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「今年こそ勉強」に役立つ スマホとアプリ活用法

戸田覚のデジモノ深掘りレポート

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日経トレンディネット

僕は、中国語の学校に通っているのだが、若いころに比べると学習能力が落ちたものだと改めて思い知らされている。ところが、どう見ても僕より年配の方々が余裕で学習できている。「これは年齢の問題ではないのでは」と、さらに思い知らされる。

諦めるわけにはいかない。ということで、少しでも効果的に学習をする方法はないかと考えた結果、僕は「iPad」を活用するようになった。今回はその方法を紹介していこう。中国語だけでなく英語など外国語を学ぶ人、資格試験の勉強をする人、仕事の打ち合わせなどでも役立つノウハウだと思っている。

iPad活用のポイントは次の3点だ。

【ポイント1】板書は書き写すより「撮影」
【ポイント2】「録音」を活用する
【ポイント3】「暗記」に役立つお薦めアプリ

【ポイント1】板書は書き写すより「撮影」

学生のころは、必死に先生が黒板に書いた内容をノートに書き写したものだが、果たしてそれに価値はあるのだろうか……。最近ちょっと疑問に感じている。書き写すことでより記憶に残るということはあるだろう。だが、1度書いたくらいでは覚えられないとも思うのだ。

そもそも、黒板に字を書くという作業は、プリントを配る余裕がなかった時代の名残が7割なのではないだろうか。残り3割は視覚に訴えながら説明する分かりやすさだろう。

僕の中国語の先生は非常に柔軟に対応してくれて、ホワイトボードを撮影することもOKなので、授業中には頻繁に撮影している。iPad Proなら撮影できるだけでなく、撮影したホワイトボードの画像にポイントを書き込むこともできる。ただ、片っ端から撮影するのは意味がないことも気が付いた。

当たり前だが、先生が説明しながら書き込んでいく場面では、書き終わるまで撮影ができない。当然、そこに自分の考えや疑問点を書き加えることもできない。このような場面では、撮影せずに手書きで板書を書き写している。それに、先生が説明しながら板書したことは、やはり書き写すことで理解度が上がる。自分なりの注釈も同時に書き込める。この作業には、iPadと「Apple Pencil」を使っている。

一方で、最初に図などを描いてしまい、後から先生が説明する場合は、完成した状態で撮影するのがいい。補足事項は撮影した画像に追記していけばいい。これは仕事のミーティングなどでも同様だと思う。

【ポイント2】「録音」を活用する

僕は、取材の際には録音を残すことが多い。相手の発言を正確にテキスト化するためには、録音が必須なのだ。仕事の打ち合わせでも、内容を録音しておくと後でとても役立つ。会社などでは、会議の議事録を取ったり、その音声をあとで共有したりする人も多いだろう。

中国語の授業でも録音をしている。中国語は発音が難しく、また大切でもある。その点、僕が通っている中国語のクラスでは、先生が「積極的に録音しなさい」と言ってくれるのでとても助かる。

当初は、自分用に録音していただけだったが、最近はクラスのメンバーで同報メールを作成し、休んだ人でも録音データを入手できるようにしている。社会人ばかりのクラスなので、仕事の都合で出席できない人も多く、このメールはとても重宝だ。

録音係を申し出た僕は、録音したファイルをDropboxで共有している。最近は板書の内容を撮影した画像なども同時に共有しているので、休んだ人の学習意欲が低下するのを防ぐのに役立っているそうだ。

僕自身は、手書きアプリ「MetaMoji Note」を使ってiPadでメモを取っている。手書きをしながら録音もできるので、後で見直すときにとても便利だ。ただ、MetaMoji Noteは録音だけをとり出してシェアするには操作が必要。面倒なら録音は別にスマートフォンなどを使ってもいいだろう。録音した音声をスマートフォンからDropboxに直接アップロードできるアプリも多いので、情報を共有するのは簡単だ。

【ポイント3】「暗記」に役立つお薦めアプリ

最近のスマートフォンは、暗記用のアプリも充実している。僕が使っているのは「i-暗記シート-写真で作る問題集-」というアプリ。無料で利用できるが、広告の非表示やファイル件数の制限解除にはアプリ内課金が必要だ。

基本機能は、学生時代に使った緑の蛍光ペンと赤い透明なプラスチックシートのようなイメージ。ノートに赤字で表記しておくとシートを重ねたときに消え、緑のペンで塗りつぶしておくと黒塗りになるあれだ。i-暗記シートの場合は、シート代わりのフィルター機能があって、赤で記載しておいた文字に重ねると消え、紫のマーカーを引いた部分に重ねると塗りつぶされる。

使用するには、i-暗記シートに手書きアプリで作成したメモを画像として取り込むか、教科書などをそのまま暗記用のコンテンツとして使いたいときは、ページごと撮影する。隠したい範囲を指定してマーカーを引いてもいいが、自分のメモを使うときはあらかじめ消したい文字だけを赤で書き込むようにしておくと手間が省けて楽だ。

iPadを持ち歩いていれば、いつでもどこでも授業を振り返れるし、暗記なども練習できるようになる。僕の学生時代はアナログで勉強するしか手段がなかったので、なんとなく手抜きっぽい罪悪感がすることも否めないのだが、日々仕事に追われる中、空いた時間で学習したいなら、やっぱりiPadは最強のパートナーといえるだろう。

戸田覚(とだ さとる)
1963年生まれのビジネス書作家。著書は120冊以上に上る。パソコンなどのデジタル製品にも造詣が深く、多数の連載記事も持つ。ユーザー視点の辛口評価が好評。

[日経トレンディネット 2016年12月8日付の記事を再構成]

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