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『超入門!落語THE MOVIE』 つらそう…でも面白い

日経BPヒット総合研究所 品田英雄

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NIKKEI STYLE

「予想外の面白さ」と感じさせるテレビ番組がNHK総合の「超入門!落語THE MOVIE」(水曜夜10時50分~)だ。

古典落語を演じる落語家の語りに合わせて役者たちが口パクで演技する。NHK・BSプレミアムで不定期に放送されている「たけしのこれがホントのニッポン芸能史」(司会:ビートたけし)の中で、一昨年に落語を取り上げたことから誕生した「噺家(はなしか)の頭の中を映像化する」番組だ。

世界初という落語の映像化だが、当事者にかなりの無理強(むりじ)いさせたからこそ生まれた面白さとも言えそうだ。

▼落語家が仰天 落語の魅力は一人で、すべての登場人物を語り分け、演じ分けることにある。それなのにこの番組では語りだけが使われる。しかも普通は30分以上ある一席が10分にまとめられている。25分番組の中で2話を取り上げるためだ。

▼役者もつらい 演技力の示しどころは動作と台詞(せりふ)のはずだが、声は必要とされない。口パクならぬ当て振り。しかも、台詞の速度と間は噺家によって決められている。なんとももどかしいはずだ。

▼愛好家も… 落語は聞きながら各人が情景を想像するのが本来の楽しみ方。それが映像として押し付けられる。これは落語番組とは違うと言うマニアもいるほどだ。

ところが出来上がったものは、一般人には新しい演芸と思わせた。しかも長屋の生活や江戸の風習は、現代人にとって個人の想像力を超えたものであることにも気づかされる。

制作の工夫も細かい。出演者は事前に編集された映像が渡され台詞を詳細に覚える。撮影現場でもその音声が流され、口の動きは徹底して合わせることが求められる。逆にそばをすする場面などは先に高座の映像を流してから役者の部分に移る。噺家の芸の細かさを示す演出だ。

落語は現代からすると一話が「長く」、一人でこなすので「単調」。背景も現代とは異なるので理解が「難しい」。そこを、初心者向けと考えてみたら新しい魅力が見えてきたというのが「超入門!落語THE MOVIE」だ。

[日本経済新聞夕刊2017年1月28日付]

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