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ゴルファー憧れのハワイ・マウイ島、ウミガメの姿も  米シアトル在住のスポーツライター 丹羽政善

2017/2/14

マウイ島のウミガメ

 1月終わり、ゴルファーにとっては憧れの地ハワイ・マウイ島のカパルアでゴルフ合宿をしようと思い立ち、雨が多い冬の米シアトルを離れた。ところが、マウイ島も雨。夜遅い時間に到着し、そのときは降っていなかったけれど、早朝、地面をたたく激しい雨の音とヤシの木を吹き飛ばさんばかりの勢いで吹く強い風の音で目が覚めた。ただ、幸か不幸か、初日に雨が降ったことで行きたかった「アップカントリー」と呼ばれる高原地区へ早速足をのばすことができた。マウイ島の魅力を前編、後編に分けて紹介する。

■雨のマウイ島、アップカントリーへ

 マウイ島カフルイ空港に着いたのが28日午後10時すぎ。ホテルに着いたときにはもう日付が変わっていた。翌朝、やみかけた雨の中を、ゴルフをする予定だった空港に近いキングカメハメハゴルフクラブへ向かうも、現地のほうが悪天候でコースはクローズとの知らせ。ただ、ならばと、そこからほど近く、最近はテレビ司会者として有名なオプラ・ウィンフリーや俳優のオーウェン・ウィルソン、ウッディ・ハレンソンらが家を購入し、セレブにも注目されているアップカントリーへ向かった。

マカワオの看板

 マウイ島といえば、島の西側にラハイナという元ハワイ王国の首都があり、そこが観光の中心地だ。そこから車を北へ走らせると、カアナパリとカパルアがあり、西側の海岸線に沿って南へ行くと、島の中でも一番天候が安定しているとされるキヘイ、ワイレアというリゾートがある。

 マウイ島を訪れる多くの人は、ホテルやコンドミニアムが立ち並ぶその島の西側に滞在し、ゴルフやホエールウオッチングといったアクティビティー、ショッピングもそこで完結できてしまうのであまり動く必要がないが、このところ観光客らがノースショアの街を中心としたアップカントリーを目指すようになった。

 まず訪れたのはパイアという街。空港からは車で10~15分の距離だ。この10年で様相が一変したと聞いていたが、噂に違わぬにぎわい。街の西側にある駐車場に車をとめたのが午前10時過ぎだったが、1時間ほどで戻ってくるともう空きはなく、出待ちの車が入り口で列をなしていた。この日は日曜日だったが、平日でも同様だそう。

パイアの街並

■津波で破壊されたが、サーフィンの街に

 街の中心部は、直線距離にしてせいぜい150メートルほど。そこにしかし、落ち着きがあって、オリジナルの1点ものがほとんどという個性的な店が立ち並び、それはちょうど、15~20年前のオアフ島のノースショアに近い雰囲気があった。

 もっとも、ここに至る過程では、紆余(うよ)曲折があったよう。

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