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店頭で従業員ダンス 訪日客に的 モノとコト消費融合 ドラッグストアのダイコク、大阪・心斎橋に旗艦店開業

2017/3/19 日経MJ

店員がダンスを披露して訪日観光客を呼び込む(大阪市のダイコクドラッグウルトラ心斎橋店)

 ドラッグストアのダイコク(大阪市)は旗艦店となる店舗を大阪・心斎橋に開業した。訪日観光客による高額品のまとめ買いは沈静化したが、医薬品や化粧品などの需要は底堅いと判断。品ぞろえを充実させ、店員がダンスなどを1日5回程度披露する。東京五輪・パラリンピックに向けて増加が予想される訪日観光客を、モノとコトの合わせ技で呼び込む。

 新店舗の名称は「ダイコクドラッグ ウルトラ心斎橋店」で2月26日に開業した。地下1階・地上3階建てで延べ床面積は約800平方メートル。医薬品や食品のほか、化粧品など約3万点を扱う。

 従来店舗は約1万5千~2万点の品ぞろえだったが、新店舗ではこれまで扱いがなかった化粧品などの品目を増やす。

 集客にも力を入れる。2階にはステージを設けて店員で構成するグループ「DDプリンセス」が1日5回程度ダンスなどを公演する。中国語版のオリジナル曲も流す。

ダイコクが開業した「ダイコクドラッグウルトラ心斎橋店」(大阪市)

 訪日客の関心が従来の買い物から体験型の「コト消費」に移っている。大阪・心斎橋はドラッグストアの激戦区だが、店内で踊りなどを披露することで他店との違いを打ち出し、インバウンド集客の増加を目指す。

 中国客の利便性を高めるためモバイル決済「支付宝(アリペイ)」にも対応する。リクルートライフスタイルが提供している決済サービス「モバイル決済 for Airレジ」を導入することで、顧客が提示するQRコードを読み取るだけで決済できる。

 営業時間は午前8時(土日祝は午前9時)~深夜0時まで。周辺地域を観光した後など夜間の買い物需要にも応える。

 ダイコクは中国客の多い心斎橋など大阪ミナミを中心に出店を加速している。ミナミエリアでは2年間で10店舗を新規出店した。

 ウルトラ心斎橋店は国内で最大の売り上げを目指すとしている。現状の売り上げ一番店は「ダイコクドラッグ NEW心斎橋店」(大阪市)で売り上げは2年以上、前年比20%増を維持しているという。新店舗はNEW心斎橋店の2倍の売り上げを目指し、訪日客向けの中核店として位置づける。

(大阪経済部 加藤彰介)

[日経MJ2017年3月6日付朝刊]

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