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日本人なら知っておきたい 日本ワイン厳選3本

2017/2/22

 近年、日本のワインが海外の国際コンクールで相次ぎ金賞を受賞するなど、世界的に注目されてきています。一方で国内でも、その消費量は年々増加。インバウンドの流れから外国人に日本の食を紹介する機会も増えているので、日本ワインについてぜひ知っておきたいもの。

 そんな中、2月11日に開催されたのが「LIFE with WINE」。全国の40ものワイナリーが集結した、日本ワインの国内最大級の試飲会です。チケットは7000円と決して安くないにもかかわらず、追加チケット100枚が5分で完売するほどの大盛況ぶりでした。今回はイベントで見つけた「日本人が知っておきたい日本ワイン厳選3本」を紹介します。

■行列のできる大人気ワイナリー

 まず注目したいのは北海道の大人気ワイナリー「ドメーヌ タカヒコ」。ここのワインを目当てにやってきたファンも多かったようで、開場してすぐ「ドメーヌ タカヒコ」のワインの前に長蛇の列が。試飲スタートから30分でワイン4種がすべてなくなるほど圧倒的人気でした。

「ドメーヌ タカヒコ」の曽我貴彦氏。「ナナツモリ ピノ・ノワール」は人気で品薄なので、見つけたら即購入すべき!の1本です。価格は税別3700円

 「ドメーヌ タカヒコ」といえば「ナナツモリ ピノ・ノワール」。長野県の小布施ワイナリーの次男でもある曽我貴彦氏が、北海道余市町に4.6ヘクタールの農地を購入し、全てビオロジック(有機栽培)にてピノ・ノワール(約9000本)を栽培。野性酵母、完全全房で自然発酵しているのが特徴で、色調は淡いものの、うまみを伴う香味で多くのファンを魅了しています。

 「多くの品種を扱える器用な人間ではないため、ピノ・ノワールのみに一生をかけ、理想の世界を探し求めていきたい」と話す曽我氏。「ナナツモリ ピノ・ノワール」はすぐに完売してしまうので、1人につき1本しか購入できない場合が多い幻のワインです(2014年以前は既に完売しており、2015年ものは2017年4月上旬から全国で販売予定。すぐに品薄になるので要チェックです!)。

■伊勢志摩サミットで提供された日本ならではの白

 次に注目したいのは、2016年の伊勢志摩サミットで各国の首脳にも提供された「甲州ドライ」。世界のワインを輸入する木下グループが1991年に山梨県甲府市に設立した「シャトー酒折ワイナリー」の渾身(こんしん)の1本。「甲州ドライ」に使われている「甲州」という白ワイン用のブドウ品種は日本固有のもので、まさに日本ならではのワインです。

「シャトー酒折ワイナリー」の井島正義氏。伊勢志摩サミットの首脳になった気分で「甲州ドライ」で乾杯してみよう。価格は税込み1512円

 ドライというだけあり辛口ですが、果実味も十分にあり、すっきりして飲みやすいワインです。井島氏におすすめのマリアージュをうかがうと「ワインですが、我々、日本人の普段の晩ご飯などに合いますよ」と意外な答えが返ってきました。「漬物や味噌汁など、和食にもよく合うんです」とのこと。確かに、繊細な味の和食にも合いそうな白ワインです。ちなみに伊勢志摩サミットで供されたのは「甲州ドライ2015」。2017年1月より「甲州ドライ2016」が販売されています。

■プーチン大統領も味わった「タケダワイナリー」の古木の赤

 同じ日本固有のブドウ品種で、赤ワイン用として有名なのはマスカット・ベリーA。鮮やかな色と、華のある香りが魅力です。山形県の「タケダワイナリー」の試飲コーナーでは、5種のワインのうち4種がマスカット・ベリーAのワインでした。なかでも「タケダワイナリー」岸平氏がおすすめするのは、「ドメイヌ・タケダ ベリーA古木 樽熟成」。「祖父の代に植樹した樹齢70年のマスカット・ベリーAのブドウで造りました。古木ならではの複雑味が楽しめます。焼き肉やすき焼き、山形特産の芋煮などによく合いますよ」と岸平氏。

「タケダワイナリー」の岸平和寛氏。「ドメイヌ・タケダ ベリーA古木 樽熟成」。価格は税込み 3780円

 しかも「タケダワイナリー」の赤といえば、2016年の日露首脳会談でプーチン大統領に提供された「ドメイヌ・タケダ ブラッククイーン古木 赤(辛口)」が記憶に新しいところ。実はこちらも、樹齢約40年になるブラッククイーンのブドウで造った赤ワイン。ワインに深い味わいをもたらす古木ならではの赤ワイン、一度は堪能しておきたいですね。

「LIFE with WINE」には400人が参加

 全体的に日本ワインは赤でさえも「繊細な味わい」のものが見受けられ、すしや天ぷら、焼き肉やすき焼きなど、いろいろな和食にも合いそうなものが多かったです。飲みやすいジューシーなロゼも見つけました。取材をしてみると「フランス料理店などにも置いてもらっているけれど、味噌やしょうゆなど日本の調味料にも合うよ」と話されていたワイナリーの方が多かったのも印象的でした。いま話題の日本ワインを、この機会に試してみては。

[DATA]
LIFE with WINE http://lifewithwine10.wixsite.com/10th
         https://www.facebook.com/LIFEwithWINE/
ドメーヌ タカヒコ http://www.takahiko.co.jp/
シャトー酒折ワイナリー http://www.sakaoriwine.com/
タケダワイナリー http://www.takeda-wine.co.jp/

(取材・文 GreenCreate)

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