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超ハイエンドな冬リゾート 仏クーシュベル5つの驚き 旅エディター・ライター 坪田三千代

2017/2/21

 ヨーロッパで冬の休暇先として、憧れの的になっているスノーリゾートがある。フランス南東部、トロワバレーにある三大スキー場の一つ、クーシュベルだ。日本ではまだあまり知られていないが、アルプスの小さな村になんと5つ星ホテルが20軒、ミシュランの星付きレストランが8軒。世界各国から富裕層が集まり、「真冬の社交場」とも呼ばれる超高級リゾートの魅力を、5つの視点で紹介しよう。

■アクセス プライベート機が発着可能な小さな空港

チャーター用ヘリコプターやプライベート機が離発着する、クーシュベルの飛行場

 ゲレンデに立つと、周囲の360度をフレンチアルプスの峰々が囲む大パノラマが広がる。遠くにはヨーロッパアルプスの最高峰、モンブランを望む。クーシュベルがあるのは、イタリアとの国境に面し、スイスにも近いサボア地方。隣接するメリベル、バルトランスとともに、世界最大級のスキーエリアであるトロワバレーを構成している。

 「夏は海辺のサントロペ、冬はアルプスのクーシュベル」といわれ、バカンス客からとりわけ羨望を集める地区。各国から自家用の飛行機でやってくるセレブのために、スキー場内には空港も設けられている。山肌を削って造られた滑走路はわずか525メートルで、世界で最も離着陸が難しい空港の一つだという。

■ホテル 小さな村に20軒の5つ星ホテル、3つの「至宝」

パラスホテルの一つ「ル・シュヴァル・ブラン」

 クーシュベルは、一見するとシャレー(山小屋)風の建物が立ち並ぶ、静かで小さな村といった風情。ところが、ここには5つ星ホテルが20軒も建っている。しかも、そのうち3軒は「パラス」の称号を持つ。「パラス」は5つ星ホテルの中でも立地や歴史的価値、サービスなどから「至宝」と判断されたホテルのみに与えられる公的な格付けの最高位で、フランス全土で23軒しかない。

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