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プロが教える おいしい東京のホテル朝食

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NIKKEI STYLE

ホテルの朝食は特別だ。たとえ泊まりがけの旅ではなくても、ラグジュアリーな雰囲気の中で味わうと、オムレツ1皿、コーヒー1杯が非日常的な感動につながる。JTBグループで法人営業や富裕層向けの旅行の手配を手がける担当者4人に、朝食がお薦めの東京のホテルを教えてもらった。いつもと違う朝食を食べに行こう。

◆      ◆       ◆

パーク ハイアット 東京――外国にいるような非日常感を味わえる

今回話を聞いたのはJTB首都圏で高品質旅行を主に扱う支店「JTBロイヤルロード銀座」の込谷美香さん、佐座祐美さん、横尾典子さん、萩原和奈さんの4人。いずれも富裕層向けの営業に特化したコンシェルジュだ。

4人全員一致でお薦めと太鼓判を押したのが、東京・西新宿の「パーク ハイアット 東京」(1994年開業)だ。「お客様が新宿に宿泊を希望されたら最初に提案する」(込谷さん)と信頼が厚く、「部屋や施設はメンテナンスが行き届き、開業から20年余りたっていることを感じさせない」(萩原さん)。

朝食は41階のレストラン「ジランドール」で提供している。ヨーロッパのカフェでくつろぐ人々のモノクロ写真が天井近くの壁一面に飾られ、自らもアートの一部になったような気分になる。

クラシック音楽が流れる店内は「あえて客室数を限定した比較的小規模なホテルということもあり、高級感のある雰囲気の中、落ち着いた時間を過ごせる」(横尾さん)。「宿泊客の7割が国外の方」(パーク ハイアット 東京)との言葉を裏付けるように、「グッドモーニング!」という接客係の出迎えの声が幾度も響く。日本人の姿は少なく、多彩な国々の人がレストラン内を行き交い、旅先で食事をしているような気分になる。

ビュッフェ形式の朝食「ジランドール ブレックファースト ブッフェ」(税抜き4200円)では卵料理を1品選択でき、オムレツ、ポーチドエッグなど、キッチンで調理した出来たてを運んでくれる。パン類だけでも10種類以上が並び、マフィンやシュトーレンといったなかなかビュッフェでは見ないものも選べる。ドリンクコーナーでは搾りたてのオレンジジュースや牛乳などが8種類、このほかにもコーヒー、紅茶(アッサム、ダージリン等4種から選択)をオーダーできる。和食コーナーも充実。ごはんはもとよりイクラを添えた白あえ、旬の野菜を使った煮物にだしが香る味噌汁など、ディナーでも十分通用しそうなメニューに心が躍る。

このほかにもセットメニューの和食「和朝食」(同4200円)、洋食「ヘルシーバランス ブレックファースト」(同4200円)がある。

DATA
パーク ハイアット 東京

アクセス JR新宿駅南口徒歩12分、地下鉄都庁前駅徒歩8分
朝食営業時間 午前6時30分~10時30分 (土日祝は午前11時まで)
朝食の予約 不可
飲食代のほかにサービス料(15%)と消費税が別途かかる

パレスホテル東京――種類豊富なパン…ビュッフェの醍醐味を感じるホテル

すがすがしい雰囲気の中で充実したホテルビュッフェを味わえると推薦されたのは東京・丸の内の「パレスホテル東京」。お堀端にある同ホテルは1961年に開業、2012年に全館建て替えを終えリニューアルオープンした。「ビジネスとレジャーのどちらでも使いやすい便利な立地にある」(横尾さん)という言葉の通り、朝食を提供する1階のレストラン「グランド キッチン」には、スーツ姿の海外のビジネスマンから赤ちゃん連れまで多様な年齢、国籍の人々が訪れる。

ビュッフェは2種類あり、温かい卵料理が楽しめる「グランドキッチン・ブレックファスト・ブッフェ」(税抜き3612円)がお薦め。「オープンなキッチンに大きなビュッフェ台。ライブ感のある"ホテル朝食"を堪能できる」(込谷さん)。ビュッフェで提供される種類豊富なパンは、ホテルの地下工房から焼きたてを運んでいる。また、トースターを置いているホテルが多い中、同ホテルでは窯で温め直してくれるサービスがうれしい。

