株式・投信

投資道場

ETFって何? 株や投信との違いは「分散&低コスト」 ETFの基本から使いこなしまで(1)

2017/3/9

ETFの価格や売買高は日経電子版でも手軽に調べられる
 個人の資産形成に役立つ金融商品としてETF(上場投資信託)が登場してから20年以上がたちますが、まだあまり知名度は高くありません。でもリアルタイムで取引でき価格にも透明性があるのに加え、1銘柄だけで幅広く分散投資でき信託報酬も低めと、メリットの多いETFを「食わず嫌い」で済ますのはもったいない話です。そこで今回、昨年暮れに発売されたムック「ETFまるわかり! 徹底活用術2017」(東京証券取引所監修、日本経済新聞出版社発行)の記事の一部を転載しながら、ETFの基本や魅力を4回に分けて紹介していきます。第1回はETFと、株式や投資信託との違いについてです。

 ETFは投資信託の一種ですが、いくつか異なる点があります。投資信託の多くは1万円前後から買うことができますが、一部の証券会社では日経平均株価などに連動した投資成果が期待できるインデックス投信に500円から投資が可能なものもあります。

 ETFの場合は、全銘柄の約80%は最低投資金額が2万円以下となっています。比較してみると、最低投資金額は投資信託ほど安くないものの、株式より安いケースが多くなっています。

 最低投資金額については、どちらも比較的少ない金額で購入可能といえるでしょう。

■ETFの信託報酬は投資信託よりも低い傾向

 インデックス投信の売買手数料は無料のものもありますが、3%以内の手数料がかかるものも多いようです。運用管理費用である信託報酬は、ETFとくらべると割高になる傾向があります。一方、ETFは株式同様に証券会社に支払う売買手数料が発生するものの、信託報酬がインデックス投信の半分か、それ以上に安い場合が多くなっています。

 保有・運用期間によって、どちらの方がお得かは異なります。たとえば、ETFの方が初期費用である売買手数料が割高であった場合でも、信託報酬が安ければ、長期的な保有コストはETFの方が安くなる場合があります。

 投資信託は、積立貯蓄のように銀行から口座引き落としで購入することが可能です。ETFの場合は積立方式による自動買い付けは一部の証券会社では可能ですが、まだ取り扱いがある証券会社はそこまで多くはありません。

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