WOMAN SMART

ライフスタイル

我が家の防災対策、穴だらけ 見直し急務

2017/3/10

PIXTA

 東日本大震災から6年、熊本地震からもうすぐ1年。2015年、16年と関東や東北、北海道で大きな水害もあった。しかし仕事と家事に追われていると危機感は日々にうとし。備えたつもりの我が家の防災対策も穴だらけになっていた。NIKKEI STYLEのこれまでの記事も参考にしつつ、重い腰を上げて点検してみた。

■避難セットの中身がダメだった

 まず、普段持ち歩くもの。震災直後は不安で、携帯ラジオ兼ライト(手回し充電器つき)をいつも持ち歩いていた。しかし荷物の多さに負け、いつしか自宅に置きっぱなしに。

 まず久々にこれを点検してみた。ラジオもライトも問題なく使える。しかし、充電器と携帯電話をつなぐアダプターが、ガラケー対応……。思えば東日本大震災から、既に携帯をスマートフォン(スマホ)に2度、買い替えている。これはアウトだ。スマホには懐中電灯アプリもラジオのアプリも入っているので、やはりモバイルバッテリーが必要だ。

 一般社団法人「防災ガール」(横浜市)代表の田中美咲さんは、荷物の多い女性は普段の化粧ポーチにプラスして最低限のものを入れた「防災ポーチ」を持ち歩くことをすすめている。常に目にふれるポーチに入れ、使ったら補充していくことでいざというときの備えになる。あらためて実践しようと心に誓う。

もっと詳しく→ 女性の防災対策 いつものバッグに「防災ポーチ」を

 次に、自宅置きの避難リュックをチェック。ソーラーバッテリー付きライト、防災ずきん、寝袋型アルミシート、ウエットティッシュ、電池、非常食として5年保存可能な水500ミリリットルと缶入りパンなどを入れている。我が家は4人家族なので4人分だ。水と缶入りパンは賞味期限がしっかり昨年末で切れている。そして、我が家は犬を飼っているので、犬と避難するつもりでドッグフードを1袋入れていた。これが盲点だった。賞味期限は不明だが、いくらなんでも無理だろう。試しに恐る恐る1粒、愛犬に差し出してみたがそっぽを向かれた。

 ペットがいる家は、どのようにペットと避難するかの方策も考えておかなくてはならない。ペットが迷子になったときのことを考えると、迷子札の用意も必要だろう。

もっと詳しく→ 猫と防災 何があっても一緒に避難するための備え

 これまで一般に市販されていた避難セットは、主に避難所での生活を想定したものが多かったという。だが昨年起きた熊本地震では、損壊を免れた自宅に戻って生活したり、自家用車の中で避難生活を続けた人も多かった。自宅や車中泊での避難生活では、必要なものが違うのではないかという発想から、アイリスオーヤマは昨年8月、「シーン別避難セット」を発売した。「自宅生活用」「避難所生活用」「車中泊用」「帰宅困難時宿泊用」の4種類で、「特に車中泊用が好調に売れています」(アイリスオーヤマ広報室・村越滋幸さん)という。シガーソケット用の携帯電話充電器や、外からの視線をさえぎるシェードなどが入っている。大規模災害では確かに避難所にいられるかどうかもわからない。車中泊生活を想定してクルマに備え付けておくのもよさそうだ。

シーン別避難セット・車中泊用。収納ボックスはイスとしても使用可能(アイリスオーヤマ、税抜き8980円)

 もし避難所生活になった場合、プライバシーの確保をはじめ、特に女性には厳しい環境となることもあるだろう。清潔を保つための必需品や、防犯を想定して必要と思われるものを用意しておきたい。

もっと詳しく→ 地味な服・複数で行動… 被災時、女性に必要な備え

WOMAN SMART新着記事