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万が一!車に備えあり 衝突回避や誤発進防止が進化

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NIKKEI STYLE

高齢ドライバーによる相次ぐ死傷事故は、最新の車に乗っていれば防げたケースがあるかもしれない。誤発進防止や衝突回避などの安全装備により、危険時に止まる車は増えている。万一の時に心強い技術と車種をひもといてみよう。

高齢者が第一当事者となる悲惨な交通事故が多発している。ブレーキの踏み間違えなどにより、深刻な死亡事故につながるケースも多い。こうした高齢ドライバーの注意力の低下などで起きる事故を減らすには、新車種に搭載されている安全装備を活用するのが有効だ。

自動ブレーキ センサーで差

その代表が「自動ブレーキ」。ただ注意したいのは、自動ブレーキの中身だ。障害物や歩行者を検知して自動でブレーキを働かせるセンサーには、大きく分けて4種類あり、機能に差がある。赤外線レーザー(レーザーレーダー)、ミリ波レーダー、単眼カメラ、ステレオカメラで、車種によってはこれらを組み合わせて使う。また、ソナー(超音波)を補助的に利用するものもある。

このうち赤外線レーザー方式は、簡易型の自動ブレーキシステムで、コンパクトカーや軽自動車を中心に幅広く採用されている。低コストな半面、30メートル先までの近距離の障害物しか検知できず、歩行者や車線の判別もできない。一方、電波を利用するミリ波レーダー方式は、遠方の障害物を検知でき、高速度で走行中も作動する。だが、歩行者や車線を判別できない点は、赤外線レーザーと同じだ。

そこで、歩行者との衝突を防ぐために、カメラセンサーを採用する車種が多い。カメラセンサーは"人間の目"に近い。基本的には歩行者を判別でき、ある程度遠くまで見える。さらに、高速で走行中でも作動する。とはいえ、決して万能ではない。逆光やみぞれ交じりの雨といった天候に左右されやすく、作動しない場合もあるのだ。

もう一つ注意したいのは、カメラを備えていても、歩行者に対して自動ブレーキが利かない車種があること。カメラを、主に車線認識のために使うケースだ。自動ブレーキは現在、進化途上の機能であり、メーカーによって呼び名が統一されていない。しかも、同一メーカーでも、車種によって異なる機能を同じシステム名で販売している例もあり、わかりづらい。

自動ブレーキのメカニズムの違いは、性能に表れる。とりわけ差が出るのが、歩行者との衝突回避機能だ。どれくらい離れた距離まで検知でき、時速何キロまでのスピードなら停止できるかなどが、ポイントになる。

自動車事故対策機構(NASVA)が2016年度(前期)に実施した試験で、他車両に対する自動ブレーキでは各社の実力が拮抗したものの、対歩行者ではその差が歴然となった。最も優れた結果を得たのは、マツダの「アクセラ」。次いで、富士重工業(スバル)の「インプレッサ」と「レヴォーグ」が上位につけた。

自動ブレーキ以外にも、高齢者の事故を防ぐ安全装備はある。最近では多くの車種が、アクセルとブレーキの踏み間違えを想定して「誤発進防止・抑制機能」を備える。前方に壁などの障害物があると、ドライバーに警報で知らせるほか、アクセルを踏み込んでも反応を鈍くして暴走を防ぐ仕組みだ。

オプションで選択が可能

走行中の車線の逸脱や変更に伴う事故を防ぐ安全装備には2つある。1つは、車線から意図せずはみ出して接触する事故を防ぐ「車線逸脱防止機能」。センサーにカメラを採用している車種には必ず付いている。そしてもう1つ、車線を変更するとき、斜め後方の死角に車両があった場合、ピラーやドアミラーに内蔵したランプで危険を知らせる「死角検出警報」がある。

自動ブレーキをはじめこれらの安全装備は、車種によって標準かオプションで用意されている。すべての機能を備えたマツダの「アクセラ」、スバルの「インプレッサ」「レヴォーグ」などが、万一の時に心強い点で候補に上がるだろう。軽自動車ではダイハツの「タント」が筆頭候補だ。16年11月発売モデルは、自動ブレーキが歩行者にも対応。前後方の誤発進防止・抑制も可能で、普通車に迫る機能を備えている。

(「日経トレンディ」2月号から抜粋・再構成。文・自動車評論家 松下 宏)

[日本経済新聞夕刊2017年1月14日付]

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