トラベル

クローズアップ

“不思議の国”ミャンマーの遺跡、世界遺産になれるか ミャンマーのバガン

2017/4/10

修復中だが、荘厳なバガンにある金色の仏塔

 ミャンマー中部の仏教遺跡都市バガン。11~13世紀に建てられた約3000もの仏塔や寺院が平原に見渡す限り林立し、アンコールワット(カンボジア)、ボロブドゥール(インドネシア)と並ぶ世界三大仏教遺跡に挙げられるのだが、なぜかバガンだけが国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産に登録されていない。軍事政権による修復や周辺開発が理由とされるが、本当にそれが問題なのか?ミャンマー屈指の観光地を訪ね、謎に迫ってみた。

■気球からも見える圧巻の寺院・仏塔群

 筆者は最近、結果的にほぼ毎年、ミャンマーを訪れているが、いつも共通して現地で聞かれる話題がある。「バガンへ行ったか」。まだ行ってない、と言うと、反応は必ず「絶対行ったほうがいい!」。ミャンマー人も日本人も例外なくそうだ。

 そうまで言うのだからすごいのだろう。1泊2日の日程を確保して、ミャンマー最大の都市ヤンゴンから国内線で1時間強のフライト。実際に見たバガンは、話や写真以上に大小様々な寺院や仏塔が立ち並んでいる印象で、その光景は圧巻だった。

 比較的雨量が少なく密林とまでいかないので、見晴らしが割と良い。高い所まで登ることができる仏塔、「シュエサンドー・パヤー」「ブレディ・パヤー」から、はるかかなたまで点々とする寺院・仏塔を眺めると、まるで夜空で満点の星を見ているような気がしてくる。

ミャンマー・バガンの寺院群

 地上を車か馬車、バイク、あるいは自転車でまわる。「アーナンダ寺院」「タビィニュ寺院」「ダマヤンヂー寺院」などの大きな有名寺院は、外観も内部の仏像なども圧倒的な迫力。多くの壁画が残る「スラマニ寺院」、寝仏の「マヌーハ寺院」など規模はさほどでないが内部に特徴のある寺院もたくさんある。

「シュエズィーゴォン・パヤー」「ローカナンダー・パヤー」など、エーヤワディー川沿いに立つ金色の大きな仏塔も見所。仏教徒ではあるが特に仏像ファンでもない私は丸2日間仏教遺跡を回ったら飽きると思っていたが、バリエーションが豊富で、まだまだ見切れなかった印象だ。

トラベル新着記事