■チップや食事などの支払いにわずらわされない「オールインクルーシブ」

 外国航路の高級客船というと、日本人にとってはチップが悩みの種。しかし、この船ではチップやレストランの食事代などをクルーズ代金に含めた「オールインクルーシブ制」を採用。面倒なチップ計算や支払いにわずらわされることがない。バーの料金もクルーズ代金に含まれているので、気がねなく飲んで食べて、のびのびとくつろいだ時間を過ごすことができるのだ。また、船内にはジムやスパ、図書館なども完備している。

 食事は、客船クルーズの大きな楽しみだ。各社の客船は、それぞれ趣向を凝らした料理を提供してけんを競っている。そのなかでも、シルバーシー・クルーズの客船は別格といえるだろう。世界的な権威があるホテルとグルメの会員組織、「ルレ・エ・シャトー」に認定されたレストランがあるのだ。

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