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すぐに行きたい! 達人推奨、世界の絶景リゾート5選 旅エディター・ライター 坪田三千代

2017/1/26

白と青の世界が広がるカティキエス(ギリシャ/サントリーニ島)

 目の前に広がる絶景に、思わず息をのみ、気分がすっとリセットされる――。

 大自然の中にぽつんとたたずむリゾートもすてきだが、人がつくりあげた文化的な景観に囲まれていたり、歴史を感じさせたりする場所にあるそれは、旅の面白みをぐんと増してくれる。そんな趣をたたえた「絶景リゾート」を5つご紹介する。

アマルフィ海岸ポジターノの美に酔いしれる
「レ・シレヌーゼ」 Le Sirenuse イタリア/アマルフィ
http://sirenuse.it/en

険しい斜面にカラフルな家屋が寄り添うように立つ(画像=PIXTA)

 ソレントからサレルノまで、約30キロに及ぶアマルフィは、ユネスコの世界文化遺産に登録されている眺望絶佳の海岸。中でも、最も美しくてインパクトある景観が広がるのがポジターノだ。

 「レ・シレヌーゼ」は、街全体と海を見晴らす斜面に立つリゾートホテル。テラスや海向きの客室からの眺めは、均整のとれた絵画のようなパノラマだ。カラフルだが年季の入った家々が崖の上まで広がり、海辺近くにはマヨルカ焼きのタイルが印象的なサンタ・マリア・アッスンタ教会が。そして、青く輝く地中海を、白い波を立ててボートが行く……。

 中世に海洋都市として栄えたポジターノは、1940年代以降、富裕層が集う観光地となり、カラフルな水着やサンダルなど、海のリゾートファッション「ポジターノスタイル」も生みだした。この地を高級リゾートにした立役者が、「レ・シレヌーゼ」のオーナー一族だ。

 壁や柵に沿って咲き誇るのは、思い思いに香りを振りまく花々。赤い壁には、伝統的でエキゾチックな装飾が施されている。客室に敷き詰められたタイルは、もちろん上質なマヨルカ焼き。あちこちに独特の美的感覚が散りばめられ、どこにいても幸福感に満たされるのがうれしい。

レ・シレヌーゼから地中海を望む

インカ帝国の“不思議遺跡”マチュピチュへすぐ
「ベルモンド サンクチュアリー ロッジ」Belmond Sanctuary Lodge ペルー/マチュピチュ
http://www.belmond.com/ja/sanctuary-lodge-machu-picchu/

マチュピチュ遺跡(画像=PIXTA)

 一生に一度は訪れたい絶景の地として大人気の世界遺産、マチュピチュ。険しい岩壁がそびえるウルバンバ渓谷の山間、標高2280メートル付近に広がる遺跡は、まさに天空に浮かぶかのような驚異の空中都市だ。誰が、何のために、なぜこんな場所に、どうやって造ったのか? 謎がいまだ解明されていないところも旅の想像力をかき立てる。

 マチュピチュは確かに秘境だが、一日に最大2500人もの見学者が訪れる公園。至る所に大勢の来訪者が群れていて、思ったよりもずっとにぎやかだ。古代の人々に思いをはせ、こころ静かに遺跡と向き合うのなら、遺跡のゲート脇に建つただ一軒のホテル、「ベルモンド サンクチュアリー ロッジ」に泊まりたい。

 遺跡には朝6時の開場と同時に入れるので、下界からバスでやってくる見学者よりも便利に、静謐(せいひつ)なマチュピチュの姿に触れることができる。また、ホテルに戻ってランチやお茶を楽しんだ後、夕暮れまで思う存分、ゆったりと、ミステリアスで幻想的な遺跡散歩ができるのもいい。

 2階建ての小さなロッジにいると、絶景の中に身を置いている気分になる。世界遺産にあるホテルらしく環境への配慮も抜群だ。

絶景の中に自分の身を置いたような気分に(Belmond提供)

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