卵料理はオムレツ、ポーチドエッグ、フライド・エッグ、エッグベネディクトから選ぶことができる。一押しはエッグベネディクト。ハムかサーモンを選択でき、とろとろの黄身とソースが絡み合い幸せな気分に浸れる。

みずみずしい野菜やハム類が並ぶサラダコーナーはもちろん、同ホテルならではの温菜コーナーはぜひ試したい。シェフたちが小気味よく調理するキッチンの目の前にキノコのソテーや焼きトマト、温野菜、フライドベーコンが並ぶ。キッチンの熱気を感じながら選ぶ温菜は格別だ。建て替え前の同ホテルの地下に名物カレー店があったことを覚えている人がいるかもしれない。当時から在籍するシェフの提案でビュッフェにはカレーも並んでいる。当時のカレーと同じものではないが、パレスと言えばカレー、という顧客の思いを大事にしているそうだ。

ドリンクコーナーにはキッチンで絞ったオレンジジュースやグレープフルーツジュースなど8種が並び、温かい飲み物はコーヒー、紅茶、そしてホットチョコレートから選択できる。

レストランのテラスからは和田倉噴水公園の緑とお堀を見渡せ「オープンエアのテラス席があり、都会の喧騒(けんそう)を忘れてちょっとしたリゾート感を味わいながら朝食を楽しめる」(横尾さん)のは他のホテルにはない魅力。

上記のビュッフェにサーモンのマリネや和牛のポトフなどもつく「パレス・モーニング」(同4723円)、洋食のセットメニュー「コンチネンタル・ブレックファスト」(同2500円)、和食のセットメニュー「ジャパニーズ・ブレックファスト」(同3889円)がある。

DATA
パレスホテル東京
アクセス
 地下鉄大手町駅C13b出口から地下通路直結、JR東京駅徒歩8分
朝食営業時間 午前6時~10時30分 (土日祝は宿泊者のみ利用可)
朝食の予約 不可
飲食代のほかにサービス料(10%)と消費税が別途かかる

ホテルニューオータニ――どの年代でも楽しめる多彩な品ぞろえ

上質で多彩な品ぞろえのビュッフェを堪能できるとして挙がったのは東京・紀尾井町の「ホテルニューオータニ」。1964年の東京五輪のホテル需要に応えるため同年に開業、客室数は1479室と国内屈指の大規模ホテルだ。館内には朝食を提供するレストランだけでも4店舗あり、なかでも「SATSUKI」を推す声が多かった。

ビュッフェ形式の「新・最強の朝食」(税抜き5000円)は「どんな年代のお客様もお楽しみいただける豊富な種類をそろえており、一つ一つの食材のレベルも高い。うどんを目の前でゆでてくれるビュッフェはなかなかない」(萩原さん)「(国際的に有名な洋菓子店)"ピエール・エルメ・パリ"のクロワッサンやヨーグルトがビュッフェで食べられる」(横尾さん)。

和洋折衷の店内では、「健康」と「発酵」のコンセプトの下、和洋の食材が豊富にならぶ。オムレツは玄米を食べて育ったニワトリが産んだ「玄米卵」を使用。具材は栄養が豊かな「スーパーフード」として知られる雑穀キヌアや、ハム、チーズなど6パターンから選べる。山梨県の同ホテル専用畑で収穫される無農薬野菜のサラダは滋味深く、職人がいぶしたというスモークフィッシュや、イベリコ豚の骨付きハムを添えればこれだけで満足してしまいそう。

パンコーナーには「ピエール・エルメ・パリ」が同ホテルのために開発したという3種の「ヴィエノワズリー」(デニッシュ生地の菓子パン)、そしてSATSUKI製の焼きたてのパンが並ぶ。和食も充実。サーモンの塩麹(しおこうじ)焼きやぶり大根といった魚料理から、漬け込み方を変えた3種類の梅干しなど、思わず手が伸びる。

