株式・投信

七転び八起き

不動産投資、足を使って稼ぐ

2017/2/27

 「日経ヴェリタス」創刊以来の名物コラム。毎回1人の個人投資家を取り上げ、その人の投資歴の泣き笑いを赤裸々に紹介しています。
 今回はありがとう東京さん(36) 会社員。昨年FP技能士の2級を取得。1級を目指し勉強中。

■2003年~

ありがとう東京さん 暴落はパニック売りか、本当の危機か

 漠然とお金を増やしたいと考え、大学卒業後に投資を始めた。ただ手法がさっぱり分からず、銀行の窓口に行き、担当者がオススメする商品を300万円分買った。すべてがインドのインフラ投資などいわゆるテーマ型投信。リスクや資産配分のことなど考えていないから当然、失敗。08年のリーマン・ショック後、資産価値は半分に。

■09年~

 投資には勉強が必要と身に染みた。まず基本を知ろうと、ファイナンシャル・プランニング技能士の3級を取得した。押し目買いやドルコスト平均法などの概念を知り、PBR(株価純資産倍率)が1倍割れの銘柄を物色した。買ったのはリーマン後に苦戦していた金融や不動産株。低位株にも手を出した。その後、購入した銘柄は上昇。同僚の資産運用の相談にも乗るようになり、投資への意欲がさらにわいてきた。

 終業後は銀行や証券会社主催のセミナーに参加。何人もの運用責任者と顔見知りになり、そこで注目したのがレオス・キャピタルワークスなど、いわゆる独立系の投信。アクティブ運用だが手数料は大手証券と比べ安く、運用成績も悪くない。規模が小さいファンドも多く、将来伸びる余地も大きい。今ではレオスのほかコモンズ投信、クローバー・アセットマネジメントの投信を積み立て。

■15年~

 リスクを分散しようと不動産も購入。都内の不動産会社を30件以上回り、程度の良い中古マンションを探した。足を使って稼ぐのは本当に重要。何度も顔を出すと本気だと伝わり、良い物件を紹介してくれる。東京都杉並区内のファミリータイプを約2500万円で購入。駅から徒歩2分の立地なので、すぐに入居者がみつかり、ローン返済や管理手数料などを差し引いても月3万円残る。現在の資産総額は約7500万円。さらに増やし、いずれは自宅を買いたい。

[日経ヴェリタス2017年2月19日付]

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