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失敗なしの薫製、芸術的なピーラー… 驚きの調理道具

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NIKKEI STYLE

日経トレンディネット
合羽橋の老舗料理道具店「飯田屋」の6代目、飯田結太氏がイマドキの調理道具を徹底比較。今回は「パーティーにピッタリの調理道具」。「話しながら、テーブルで調理できるのがパーティーの醍醐味」という飯田結太氏が厳選した、ゲストをあっと驚かせて楽しめる調理道具を紹介します。

こんにちは、飯田結太です。クリスマスや忘年会、年越しパーティー、新年会など、パーティーが続くシーズンですね。私はよく友人を招いてホームパーティーをしますが、ゲストはもちろん、自分も楽しめないと意味がないというのが、飯田流ホームパーティーの基本です。そのために実践していること、それが次の4カ条です。

●下ごしらえ、前日の準備は最低限に
●後片付けがラクな調理道具を選ぶ
●テーブルの上でエンターテインメント性を発揮できるもの
●パーティー中に話しながら調理できる簡単メニュー

今回は、私がいつもパーティーで使っていて、ゲストに大好評の調理道具をご紹介します。

プルンプルン、ジューシーなローストビーフができる低温調理器

展示会で見つけて感動し、入荷を即決したのがこちら。米国製の低温調理器「スーヴィードシェフ」です。

低温調理とは、下味をつけた食材をビニールなどに入れて真空状態にしてから低温で時間をかけて調理すること。素材本来の味や栄養素が損なわれることなく、また、空気に触れる時間が少ないので酸化も抑えられます。ここ数年、高級レストランなどでよく使われている調理法のひとつです。

今までにも低温調理器はたくさんありました。とはいっても、従来の低温調理器はオーブンレンジよりも大きなモノが多く、家庭で使うには手間がかかりすぎてなかなかできませんでした。このスーヴィードシェフは、2リットルサイズのペットボトルとほぼ同じ大きさでとてもコンパクト。しかも、深さのある鍋やボウルなどに入れてスイッチを押すだけ。ここまでコンパクトで操作が簡単なものは私が知る限り初めてだと思います。

まずこれで調理してほしいのは、ローストビーフです。塩コショウした牛のブロック肉を食品保存用のチャック付き袋(ポリエチレン、またはポリプロピレン製)に入れ、温水などの中で真空に近い状態にしたものを用意。水を張った鍋やボウルにスーヴィードシェフを入れ、温度を50度に設定してスイッチオン。50度になったら肉を入れた袋を鍋に投入します。その後は約1時間そのまま。

スーヴィードシェフは、温度の設定が0.1度単位ででき、スイッチをオンにすると下から温風が出て水を温めるという仕組み。設定温度になるとスイッチをオフにしない限り、その温度をキープするのがすごい。これなら、初めて料理をする子どもにも簡単にできてしまいます。

テーブルやサイドテーブルに置いて、ゲストが集まってからスイッチを入れる。メーン料理を出すころあいに鍋から取り出して、その場で切り分けるなど、ちょっとしたエンターテインメントとしての演出もできます。

スイッチを入れてほうっておくだけなのに、プルンプルンでとってもジューシーなローストビーフが出来上がります。それは、一度味わうと忘れられないほどおいしいんです。

ほかにも、野菜の煮込みなら80度くらいで約30分(量、大きさによって異なる)、サーモンのグリルなら45度で約30分。簡単に本格的なレストランの味が出来上がるので、パーティーで披露すれば話題になること間違いなし。

出来上がるまでの過程を楽しめ、失敗なしの薫製鍋

今までは薫製鍋は土鍋タイプが良いと思っていたのですが、これを使ってから、その使いやすさに驚きました。まず、ふたはシリコンでカバーされていて密閉率が高いので、煙が外に出ないんです。ふたがガラス製なので中の様子が分かり、燻しすぎなどの失敗もなく、温度計が付いているので温度も調節できます。さらに、ガスとIHヒーターの両方で使えるのもうれしいですよね。

そして、なんといってもデザインがカッコいいのです。18-10という高級なステンレスを使用していて、磨き処理がされているので美しい。この18-10ステンレスは腐食にも強く丈夫なんです。男が持つ調理道具として言うことなし!ですね。

私はホームパーティーで薫製を作ることがよくありますが、燻しすぎたり、反対に燻しが足りなくて香りが付いていなかったり、失敗もちょくちょくしていたんです。でも、これを使ってから失敗しなくなりました。

この薫製鍋、温度計が取り外せ、空気孔の役割もするので蒸し料理もOK。中の網やチップカバーを外せば、鍋料理にも使えます。このカッコ良さ、使い勝手の良さは究極の鍋といえるでしょう。

リーズナブルなのに本格派、高級感あるホットプレート

家庭用のホットプレートの中でもちょうどいい大きさだと思うのが、これ。電熱線タイプのホットプレートで、ステーキ用の波型プレート、フラットプレートがセットになっています。

