検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

NIKKEI Primeについて

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

/

大きくなった源泉徴収票 読み解き方に3つのポイント

知って得するお金のギモン

詳しくはこちら

NIKKEI STYLE

日経ウーマン

12月または1月の給与明細と一緒に渡される「源泉徴収票」、皆さんはもう受け取りましたか?「何に使うのか分からない」と、すぐにしまい込んでしまう人も多いのですが、それはもったいない! マネー上手になれる「使える書類」なのですよ。今回は活用術を伝授します。

源泉徴収票は、勤務先があなたの給料から天引き(源泉徴収)した1年分(1~12月)の所得税の額を、税務署にお知らせするための書類です。2通発行し、1通は本人に渡されます。企業と税務署とのやり取りのためのものなので、専門用語も多く分かりにくいですね。

マイナンバー導入で今年から紙のサイズが大きくなり、情報量が増えましたが、チェックすべき項目は主に次の3つです。

A 「支払金額」……額面年収

B 「源泉徴収税額」……天引きされた所得税の額

C 「社会保険料等の金額」……本人負担分の厚生年金、健康保険、雇用保険等の保険料

まず「支払金額」の欄で額面年収を確認しましょう。これは、交通費を除く各種手当を含んだ金額です。前年に比べて増えているか、減っているか、毎年チェックしてくださいね。

手取りは年々減っている!

今年しっかりためるためには、実際に使えるお金である「手取り年収」も知っておきます。

手取り年収は源泉徴収票に書いてあるわけでなく、自分で計算しないと分からないのです。額面年収(A)から所得税(B)、住民税、社会保険料(C)を引いた金額が手取りです。住民税だけは源泉徴収票に書かれていないので、給与明細を見て毎月天引きされている住民税を12倍します。

例えば額面年収400万円の人の2016年の手取りは、約317万円(扶養家族のいない40歳未満のケース)。差額83万円が「使えないお金」です。うん、かなりの金額で驚きますね。内訳は、所得税約8万5000円、住民税約17万5000円、社会保険料が約57万円です。よく「税金が高い」といいますが、よほどの高年収でない限り、税金より社会保険料の負担のほうが大きいのです。

実は、税金や社会保険料の負担が増える制度改正は03年から毎年実施されており、額面年収が同じなら手取りは減り続けています。額面年収400万円の手取りは、02年には333万円ありました。14年間で16万円も少なくなっている! ゆゆしき事態です。

国の財政状況を考えると、今後も増税や社会保険料の負担増は避けられないでしょう。額面年収が変わらなければ、これからも手取りはじわりじわりと減ってしまうのです(涙)。

手取り年収を知ることは、額面年収を把握するのと同じくらい大事なこと。だって、自分が本当に使えるお金でマネープランを立てないと"絵に描いた餅"になってしまいますからね。

今年のマネープランを立てる前に昨年を振り返ってみましょう。1年間で貯蓄できた額はいくらですか? 先ほど算出した手取り年収から、昨年1年間の貯蓄額を引くと、支出総額が分かります。「年間貯蓄額」と「年間支出額」は、しっかり頭に入れておきましょう。マネー上手のキホンです。

今年も昨年並みの貯蓄をしたいなら、その金額が自動的にたまるように積み立ての手続きをします。昨年の貯蓄額が少なく「これではいけない」と思った人は、昨年の支出の内訳を書き出してみましょう。大まかでいいので、とにかく書くこと。そうすると、使い過ぎなど問題点が浮き彫りになりますよ。

今月の回答者

深田晶恵さん
ファイナンシャルプランナー。株式会社生活設計塾クルー取締役。外資系電機メーカー勤務を経て、1996年にFPに転身。現在は、特定の金融商品を販売しない独立系FP会社生活設計塾クルーのメンバーとしてコンサルティング業務を行うほか、雑誌等の原稿執筆、講演などを手がける。

[日経ウーマン 2017年2月号の記事を再構成]

日経WOMAN2017年2月号

著者 :
出版 : 日経BP社
価格 : 650円 (税込み)

春割ですべての記事が読み放題
有料会員が2カ月無料

有料会員限定
キーワード登録であなたの
重要なニュースを
ハイライト
画面例: 日経電子版 紙面ビューアのハイライト機能
日経電子版 紙面ビューアー
詳しくはこちら

ワークスタイルや暮らし・家計管理に役立つノウハウなどをまとめています。
※ NIKKEI STYLE は2023年にリニューアルしました。これまでに公開したコンテンツのほとんどは日経電子版などで引き続きご覧いただけます。

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
春割で無料体験するログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で無料体験するログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
春割で無料体験するログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で無料体験するログイン

権限不足のため、フォローできません

ニュースレターを登録すると続きが読めます(無料)

ご登録いただいたメールアドレス宛てにニュースレターの配信と日経電子版のキャンペーン情報などをお送りします(登録後の配信解除も可能です)。これらメール配信の目的に限りメールアドレスを利用します。日経IDなどその他のサービスに自動で登録されることはありません。

ご登録ありがとうございました。

入力いただいたメールアドレスにメールを送付しました。メールのリンクをクリックすると記事全文をお読みいただけます。

登録できませんでした。

エラーが発生し、登録できませんでした。

登録できませんでした。

ニュースレターの登録に失敗しました。ご覧頂いている記事は、対象外になっています。

登録済みです。

入力いただきましたメールアドレスは既に登録済みとなっております。ニュースレターの配信をお待ち下さい。

_

_

_