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「直虎」だけじゃない 浜松は驚き凝縮の小宇宙 水津陽子のちょっとディープ旅

2017/2/28

大草山から眺める浜名湖。手前が内浦湾、奥に舘山寺温泉。左奥にはレトロな遊園地「浜名湖パルパル」、右奥の緑の山には知られざるパワースポット「舘山寺」。コンパクトな中に楽しさがぎゅっと凝縮されている(画像提供:浜松観光コンベンションビューロー)

 今年のNHK大河ドラマ「おんな城主直虎」ヒロインのゆかりの地として注目を集めているのが、東京と大阪のちょうど真ん中あたりに位置する静岡県浜松市です。これまで浜松といえば「浜名湖、ウナギ、ギョーザ」というイメージでした。しかし、ここにきてその知られざる絶景やパワースポット、ご当地グルメなどが脚光を浴びています。今回はさまざまな発見がぎっしりの浜松の旅に出かけます。

■まずは順当に ヒロインゆかりの地と家康の出世城を訪ねる

 大河ドラマの主役、井伊直虎は戦乱の世に生きた女性。井伊家22代当主の一人娘として、幼い頃から父のいとこをいいなずけと定められますが、そのいいなずけは謀反の疑いをかけられてしまいます。彼が亡くなったと思った直虎は若くして出家。しかし、いいなずけは身を隠して生きており、他の女性と結婚。直虎は後に、井伊家の名を継ぐ男子として彼の遺児・直政を養子とし、女城主として井伊家を支えつつ、直政を浜松城主の家康に仕えさせ、徳川四天王と呼ばれるまでに育てあげたと伝えられています。

 直虎ゆかりの地の中でも一番人気が、井伊家の菩提寺で直虎の墓もある国指定名勝の「龍潭寺(りょうたんじ)」。1万坪あまりの敷地を有し、貴重な文化財や江戸時代初期に造られた美しい池泉鑑賞式庭園を見ることができます。

左)国指定名勝「龍潭寺」江戸時代初期に造られた池泉鑑賞式庭園。井伊家の菩提寺で、一万余坪の敷地内には直虎の墓もある。(右)家康の居城だった浜松城(模擬天守)

 浜松城は徳川家康が29~45歳まで過ごした居城。以降の歴代城主も幕府の要職についた者が多く、出世城と呼ばれています。現在のお城は模擬天守ですが、自然石を上下に組み合わせて積み上げた野面積みの石垣が往時を物語ります。石垣の中にはハート形の石があると話題です。敷地には若き日の家康の銅像も。

■神秘的な地底の巨大滝、やみつきになる不思議スイーツ

 龍潭寺がある奥浜名湖、井伊谷地区には、なんと神秘の大鍾乳洞「竜ヶ岩洞(りゅうがしどう)」があるのです。2億5000万年前の石灰岩地帯に形成された総延長1000メートル(一般公開しているのは400メートル)の鍾乳洞では、落差30メートルもある地底の大滝などを見ることができます。

 このエリアには見逃したくないおすすめ2大グルメがあります。重箱からはみ出すウナギで話題の「鰻いしかわ」。そして、何が何でも絶対食べたい、紅屋製菓の絶品「紅屋のみそまん」。数ある遠州地域の味噌まんの中でも一番の人気店で、遠方からわざわざ訪れるファンも多く、お昼すぎには完売してしまうことも。一度食べたら忘れられないおいしさで、1人で3つ、4つと食べてしまいそうです。

「鰻いしかわ」は重箱からはみ出す迫力のウナギが話題
やみつき注意の「紅屋のみそまん」

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