マネー研究所

七転び八起き

チャート分析、高値メド見極める

2017/3/20

 「日経ヴェリタス」創刊以来の名物コラム。毎回1人の個人投資家を取り上げ、その人の投資歴の泣き笑いを赤裸々に紹介しています。
 今回はボリ平さん(49) 専業投資家。何事にも負けず嫌い。趣味の釣りでは、仕掛けを自分で作るほどこだわる。

■2005年~

ボリ平さん チャートの形を頭に入れ、特徴を見極め

 自営業から会社勤めに変わった最初の健康診断で、病気が判明。「療養中でも稼げる」と考えて投資の世界に入った。初期投資額は10万円。当時はライブドアなど新興株が大にぎわい。投資の知識は無く、値動きが大きく株価が安い低位株を中心に売買する日々が続いた。

■06年~

 結局、株では収益をあげられず、思い悩んでいた頃に外国為替証拠金(FX)取引と出会った。当時人気だったのが、低金利通貨の円を売り高金利通貨を買う「円キャリートレード」だ。オーストラリアドルやトルコリラなど新興国通貨を買い、金利収入をコツコツ稼いだ。

■08年~

 リーマン・ショックで高金利通貨は急落した。逆張りで円売り・外貨買いを進めたが、下げ止まらず大きな損失に。一念発起してチャートの見方を勉強し、一目均衡表など複数のテクニカル分析を組み合わせて高値メドを見極め、円買い・外貨売りで相場に入る手法に変えた。当時は証拠金倍率(レバレッジ)に規制がなく、400倍のポジションでの取引も。

■13年~

 レバレッジ規制の導入で資金効率が悪くなり、超短期の相場の上げ下げを予測する「バイナリーオプション」を始めた。13年5月23日、突如株安が進み日経平均株価は1000円超の下げ。株安を受けて急激に円高が進み、オプションの損失が数百万円に。オプションの怖さを知った。ただアベノミクスによる円安進行では高値メドを見つけて円買い・ドル売り注文を入れる手法が奏功した。

■16年~

 最近は仮想通貨「ビットコイン」の取引が中心だ。昨年半ば、今後送金などの需要が高まると見込んで3万円台で買いを入れた。上昇が続き、昨年末に13万円台で利益を確定した。取引所間の価格差を見つけて売買する「裁定取引」にも取り組み、着実に収益を積み上げている。

[日経ヴェリタス2017年3月12日付]

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