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CPUの「世代」知ってる? 気にしないのが今流か

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日経トレンディネット

パソコンの2017年春モデルが出そろってきた。春モデルの特徴のひとつは、インテルの最新CPUである第7世代のCoreプロセッサー(Core iシリーズやCeleronなど)を搭載したパソコンが増えたことだ。

第7世代Coreプロセッサーの製品コードネームは「Kaby Lake」(カービーレイク)。2016年の秋冬モデルの一部から採用され始め、春モデルでは売れ筋のスタンダードノートやデスクトップPCの多くに搭載されるようになった。これまでの第6世代Coreプロセッサー(コードネーム Skylake)を搭載する製品もまだまだ残っているが、それらとどこが違うのだろうか。

第6世代からあまり変わっていない

結論から言ってしまうと、第7世代Coreプロセッサーの中身は第6世代にかなり近い。半導体内部の細かさを示す製造プロセスルールも、第6世代の14nm(ナノメートル)プロセス技術を改良した14nm+と呼ばれるものだ。第6世代Coreプロセッサーのマイナーチェンジ版と言ってもいい。

主な違いは、まず同じクラスのもの同士を比べると動作クロック(クロック周波数)が向上したこと。それにより処理性能が若干向上している。電力効率も向上して消費電力はやや下がった。

このように処理性能は向上しているが、それほど大きい差はない。特にマイクロソフトオフィスを使ったりインターネットを利用したりといった一般的な用途では、第6世代との違いはまず実感できないだろう。

グラフィックス機能は、4K動画をCPUにあまり負担をかけずに再生する機能の強化や高画質技術HDR(High Dynamic Range)への対応など、改良点が比較的多い。こうした機能をよく使う人にはメリットがありそうだ。

インテルのCPU戦略が変わった

第7世代Coreプロセッサーは第6世代からあまり変わっていないのは、インテルのCPU開発サイクルが変わったからだ。

インテルはこれまで、製造プロセスルールを微細化することと、マイクロアーキテクチャー(内部の仕様)の更新を1年おきに交互に繰り返す、「Tick-Tock」(チックタック)と呼ぶ2サイクルでCPUを開発してきた。

しかしその短いサイクルでは微細化がだんだん困難になってきたことなどから戦略を変更し、製造プロセスルールの微細化、マイクロアーキテクチャーの更新、それらの最適化という3サイクルでCPUを開発する戦略にした。

これまではほぼ2世代に1度のペースでマイクロアーキテクチャーが変更され、それによって処理性能や機能が大きく向上していたが、それが3世代に1度のペースになったのだ。そして第7世代Coreプロセッサーは、この最適化に当たるCPUであり、第6世代からの変更点が少ないというわけだ。順調に行けば、次の第8世代で製造プロセスが10nmに微細化され、そのさらに次の世代でマイクロアーキテクチャーが更新されるだろう。

結論として、第7世代か第6世代かにこだわる必要はあまりないと言える。CPUの世代よりも、Core i5かCeleronかといったCPUのグレード、メモリー容量、必要な機能や端子類がついているか、デザインの好み、予算に合わせて選ぶべきだ。継続販売されていて価格の下がった第6世代搭載機を選ぶ方がお買い得でよいというケースもあるだろう。

もちろん、少しでも高い処理性能が必要な人は第7世代にこだわって選ぶ意味がある。また、5~6年前の第2~3世代Coreプロセッサー搭載パソコンと比べると体感で分かるほど性能差がある。当時のパソコンを使っていて遅さにストレスを感じている人には買い替え検討をおすすめしたい。

(IT・家電ジャーナリスト 湯浅英夫)

[日経トレンディネット 2017年2月8日付の記事を再構成]

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