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チョコ男、友チョコ、自分チョコ…変わるバレンタイン

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バレンタインが変わってきている。一昔前まで女性が男性に告白するイベントだったが、今は女性が友人同士でチョコレートを贈り合う「友チョコ」が定着。さらに、近年はバレンタインにチョコを贈る男性「チョコ男」も登場しているという。バレンタインを巡る新しい動きを追った。

バレンタインは「コミュニケーションの日」へ変化

バレンタインに友人にチョコレートをあげる「友チョコ」。この習慣は女性たちの間ではすっかり定着した。

江崎グリコが行った調査「バレンタイン事情2016」によると、2015年のバレンタインデーで「同性の友人へチョコレートをあげる」と答えた女性は45.2%と半数近くにのぼった。同調査では、恋人へ贈った人が30.4%、告白したい人にあげたのは8.7%と、思いを寄せる男性にあげる「本命チョコ」よりも、友達同士で贈り合う友チョコの方が上回った。また、女性がチョコレートをもらうこともすでに一般的で、女性の69.2%、女子中学生・女子高校生に限れば実に95%以上が、バレンタインデーにチョコレートをもらっている。

「バレンタインデーは『告白する日』から『チョコレートを介したコミュニケーションの日』へと変わってきている」と江崎グリコ広報の落合平八郎さんは語る。実際、グリコの調査でも、7割の人が後者の「チョコレートを介したコミュニケーションの日」だと考えているという結果が出ている。「チョコレートは手軽に配れるアイテム。男女関係なく、感謝の気持ちを伝えるきっかけとなっているのでは」(落合さん)

見た目重視! 友チョコはシェアしやすさがポイント

渋谷ヒカリエ ShinQsで食料品の担当をしているShinQsフードMD担当の永井陽さんは、「肌感覚も含めて」と前置きした上で「友チョコの需要は今も年々伸びている」と語る。その理由はラインアップの多様化とSNSなどによるコミュニケーションの変化だという。

「味やラッピングの多様化は、『あの人に贈ってみよう』と手に取るきっかけを増やしています。加えて、手ごろな価格のチョコレートが増加したことで、色々な人にあげやすくなりました」(落合さん)

「友チョコは見た目が重視される」と語るのは、新宿高島屋の洋菓子ストアバイヤー・高橋千尋さん。見た目が重視される理由はSNSでの投稿で映えるからだ。

「たとえばゴンチャロフ アニマルショコラの『アニマルショコラG』のようにキュートなチョコレートや、花びらがあしらわれたベル アメールの『フラワートリュフ』のように一目見てきれいだなと思えるものは、インスタグラムやSNSで投稿したときに見栄えがよいため人気です。見た目がかわいらしいと情報が拡散されやすく、SNSを通じて購入者が増えるという一面もあります」

男性がチョコレートを贈る側に!「チョコ男」登場

友チョコが定着する中で、近年新たに増えているのが、自分のために買う「自分チョコ」。自分へのご褒美として普段は手を出さない価格やブランド、友チョコと同様にインスタ映えするチョコレートが人気だ。

「バレンタインチョコは1500~2500円の価格帯のものが人気ですが、自分チョコはこれよりも高い傾向があります。自分チョコは普段と違うチョコレートや、限定ものを買いたいという人が多く、渋谷ヒカリエ ShinQs バレンタイン初出店のチョコレートのセレクトショップ『c7h8n4o2』など、日本で扱っていないブランドやレアなチョコレートが並ぶ店舗はおすすめです」(永井さん)

さらに、一昨年ごろから、10~20代男性を中心に、チョコレートを贈る「チョコ男」も登場している。実に男性の4人に1人が、誰かにチョコレートをあげているという(「バレンタイン事情2016」より)。「友チョコと同様に、バレンタインがコミュニケーションの日と認識されるようになったこと、男性も手に取りやすい商品が増えたことが、チョコ男の誕生につながった」(落合さん)。渡す相手は彼女や女友達、母親など、男性から女性へ渡すパターンが多いという。

「男性から女性に渡す時は、日本初上陸であるパリのはちみつ専門店『アレクサンドル・シュテルン』がプロデュースしたチョコレートのように、シンプルながら話題性のあるチョコレートがおすすめです」(高橋さん)

本命チョコは贈る前に自分で味見

以前とは変わってきているバレンタインデーだが、やはり会社でお世話になっている人に配る職場チョコ、そして本命チョコを求める人も少なくない。高橋さんも「一昨年と去年はバレンタインデーが休日とかぶっていたため、職場チョコはそこまで伸びず、自分チョコの売り上げが伸びました。今年は平日なので、職場チョコの需要が高まるのでは」と期待する。

そこで最後に今年の職場チョコ、本命チョコについて、トレンドとオススメを教えてもらった。

職場チョコは、万人受けする味のものや、大人数に渡しやすいものが好まれる。「レクレール・ドゥ・ジェニ『ノワゼット キャラメリゼ』のようにみんなでつまめるもの」(高橋さん)や、「100%チョコレートカフェの『バレンタイン リミテッド コレクション』のように、貴腐ワイン入りのチョコレートなど男性向けの味も入ったチョコレートのアソート」(永井さん)の需要が高い。

本命チョコについては、永井さんも高橋さんもオススメが一致した。ピエール マルコリーニのハート形チョコレートだ。「本命だからこそ、ハート形のチョコレートは贈りやすい。また、ベルギー王室御用達のピエール マルコリーニは男性にも知名度が高く、本気さが伝わりやすい」(永井さん)

ちなみに最近、本命チョコを買う前に、お試し用として自分チョコを買う人が増えている。「まずは自分で食べるために購入するパターンが定着しつつあります」と永井さん。百貨店でバレンタインフェアが始まる1月後半から2月初めにかけて、本命チョコをまずは自分で買って食べ、その後相手に贈るために再度購入する。そのニーズを意識して、最近は1000円以下で購入できるトライアル用のチョコレートも用意されている。

◇ ◇ ◇

女性が男性に告白する日から、男女問わず双方向でチョコレートを贈り合うイベントと変化したバレンタインデー。男性がチョコレートを買う姿も珍しくなくなりつつある。これまではもらうばかりだった男性も、新たなコミュニケーションのきっかけとして、チョコレート売り場へ出かけてみてはいかがだろう。

(ライター 二川智南美=かみゆ)

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