優秀なのは、波形プレート。フッ素加工されていて深い溝が付いているので、余計な油分もしっかり下に落ちます。深さがあるので、厚みのあるステーキも焼けます。電熱線のある場所に水を張る仕組みになっているので、肉を焼いても煙が出ないし、電熱線が外せて本体ごと洗えるのも便利ですよね。

私が気に入っているのは、別売りなのですが、蒸し物ができるセラミックスチーム深鍋(3000円)。これでステーキのあとの"シメ"としてうどんやラーメンが作れます。また、蒸し物、トウモロコシは丸ごと1本OK。ほかに、アヒージョなどが楽しめるバラエティプレート(別売り3000円)もあり、色はレッドとネイビーがあります。これならテーブルに置いてもおしゃれに決まりますね。

食器として使いたいミニアルミ鍋シリーズ

アルミのミニ鍋は以前から男性に人気があったものですが、これはイタリアの老舗キッチンウエアメーカー、バッラリーニの職人が作った本格的な鍋なんです。両手に乗るサイズなのに、作りは細部にまでこだわり尽くし。バッラリーニは板厚の鍋が有名ですが、このミニシリーズもなんと板厚3mm! こんなに小さいのに、普通のアルミ鍋よりも性能は優秀です。もちろん、直火もオーブンもOK(IHヒーターと電子レンジはNG)。厚みがあるので、火が全体にまんべんなく行きわたり、保温性もあります。これでソースを温めるとめちゃくちゃおいしくなりますよ。アヒージョや、パイ生地でふたをしたオニオンスープなどにも最適。このままテーブルに出せば、演出効果も抜群です。

さらにいいのが、使っていくうちに黒ずんできて、アンティークのような味わいが出ること。コレクションしたくなる鍋です。

食材を器にする調理道具2種

ホームパーティーで大変なのは、取り皿を多く用意しなければいけないこと。そこで、私がよくやるのが、食材を器にしてしまうことです。器ごと食べることができれば面白いし、後片付けもラク。そこで最近出番が多く、大人にも好評なのがこの2種です。

◎ごはんが器になる!

これは、ごはんを器にする型。型にまずアルミホイルを敷き、ごはんを詰めて型で押すと、小鉢くらいの大きさのカップが完成。後は、アルミホイルのままトースターで7~8分焼くと、焼きおにぎりのカップができます。チャーハンやカレーピラフなどで作れば彩りもきれい。子どもはもちろん、大人にも好評です。

◎野菜が器になる!

ニンジン、ダイコンなどの根野菜をはじめ、タマネギでもキレイな器を作れる道具がこれ。野菜をらせん状にカットしていくので、中心が繰り抜かれる形になり、くり抜いたほうは器に、らせん状にカットしたものはサラダや、そのまま串に刺して衣をつけて揚げれば野菜の串揚げが完成。捨てるところがないのもいいですよね。

サラダが芸術作品になるピーラー

サラダはパーティーに欠かせないメニューのひとつ。いろいろなサラダがありますが、凝ったサラダを作るのは大変です。しかし、だからといって野菜をカットしただけでは味気ない。そこで便利なのが「わっふるサラダピーラー」。簡単なのに手間ひまかけたようなカッティングになります。

このピーラーは、普通のピーラーと同じように一定方向にスーッスーッと動かすだけで、格子状の模様にカットされるというもの。刃の角度や厚みが計算され、野菜を右斜めからと左斜めからの交互にカットするように作られているんです。

この刃の技術がすごいんです。応用しているのは医療用メス。刃を研ぐときには、必ず反対側に「返りばり」と呼ばれる金属カスのでっぱりができます。その「ばり」を取るためにまたひっくり返して研ぐ。これを繰り返すのですが、メスのような繊細な刃の場合は、ばりだけを液体で溶かしているんです。ミクロンレベルのばりだけを溶かす技術があるのだそうです。

このピーラーはその技術を使っています。とても鋭角な刃が並んでいるのですが、その切れ味は驚くばかり。本当に気をつけないと手を切ってしまうくらい。格子状にカットするためだけのピーラーに、すごい技術が詰まっていることに感動します。開発にはめちゃくちゃ時間がかかっているようです。

そんな技術がつまったピーラーでカットした野菜はシャキシャキした食感で、食が進みます。「この野菜キレイ、食感もいいね」なんて声が聞こえるたびに、うんちくを話したくなってしまいます。話題づくりにもひと役買っていますね。

パーティー料理は誰かがつきっきりでやるのではなく、話をしながらテーブルでできるのが一番。話題づくりにもなる調理道具で、パーティーを盛り上げましょう!(談)

(ライター 広瀬敬代)

[日経トレンディネット 2016年12月22日付の記事を再構成]

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