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ペット用ドクターカーに変身! ルノー・カングー

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日経トレンディネット

ルノー・ジャポンとペットビジネス大手のイオンペット(千葉県市川市)は、ペット用のドクターカー「ルノー カングー ドクターカー」を、2016年12月にイオンモール幕張新都心で初披露した。

ルノー カングー ドクターカーは、ルノー・ジャポンが提供した多目的車(MPV)「カングー」をベースに、イオンペットが中心となって開発。外装はドクターカーとひと目で分かるラッピング加工を施し、大型のルーフラックを装着している。ボディーカラーがイオンペットの展開する総合ペットショップ「pecos(ペコス)」のイメージカラーに合わせて黄色となっており、なかなか愛らしい印象のため、一見おしゃれなラッピングカーのようにも見える。しかし内部にはドクターカーとして診療に必要なさまざまな機材を搭載している。

具体的には超音波診断装置、医療用酸素ボンベ、診察記録にアクセスできるパソコン、切開・接合が行える手術器具などの医療機器を中心に、電源や水道の確保が難しい場所での使用を考慮した大型バッテリーと発電機、各100Lの給・排水タンクも備える。ペットを移動させる際のケージも搭載しており、車内に固定できるようになっている。また備え付けの救急ボックスは取り外して運べるサイズなので、車外での治療作業にも使える。

このドクターカーはイオンモール幕張新都心のイオンペット店舗「pecos」に併設されている24時間対応の動物病院に配備され、2017年1月より試験使用を開始。通常は往診などに使われる予定だ。さらに、災害発生時、被災地に獣医や動物看護士と共に駆けつけ、ペットの救命救急活動やケアに利用する目的があるという。

このサイズなら狭い道でも運転しやすい

イオンペットによると、以前からペット用のドクターカーの構想はあったが、急速に実用化が進んだのは2016年4月に発生した熊本地震の影響が大きかったという。熊本地震では現地のイオンペットの店舗も被災。結果、獣医がいるにもかかわらず、病気や怪我のペットの受け入れや、避難しているペットの往診にも対応できないという歯がゆい経験をした。

そこでペット産業国際見本市「インターペット」に出展し、偶然にもイオンペットの隣にブースを構えていたルノー・ジャポンに協力を仰いだ。大きなバンではなく、あえてカングーを選んだ理由は、被災地にドクターカーで駆けつけることを前提としているからだ。

カングーは、全長×全幅×全高が4280×1830×1810mmの扱いやすいボディーサイズで乗用車同様の運転感覚で扱え、欧州車らしく長距離移動でのドライバーの負担も少ない。さらに医療機材などを搭載する十分な収納スペースも確保している。イオンペットが考えるドクターカーにピッタリな一台だったのだ。

ルノー・ジャポンでは2008年から毎年5月に川口湖畔でオーナーイベント「ルノー・カングー・ジャンボリー」を開催しているが、同イベントにはオーナーと共に500頭もの愛犬が集まるなど、カングーは愛犬家にも支持されている。またブランドとしてもペットと共にドライブを楽しむオーナーのライフスタイルを応援したいという考えを持っていた。そこでドクターカーを社会貢献の一環と考え、カングーの提供を決めたという。

本国フランスでは商用車として活躍しているだけあって、ドクターカーとして必要な装備を搭載する十分なスペースも備える。さらにフランスに多い石畳の道に適応できるように足回りが設計されているので、揺れも少なく、動物たちの移動の負担も軽減できるのもメリットだ。

全国に広がる?

ペット用ドクターカーの試みは始まったばかりだ。国内外でペット用のドクターカー自体は存在するようだが、まだ珍しい存在であり、また使用もそれぞれ異なるようだ。今回、ドクターカーの配備をしたpecos幕張新都心店では、2017年1月から試験運用を開始するというが、運用方法については実際に使用していくなかで煮詰めていきたいという。今後の展開は未定ながら、いずれは全国の店舗に配備することも構想しているようだ。その背景には災害時対策だけでなく、飼い主が抱える問題が見えてくる。

ペット向け医療が高度化し、飼育環境も良くなりペットの高齢化が進む一方で、その世話をする飼い主自身も高齢化。一人でペットを病院やトリミングに連れていくことが困難なケースがでてきている。そこに往診できるペット用ドクターカーというニーズがあるわけだ。

ペットを自分の子どものように大切にする人たちは多い。それだけに、ペット用のドクターカーの需要は拡大しそうだ。

(ライター 大音安弘)

[日経トレンディネット 2017年1月11日付の記事を再構成]

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