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ZenFone 3の廉価版「Laser」 初心者にはお薦め

戸田覚のPC進化論

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NIKKEI STYLE

日経トレンディネット

エイスーステック・コンピューターの攻勢が止まらない。「ZenFone 3シリーズ」で複数モデルが登場したと思いきや、手ごろな価格でカメラに力を入れた「ZenFone 3 Laser」が投入された。名称に「Laser」とあるので、高速な「レーザーオートフォーカス」が特徴のスマートフォンと思うかもしれないが、実はZenFone 3も「レーザーオートフォーカス」を搭載している。それだけでなく、最新の像面位相差AFや、被写体を追尾してピントを合わせるコンティニュアスAF、光学手ぶれ補正機能も組み合わせている。つまり、カメラ機能ではZenFone 3のほうが上なのだ。

そこで今回は、両モデルの違いをチェックしつつ、それぞれをレビューしていこう。まず、主なスペックだ。

【ZenFone 3 Laser】
●実売価格:3万円前後
●本体サイズ:149×76×7.9mm
●重量:150g
●液晶:5.5型フルHD
●CPU:Snapdragon 430
●メモリー:4GB
●カメラ:1300万画素
●その他:2SIMスロット(4G/3G/2G同時使用不可)
【ZenFone 3】
●実売価格:4万3000円前後
●本体サイズ:146.8×73.9×7.69mm
●重量:144g
●液晶:5.2型フルHD
●CPU:Snapdragon 625
●メモリー:3GB
●カメラ:1600万画素
●その他:2SIMスロット(DSDS)

メモリー容量と液晶サイズ以外のスペックでは、ZenFone 3が上位モデルであることは間違いない。処理性能もそれなりに差があり、ベンチマークを取るとはっきりと数字に出る。ZenFone 3 Laserは明らかに下位モデルで、ZenFone 3は中級モデルといったところだ。ウェブサイトの閲覧程度なら、どちらも遅いと感じることはないが、ヘビーなゲームをプレーするのはちょっと厳しいだろう。

スペック表では分からない液晶の違い

ほんの1、2年前まで、金属ボディーには高級モデルのイメージがあった。安価なモデルは樹脂ボディーだったのだが、最近は2万円クラスのモデルでも、当たり前のように金属ボディーが採用されている。ZenFone 3 Laserも金属ボディーで、少し前なら「クラス以上の高級感がある」と書いただろう。だが、そんな経緯から今では「並の質感」というのが妥当だ。

上位モデルのZenFone 3は、背面にガラスを採用している。非常に高級感があり、今後、中・高級モデルはこの方向に行きそうだ。ただ、個人的には両面ガラスだとちょっと滑るのが気に掛かる。手に持ってもそうだが、テーブルの上などに置いたときでも滑り落ちないか心配になるのだ。その点、金属ボディーのZenFone 3 Laserはフィット感がある。

ZenFone 3 LaserとZenFone 3を並べてみると、ZenFone 3 Laserの液晶がやや暗いことが分かる。どちらもIPS液晶なのに、ZenFone 3 Laserの液晶は薄い膜が掛かっているかのように見えるのだ。正面から見るとさほどでもないものの、斜めから見るとがっかりする。下位モデルとはいえ、カメラ機能にこだわったモデルなのだから、液晶にもこだわってほしかったところだ。もちろん製造コストの問題もあるので、妥協するべきなのだろうが。

高速フォーカスと高解像度を使い分けたい

ZenFone 3 Laserのカメラは1300万画素だ。1600万画素のZenFone 3に比べて画素数で劣るだけでなく、光学式手ぶれ補正も搭載していない。

とはいえ、安価なモデルとしては確かにオートフォーカスが速く、気分良く撮影できる。1300万画素もあれば、スナップ写真程度なら何の問題もない。

ちなみに両モデルが搭載する「超解像度モード」を利用すると、5200万画素相当での撮影が可能になる。このモードでは撮影後の処理に時間がかかるので、レスポンス良くどんどん撮ることはできないが、記念に残したい写真を撮影するときなどは選択したい。ファイルサイズが大きくなるものの、画質は雲泥の差だ。

初心者にオススメのモデルだ

性能はほどほどでも手ごろな価格のスマートフォンがほしいという人に、3万円程度のスマホの中で選ぶならZenFone 3 Laserはお薦めだ。5.5型液晶は扱いやすいし、本体は軽いので長時間、手に持っていても苦にならない。

ただ、1万円強の価格差でZenFone 3が買えるなら、僕はZenFone 3を選ぶ。性能、カメラ、液晶、ボディーの質感など、価格の割に違いが大きすぎるからだ。

結局、初心者向けのZenFone 3 Laser、ガジェット好きで頃合いの機種を買いたい人向けのZenFone 3というすみ分けなのだろう。ZenFone 3 Laserがエントリーユーザー向けのモデルであることは、端子にmicroUSBを採用していることからもうかがえる。ZenFone 3はUSB Type-C端子なのだ。長く使うならUSB Type-Cのほうがいい。しかしUSB Type-Cのケーブルをコンビニや100円均一ショップで買おうとすると、取り扱っている店がまだなくて困ることになる。

製品名を見ると「ZenFone 3」より「ZenFone 3 Laser」のほうが上位モデルのような印象を受けるうえ、液晶もZenFone 3 Laserのほうが大きいので、店頭で勘違いする人がいるかもしれない。注意してほしい。

戸田覚(とだ・さとる)
1963年生まれのビジネス書作家。著書は120冊以上に上る。パソコンなどのデジタル製品にも造詣が深く、多数の連載記事も持つ。ユーザー視点の辛口評価が好評。

[日経トレンディネット 2016年12月27日付の記事を再構成]

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