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ご当地ラーメン、各地各様 甘い徳島、冬も冷やす山形

ラーメン(1)

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NIKKEI STYLE

今回からラーメンである。テーマが茫洋としているので、どうなるかと思っていたらこうなった。

ご意見 昔、石川県の金沢市近郊の某町に住んでいたことがあります。そこへ神奈川から引っ越してしばらくして、隣町のラーメン屋に行ってみました。出てきたラーメンはごく普通でしたが、食べてみるとビックリ。甘いのです。
 これは「塩気が少ない」とか「薄味」とかで「甘い」のではなく、まんま「甘い」そのものなのです。そして、そのラーメン屋は次々にお客さんが来て、繁盛店のようでした。
 ちなみにワタクシ、ほかの土地では「甘いラーメン」には出合ってはおりませぬ(みなみ@神奈川さん)

いきなりこのようなメールが来てうれしい。私もかつて金沢に3年住んでいた。当時からラーメンのスープが甘めであると思っていたのだが、やはりそうであったか。で、その金沢というか北陸で超有名なのが…。

ご意見石川在住の私としては、ラーメンといえば何はなくとも「8番らーめん」! 私が通った自動車学校の近くに1号店(本店)がありまして、終日教習するときはいつも昼食はここで取ってたなぁ。
 まあ、石川(富山・福井もかな?)では「行ったことのない人はいない!」って言い切ってもいいくらいのチェーン店で、みんなこの味に舌が慣れてしまったおかげで、石川ではラーメンの名店が育たないという噂も…。
 極太の麺に炒め野菜がどっさり。味は醤油・味噌・塩に何年か前からとんこつも加わったけど、なじみ深いのは味噌だなぁ。
 あ、そうそう「8」の印が入ったカマボコが入ってるのも忘れちゃいけない(ちょ~じさん)

「8番ラーメン」には私も何度も行った。国道8号沿いにたくさん支店があったような気がする。ついに、とんこつが加わったそうだが、どんなとんこつだろう。余計な心配?

ご意見 たくあんの煮たやつ、当然石川県にも存在しております。で、たまに私も作るのですが、このときちょっと気になることがありました。使う調味料は醤油なのですが甘いのです!
 ラベルをみると石川・大野(江戸時代からの醤油5大産地のひとつと地元の人は言っております)の醤油で、ばっちり甘味料が入っておりました。周囲の人々は「東京の醤油は塩辛くて口に合わない。やはり醤油はこれだ」と申しております(どらねこさん)

そうなのである。石川の醤油は甘いのである。かつて富山県高岡市の醤油メーカーの方から「当地の醤油は甘い」とのメールをいただいたことがある。北陸の醤油は九州のそれとならんで甘いと考えていいだろう。基本調味料の醤油が甘いなら、その土地の味付け全体が甘くなるのは当然であろう。ラーメンスープも例外ではない。

大阪から金沢に赴任して初めて地元で有名な老舗うどん専門店に入ってびっくりしたことを思い出す。つゆは真っ黒で大阪の金色おだしに慣れた者には、それ自体が意表を突くものであった。さらに、つゆを飲んでみてまたまた驚いた。非常ーーーに甘かったのである。金沢では甘エビまで甘い。

スープが甘いラーメンといえば徳島ラーメンであろう。柔らかめの麺、チャーシューの代わりの甘く煮た豚肉、ぽとんと落とす生卵が徳島ラーメンの特徴である。さらにもうひとつの特徴が甘いスープ。新横浜ラーメン博物館がこのラーメンをご当地ラーメンと認定した際につけたキャッチフレーズは「めんでーれあまぽやーん」であった。

麺がでれーっとしていてスープが甘くぽやーんとした味、という意味である。ラーメンファンの中では「徳島のスープはすき焼きみたい」という感想も聞かれた。

デスク眉間にしわを寄せて うーん、辛いのはともかく甘いのは――。

甘いラーメン地帯は石川と徳島だけか。日本の甘味地帯である北海道、青森、秋田ではどうだろうか。

こっちでは甘くないのが流行っているらしい。どうして?

ご意見京都はご存知のようにラーメン激戦区。昔からの名店、新興勢力に全国各地の猛者が参戦し、戦国時代です。というわけで「京都のラーメン」の実態については、他の方にまかせますが、ここにきてじわじわと勢力を拡大しつつある一族があることだけ報告しておきます。
 その名も「赤い恋人(殺意?)・坦々麺」の一族。中国・四川から平安時代に渡来したと言われ(てないけど)、赤くしびれる濃厚なスープにとろけそうな麺が特徴です(いけずな京女43歳さん)

しばらく京都に行かない方がいいのだろうか。行くときはナースと一緒でないと危ないかも。

これ、どこのラーメン?

ご意見 麺が見えないほどワカメとキャベツ(だったと思う)がドッサリと海苔、さらに当地の名物であるサザエがぶつ切りでゴロゴロと! 嗚呼…大量にゴロゴロと! コメカミが痛くなるほどゴロゴロと!
 で、行ってきましたが…主役が数枚のアサリに変わってました。当然入りませんでした。
 もしかしたらと一縷の望みを握り締め橋を渡り、島の名前を冠したサザエの玉子とじ丼がある有名観光地まで足を伸ばしましたが、サンプルで見かける同類名のラーメンやシーフードラーメンは全く別物。意を決してサンプルのない店に入って注文してみましたが、普通の醤油ラーメンに大さじ一杯程度のシーフードミックスと10円玉大のサザエの薄片が2枚のってるような…コレで1000円も取るのかーっ!ってな物件でした。
 無駄な散財ついでにロマンスカーで帰ってる途中ですが、もう二度とあの界隈を訪れるコトはないでしょう(半ライス大盛りさん)
ご意見 尾道ラーメンは有名ですが、一部でうどん麺を用いた中華うどんが存在することは「ご当地めん(2)中華麺駅そば、てんぷらラーメン ご当地めんいろいろ」で紹介したとおりです。
 その中でも局地的に妙な具ののったラーメンがあります。尾道商店街にある平凡な麺処「みやち」です。ここは有名な尾道ラーメン系列ではなく一般的な「中華ソバ」ですが、噂の「中華うどん」も取り扱っております。
 で、それだけではなく…「天ぷら中華そば」「きつね中華そば」が存在します。具はネギ、シナチク、チャーシュー、そして甘いアゲ(あるいは、かき揚げ)が同居します。麺のボーダレスを体験したい方は「みやち」へGO!(尾道の原さん)

山形でえび天ラーメンと大根おろしラーメンを食べたが、尾道にも親せきがいたか。京都を素通りして尾道に行こうかな。

その山形では。

ご意見 冬でも名物の冷やしラーメン(氷がゴロゴロ浮いてるアレです)をやってるお店があると聞き山形へ。当日の天候は雪、予想最高気温は4℃! これではまるで罰ゲームのようですが、私にはある種の予測があったのです。寒いトコだけに室内は暖房が効いてるはず、と。
 結果から言うと大正解! 大変おいしゅうございました。写真は「元祖」の栄屋本店で食べた「冷やしワンタンメン」です。ちなみにチャーシューはかみ応えのある牛肉でした(再び半ライス大盛りさん)

冬に冷やしラーメンを食べるために、わざわざ山形へ? デスクみたい。

デスク踊りながら 日本全国、自腹でGO!

半ライス大盛りさんからはこのほかにも多数のメールをいただいている。仕事に支障をきたしていないか心配である。

(特任編集委員 野瀬泰申)

[本稿は2000年11月から2010年3月まで掲載した「食べ物 新日本奇行」を基にしています]

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