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3億円の日本限定フェラーリ 実物公開前に完売の理由

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日経トレンディネット

フェラーリ・ジャパンは2016年12月13日、フェラーリの日本上陸50周年記念特別限定モデル「Ferrari J50」を東京都内で世界初公開した。10台限定で税抜き価格で250万ユーロ、日本円で約3億円となる。

同社は16年3月に鈴鹿サーキットで開催した「Ferrari Racing Days Suzuka」を皮切りに、日本各地でフェラーリ日本上陸50周年を記念するさまざまな公式イベントを実施してきた。J50はこうした一連の記念イベントの集大成「Ferrari 50 Year Anniversary in Japan Finale」でサプライズ公開されたもの。

J50は、フェラーリとしてのさまざまな節目に原則10台以下限定で投入する特別限定車「フェラーリ・フォーリ・セリエ」シリーズの一つ。これまでにフェラーリのデザインに関わってきたイタリアの老舗デザイン会社、ピニンファリーナのセルジオ・ピニンファリーナ名誉会長をしのんだ「セルジオ」(2013年)の6台、フェラーリの米国導入60周年を記念した「F60アメリカ」(2014年)の10台などがある。

デザインからパワーユニットまで特別仕様

日本専用として開発されているJ50は、販売されるのも日本だけだ。ベースはV8ターボエンジンをミッドシップに搭載したオープンカー「488スパイダー」。ボディーデザインはオリジナルなデザインだが、1975年デビューのV8ミッドシップ2シーターの原点「308シリーズ」のタルガトップ仕様「308 GTS」をモチーフに、歴代レーシングカーからインスパイアされた部分もあるという。このためJ50のルーフは脱着可能な2分割式カーボンルーフを備えたタルガトップとなっている。ちなみにモチーフに308が取り上げられたのは、本格的なフェラーリの輸入が始まった初期を代表する一台だからだ。

タルガトップを採用したのは「日本の顧客はオープンモデルを非常に好むから」だとフェラーリのコマーシャル&マーケティング部門シニア・バイスプレジデントのエンリコ・ガリエラ氏。「例えばクーペの『GTB』とオープンの『スパイダー』がある488の販売比率は50:50で、現在の納車待ちの顧客はスパイダーのほうが多い」(ガリエラ氏)という。

パワーユニットも特別仕様となり、488シリーズに搭載される3.9LのV8ターボエンジンを20馬力プラスとなる690馬力まで出力を向上。さらにエンジンフードを透明なポリカーボネート製にして、エンジンそのものを見せているのも大きな特徴だ。

このほかにも専用デザインの20インチアルミホイールや、フルLEDヘッドライトなどの特別装備を備える。

完売は当然だった?

J50はこの日が世界初公開だったにもかかわらず、公開時点で完売。つまり税抜きの車両本体だけでも3億円を超えるクルマなのに、顧客はデザインスケッチだけで購入を決めているわけだ。少し驚いてしまうが、昨今のスーパーカー限定車の売れ方からすると実は普通。この手のクルマは基本的に発表前に完売する。

世界的にスーパーカーの特別限定モデルは、コレクターズアイテムとして、引く手あまたとなっている。このため、同ブランドのクルマを複数台の購入した経験がある、もしくは現在も所有している優良顧客は、購入権が優先的に与えられるというケースも多い。そうした顧客たちはプランが示された時点で予約するものなのだ。だから予約数はあっという間に終了してしまう。もともと供給台数が少ないスーパーカーは、通常モデルでさえ、需要は供給を大きく上回っている。しかも同社によれば日本は世界で4番目のフェラーリのマーケット。だからこそ日本専売モデルが用意されたのだ。

日本の新車販売数の全体で見れば輸入車の割合は少ないが、スーパーカーや高性能モデルに限定して見てみると、フェラーリのように重要なマーケットであることも多い。スーパーカーファンからしても、憧れの特別限定車が、日本専用モデルとして日本でだけ10台発売なわけだから、即完売するのも当然というところだろう。

(文・写真 大音安弘)

[日経トレンディネット 2016年12月19日付の記事を再構成]

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