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次世代リーダーの転職学

転職者300万人超えの真実 「35歳の壁」は崩れたか? ミドル世代専門転職コンサルタント 黒田真行

2017/3/17

 3月13日にリクルートワークス研究所が発表した「雇用の現状」(2017年3月号)では、「就業者数は6470万人、前年同月と比べ46万人の増加。49カ月連続の増加」と、引き続き好調な雇用市場動向となっています。振り子はいつか必ず戻るとすると、この状況が逆回転する日はそう遠くないかもしれません。

 35歳以上の転職では、業界や職種、あるいは現在の年収や役職ポジションなどの基本属性に加えて、年齢、過去の転職回数、地域間のギャップなども、実際の転職の難易度に大きな影響を及ぼします。また、産業構造で今後減少していく仕事や、逆に成長が予測される業界などの栄枯盛衰は続いていくでしょう。一方で過去に積み上げてきたキャリアなど、愛着がある仕事や自分ならではの「モチベーションの源泉」も大切です。

 自分自身の現在の力量や今後の伸びしろも含めて、新聞やニュースで見るマクロの情報や、ミクロの情報(身近な知り合いの事例や情報)のどちらにも振り回されずに、ぜひ自身の行く末をしっかり見立てていただきたいと思います。

 ただ、自分のキャリアを見立てるといっても、アナリストのように精緻な将来予測ができるわけでも、客観性の高い相場把握ができるわけでもありません。慌てず急がず、楽観せず、自分自身の仕事への価値観を整理して、納得いく仕事人生が送れる設計をしておくことが最も重要です。

 変化を自分なりに予測し、変化を楽しむ余裕をもって、残りのキャリアに挑んでいくこと。それがこれからのミドルに求められる最重要なスタンスなのかもしれません。

※「次世代リーダーの転職学」は金曜更新です。次回は3月24日の予定です。連載は3人が交代で担当します。

黒田 真行(くろだ・まさゆき)
 ルーセントドアーズ代表取締役。「ミドル世代のキャリアの可能性を最大化する」、日本初の35歳以上専門の転職支援サービス「Career Release40」を運営。1989年リクルート入社。2006~13年まで転職サイト「リクナビNEXT」編集長。14年ルーセントドアーズを設立。
35歳以上の転職支援サービス「Career Release40」 http://lucentdoors.co.jp/cr40/

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