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アカデミー賞を占う 『ラ・ラ・ランド』が圧勝か?

 

2017/2/17

 第89回アカデミー賞の授賞式が2月26日(現地時間)に催される。1月24日(同)に発表されたノミネートでは、『ラ・ラ・ランド』が14部門(歌曲賞に2曲がノミネートされているのを2部門とカウントした)で候補になり、史上最多タイの記録を打ち出した。他を大きく引き離しているが、対抗するのはどの作品か。候補作の見どころを中心に、賞の行方を解説する。

『ラ・ラ・ランド』 女優の卵とジャズピアニストの恋を描くミュージカル。2月24日公開/ギャガ、ポニーキャニオン配給Sebastian(Ryan Gosling)and Mia(Emma Stone)in LA LA LAND. Photo courtesy of Lionsgate.

 ノミネートの段階で圧倒的な強さを見せるのが、最多14部門にノミネートされた『ラ・ラ・ランド』。ロサンゼルス、女優を目指す女性と自分の店を持つことを夢見るジャズピアニストの恋を、ロマンチックな歌やダンス、ジャズ音楽を交えて描くミュージカル映画だ。

 監督は『セッション』で脚光を浴びたデイミアン・チャゼル。アカデミー賞では近年『シカゴ』『レ・ミゼラブル』が作品賞を受賞またはノミネートされているが、どちらもミュージカル劇の映画化。本作は映画オリジナルであり、作品賞受賞作『巴里のアメリカ人』のような「往年のハリウッド製ミュージカル映画の復活」と高く評価されている。

作品賞候補作は、昨年より1本多い、9本。遠藤周作の原作をマーティン・スコセッシ監督が映画化したことで話題の『沈黙 -サイレンス-』は候補からもれた。英語表記のタイトルは日本公開未定

 近年のアカデミー賞レースは、最多部門にノミネートされた作品とそれに次ぐ作品、2つあるいは3つが接近している展開が多かった。今回は『ラ・ラ・ランド』に次ぐ作品に6部門の差をつけている。しかも14部門の候補は『イヴの総て』『タイタニック』に並ぶ史上最多タイ。アカデミー賞の前哨戦、ゴールデン・グローブ賞では作品賞(コメディ・ミュージカル部門)、監督賞など史上最多7冠に輝いている。アカデミー賞で圧勝する可能性のある「頭一つ抜けた大本命」だ。

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