検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

NIKKEI Primeについて

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

/

バツイチでも男ならモテるのに 恋愛の仕方を忘れた私

[池沢詩織さん(仮名) 第3回]

詳しくはこちら

NIKKEI STYLE

こんにちは。ライターの大宮です。いきなり雑談ですが、僕は35歳ぐらいのときに「人生の喜び」を見いだしました。といっても、大げさなものではありません。日々、何を励みにして仕事や家事をするのか、ですね。飲み食いとおしゃべりが大好きな僕にとってのそれは「晩酌」です。

普段の生活では、居酒屋のまかないみたいな料理が得意な妻と2人で。週に1回ぐらいは親しい友だちと一緒に。清潔で安全な場所で、おいしくて温かい料理を食べながら良いお酒を飲み、気取らずにあれこれおしゃべりしたいのです。その相手が、働き者で感じの良い美人だったりしたら最高。平静を装いながら、心の中では「素晴らしきかな、人生!」と叫んでいます。

シングルマザーの池沢詩織さん(仮名、40歳)とは、ちょっと高めの焼き鳥でビールを飲みながら会食をしています。人目を引く美人の詩織さん。大手メーカーの財務部できっちり働いているキャリア女性でもあります(前回記事:「『理想の奥さん』は無理だった 出産後1年で別離」)。インタビューという仕事を忘れて気持ちが浮き立つのを抑えつつ、彼女の話の続きを聞きましょう。

「恋愛のアンテナが壊れてしまった」

「離婚したときに子どもはまだ1歳半。私は35歳になっていました。再就職はかなり難しいですよね。正社員への登用実績のある会社に派遣社員として入ることにしました」

その会社が現在の勤め先です。前職のコンサルティング会社で会計分野でのスキルを磨いていた詩織さん。1年半後には無事に正社員になり、一人息子と一緒に実家で暮らしています。姉夫婦も実家近くに住んでいるのも安心材料の一つです。会社までの通勤時間は片道30分程度で、繁忙期は決まっているので育児と仕事の両立も今のところは問題ありません。

一方で、恋愛に関しては「アンテナが壊れてしまった」と詩織さんは自嘲します。離婚してから5年間、恋人はいないそうです。

「別れるときのゴタゴタで、スーツ姿の男性が怖くなっていた時期もありました。通勤中、元夫に似ている髪形の男性を見かけると気持ち悪くなってしまったり……。恋愛の仕方を忘れてしまいました。小さな彼氏である息子が『好きだよ』と毎日言ってくれるので満たされている一面もあります(笑)」

成人男性への不信感と子どもとの一体感。離婚歴のある女性からはよく聞く話です。でも、時間が解決してくれることが多いのも事実。詩織さんも最近では「同志がほしい。話し相手がほしい」という気持ちが高まっています。

「会社の同僚が独身男性を紹介してくれたこともあります。私と同じくバツイチですが、年齢が32歳。若すぎて気が引けてしまいました。食事中もいろいろ話しかけてくれて、連絡先も交換し、デートにも誘ってくれて……。でも、私が返事をまめにしなかったのでデートは実現しませんでした。男性はバツイチでもモテますよね。私よりもはるかに積極的な女性がいたみたいで、その後すぐに再婚をしたと噂で聞きました」

詩織さん、焦る必要はありません。少しずつリハビリをしてください。年齢は相対的なものなので負い目に感じなくていいと思います。相手の男性が年齢をすごく気にしたり、子どもを欲しがったりする場合は別ですが、好きになってしまえば10歳ぐらいの年齢差なんて関係ありませんからね。

ゆっくりと恋心を温めるためには、生活時間の大半を費やしている職場が適していると僕は思います。実際、詩織さんは元夫の哲也さんとも前職のコンサルティング会社で出会いました。しかし、現在の大手メーカーでは様子が違うようです。

「社員の入れ替わりが多くバツイチの人も多いコンサルとは違って、今の会社は間違いのない人生を送っている真面目な人ばかりです。ほとんどの人が新卒で入社して、30歳ぐらいまでに結婚しています」

社内に独身男性がいないわけではありません。しかし、詩織さんには優秀なキャリア女性にありがちな恋愛の傾向があります。仕事に情熱を持たず、会社にしがみついているような男性には興味を持てないのです。「できる男性」が独身のまま残っていることはまれですからね。社内で相手を見つけるならば、自分の年齢などは忘れて、30歳前後の独身男性とデートする意気込みが必要なのかもしれません。続きはまた来週。

大宮冬洋(おおみや・とうよう)
 フリーライター。1976年埼玉県生まれ。一橋大学法学部卒業後、ファーストリテイリングに就職。1年後に退職、編集プロダクションを経て02年よりフリーに。著書に『30代未婚男』(共著/NHK出版)、『バブルの遺言』(廣済堂出版)、『私たち「ユニクロ154番店」で働いていました』(ぱる出版)など。電子書籍に『僕たちが結婚できない理由』(日経BP社)。読者の方々との交流イベント「スナック大宮」を東京もしくは愛知で毎月開催中。
ライター大宮冬洋のホームページ http://omiyatoyo.com/

「キャリア女子ラブストーリー ~アラフォーからの恋愛論」バックナンバー

春割ですべての記事が読み放題
有料会員が2カ月無料

有料会員限定
キーワード登録であなたの
重要なニュースを
ハイライト
登録したキーワードに該当する記事が紙面ビューアー上で赤い線に囲まれて表示されている画面例
日経電子版 紙面ビューアー
詳しくはこちら

ワークスタイルや暮らし・家計管理に役立つノウハウなどをまとめています。
※ NIKKEI STYLE は2023年にリニューアルしました。これまでに公開したコンテンツのほとんどは日経電子版などで引き続きご覧いただけます。

関連企業・業界

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
春割で無料体験するログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で無料体験するログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
春割で無料体験するログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で無料体験するログイン

権限不足のため、フォローできません

ニュースレターを登録すると続きが読めます(無料)

ご登録いただいたメールアドレス宛てにニュースレターの配信と日経電子版のキャンペーン情報などをお送りします(登録後の配信解除も可能です)。これらメール配信の目的に限りメールアドレスを利用します。日経IDなどその他のサービスに自動で登録されることはありません。

ご登録ありがとうございました。

入力いただいたメールアドレスにメールを送付しました。メールのリンクをクリックすると記事全文をお読みいただけます。

登録できませんでした。

エラーが発生し、登録できませんでした。

登録できませんでした。

ニュースレターの登録に失敗しました。ご覧頂いている記事は、対象外になっています。

登録済みです。

入力いただきましたメールアドレスは既に登録済みとなっております。ニュースレターの配信をお待ち下さい。

_

_

_