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歯磨き後のうがいは少なめに 「歯ケア」6つの新常識 30~40代のうちに身に付けたい歯の健康習慣(2)

日経Gooday

2017/3/21

歯ブラシだけだと約40%も歯垢が残るって、知っていました?(c)Vadim Guzhva-123rf
日経Gooday(グッデイ) カラダにいいこと、毎日プラス

 前回「やるとやらないで大きな差 プロによる歯の定期メンテ」の記事でもお伝えした通り、歯のメンテナンスは、単にお口の中の健康だけでなく、様々な病気のリスクを下げるためにも重要だ。歯科医院で行う定期的なお口のチェックやメンテナンスとともに不可欠なのが、家でのケア。今回は、ホームケアの上手なやり方について日吉歯科診療所汐留(東京・港)の熊谷直大院長に教えてもらった。

■家では何をすればいい?

 歯科医院でのメンテナンスと、歯磨きなどのホームケアは、お口の健康を守るための車の両輪だ。特にホームケアは毎日のこと。歯を磨かない人はいないが、“自己流”では磨き残しや力の入れ過ぎで、かえって歯や歯ぐきを傷めるなどの弊害が起こることもある。

 「やるとやらないで大きな差 プロによる歯の定期メンテ」の記事で説明したように、歯並びや磨きグセなどはその人その人で異なる。だからこそ、まずは自分に合ったメンテナンスの仕方をプロに教わることから始めたい。

 その前に、まずは今のやり方が正しいのか、Q&Aで見てみよう。

【Q】ブラッシングはその時の気分で好きなところから磨いていい?→×歯磨きの順番を決めるのがコツ

 「ブラッシングの際は、磨き残しがないように、歯磨きの順番を決めておくのがコツです。例えば、図1のように内側の上の左の奥歯から右の奥歯、下の右の奥歯から左の奥歯。次に外側の上の左の奥歯から右の奥歯、下の右の奥歯から左の奥歯。最後に奥歯のかみ合わせの部分、といった順番を決めることが大切。磨く際は1本ずつ丁寧に磨くように心がけてください」と熊谷院長。

「ラタイチャーク カラーアトラス歯周病学 第3版」(永末書店)掲載図を参考に作図

 磨きにくいところは、ポイントブラシといわれる毛束が1つのブラシを使い、鏡を見ながら奥歯の奥や、歯と歯の間、歯と歯ぐきの間をなぞるように磨くといい。

 磨けているかどうかを家でチェックしたいなら、ドラッグストアなどで売っている染色液で確認する手もある。

【Q】歯磨き後のうがいは少ない方がいい?→○お口の中にフッ素を残すことが大切

 基本的に歯磨きのタイミングは食後と就寝前がいい。食後がいいのは食べカスを取り去り、細菌の繁殖を抑えられるからだ。さらに、「歯磨きの際は、フッ化物(フッ素)が入った歯磨き粉を使い、うがいは少なめにしてお口の中にフッ化物を残すほうが、虫歯予防に効果的」と熊谷院長は言う。

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