エンタメ!

  • クリップ

エンタウオッチング

HKT48の魅力 センター固定せず、常に驚きの抜てき

 
日経エンタテインメント!

2017/1/12

 初劇場公演から5周年を迎えたHKT48の魅力の秘密を掲載する第2回。シングル選抜とセンターの抜てき、そして彼女たちの強みである冠バラエティの歴史を振り返る。(前回の「HKT48、ライブに独自の魅力 指原莉乃が曲目リスト」はこちら

『最高かよ』では、正規メンバーに昇格して4カ月の松岡はながセンターに選ばれ、世代交代が進むと思われたが…。

 選抜総選挙がAKB48グループ全体での戦いだとすれば、HKT48内での熾烈な競争が繰り広げられるのがシングルの選抜メンバーだ。

 AKB48では総選挙前のシングルなどで、通常16名の枠が30名前後に増員されるが、HKT48ではこれまですべて16名のみが選ばれて、メンバーが増えるごとに狭き門になっている。9thシングル『バグっていいじゃん』(17年2月リリース)では、選抜メンバーが大幅に入れ替わり、16年に加入したばかりの4期生4名を含む、半数の8名が初選抜入りを果たした。

 センターポジションを固定しないのもHKT48の特徴だ。9枚のシングルで早くも6人(Wセンターを含む)がセンターを担う。デビューシングル『スキ!スキ!スキップ!』(13年3月リリース)では、1期生ではなく2期生の田島芽瑠が抜てきされ話題を集めた。8thシングル『最高かよ』(16年9月リリース)では正規メンバーに昇格してわずか4カ月の松岡はながセンターに。劇的な世代交代が進むかと思われたが、9thシングル『バグっていいじゃん』では指原莉乃がHKT48のシングルでは初のセンターに選ばれるなど、常に驚きがある。

初センターのメンバーは赤字で表記

 「メンバーの日頃の頑張りを、できるだけ多くの観点で判断していますが、最終的にはその楽曲のイメージに合うメンバーを抜てきしているつもりです。意識して毎回サプライズを用意しているわけではありません。メンバーには、いつ選ばれてもいいように常に準備をしておきなさい、と伝えています」(尾崎充・劇場支配人)。

『最高かよ』 8thシングルのセンターは正規メンバー昇格後、わずか4カ月の第2回ドラフト生、松岡はな
『控えめI love you !』 結成当初の劇場公演でセンターを務めた兒玉遥が、4thシングルで1期生として初のセンターに
『スキ!スキ!スキップ!』 当時は研究生だった2期生の田島芽瑠が、デビューシングルのセンターに抜てきされた

■みんなで成長したグループ

 AKB48グループの他の姉妹グループと比べて、HKT48が得意としており、全国区での人気者になっていくために、大きく貢献しているのがテレビの冠バラエティだ。HKT48には知名度の高い指原が所属していることから、地元での初冠番組『HKTバラエティー48』が始まった4カ月後の12年10月から、在京キー局での初冠番組『HaKaTa百貨店』が放送開始。13年1月からは、現在も放送中の『HKT48のおでかけ!』(TBS系)がスタートした。

地上波レギュラーテレビ番組のみ掲載。※13年に『HaKaTa百貨店2号館』、15年に 『HaKaTa百貨店3号館』の番組名で放送

 「HKT48はみんなで成長してきたグループなので、冠バラエティではできるだけ多くのメンバーが交代で出演できるような構成を意識しています。『HKT48のおでかけ!』では、MCの後藤輝基さん(フットボールアワー)が温かい目線でメンバーを見てくださり、本村碧唯(あおい)から始まり、山下エミリーや最近では松岡はななど、メンバーの良いところを引き出してくださいます。この番組を通して、全国区で注目を集めるきっかけを作っていただいているメンバーも多いです」(尾崎氏)。

 地元・福岡でのローカル番組と関東地区両方で冠番組を放映し、個々のメンバーの魅力をアピールすることを早くから続けた結果、HKT48は16年の選抜総選挙で姉妹グループとして最多となる、指原莉乃(1位)、宮脇咲良(6位)、兒玉遥(9位)の3名が選抜メンバー入りした。

(ライター 高倉文紀)

[日経エンタテインメント! 2017年1月号の記事を再構成]

日経エンタテインメント! HKT48 5周年Special (日経BPムック)

著者 : 日経エンタテインメント!
出版 : 日経BP社
価格 : 1,620円 (税込み)


  • クリップ

エンタメ!新着記事