最後の締めはデザート。ヨーグルトや自家製のシャーベット、そしてメロンをはじめとする季節の果物をそろえている。

上記の他に、朝食のメニューはセットメニュー「コンチネンタルブレックファースト」(同1800円)、「お粥朝食」(同2600円)などがある。

DATA
ホテルニューオータニ
アクセス
 地下鉄赤坂見附駅D紀尾井町口徒歩3分、地下鉄永田町駅7番出口徒歩3分
朝食営業時間 午前7~10時
朝食の予約 不可
飲食代のほかにサービス料(10%)と消費税が別途かかる

帝国ホテル東京――ホスピタリティーあふれ、進化続ける老舗

「宿泊、食事ともに日本ならではのホスピタリティーを体験してもらえる安心感のあるホテル」(込谷さん、佐座さん、萩原さん)と信頼の厚い「帝国ホテル東京」(東京・内幸町)。1890年の開業以来、多くの歴史の舞台になり文学作品にも登場する。海外での知名度も高く、マリリン・モンローやチャーリー・チャップリンの宿泊したホテルとしても知られている。

朝食を提供しているレストランは4店舗。いずれも名店ぞろいだが「パンケーキが絶品、オムレツもつやつやとしてシルクのよう」(横尾さん、萩原さん)と声が上がったのは本館1階「パークサイドダイナー」。

同ホテルでパンケーキが初めて登場したのは1953年、世代を超えて根強いファンを持ち、単品(税抜き1157円)以外にジュースやサイドディッシュがついた「パンケーキ ブレックファスト」(同2962円)などを提供している。オムレツも「プレーンオムレツ」(同740円)をはじめハムやチーズなどのラインアップがある。また、今年に入り、「フレンチトースト」(同1157円)を一新。独自にフレンチトースト用のバゲットを開発し、新たな名物料理となっている。

高級ホテルへは、子どもを連れて行っていいものか悩むこともあるが、同レストランでは子ども用の椅子や飽きた時のために塗り絵セット、絵本なども用意。家族連れでも安心して利用できるよう配慮してくれている。

「朝食ブッフェ」(大人3518円、税抜き)を提供する本館17階「インペリアルバイキング サール」は、好きなものを好きなだけ取るビュッフェ形式を日本で最初に取り入れ大流行させたレストラン。目の前でシェフがオムレツを焼いてくれるスタイルは当初のまま続いている。老若男女が訪れるレストランのにぎわいは、他では感じられない、クラシックで上品な雰囲気に包まれている。

DATA
帝国ホテル東京
アクセス
 地下鉄日比谷駅A13出口徒歩3分、JR有楽町駅徒歩5分
朝食営業時間 パークサイドダイナー:午前6~11時 /インペリアルバイキング サール:午前7~9時30分
朝食の予約 パークサイドダイナー:午前6~10時のみ予約可 /インペリアルバイキング サール:不可
飲食代のほかにサービス料(10%)と消費税が別途かかる

東京ステーションホテル――宿泊者限定の絶品朝食

宿泊しないと食べることができない「宿泊者限定」の朝食もある。東京を代表するランドマーク東京駅丸の内駅舎にある「東京ステーションホテル」(東京・丸の内)がその代表格だ。「地方の方はもとより、東京にお住まいの方も一度は泊まりたくなるホテル」(横尾さん)とのことだが、実際に「宿泊される方は7割が国内、居住地別では東京在住の方が最も多い」(東京ステーションホテル)そう。

「宿泊者しか食べられないという特別感もあり、朝食目当てにリピートされるお客様もいる」(込谷さん)という朝食は、和洋のビュッフェ形式。オムレツはフランス産発酵バター「エシレ」を使ったプレーンタイプや、同ホテル伝統のビーフシチューソースなどを選ぶことができる。半熟卵を使うエッグベネディクトも目の前で調理してくれる。「いろいろな種類の料理をたくさん食べていただきたい」(東京ステーションホテル)というシェフの発案で、それぞれのサイズは小さめ。いくつでも注文可能だ。

このほかにも石川県の契約農場から届く野菜のサラダバーや魚介のマリネ、ハム、ベーコン、チーズと多彩な食材がそろう。和食コーナーには定番の白米に加え季節の炊き込みご飯があり、おかずには焼き魚や煮物はもちろん、おでんにカツオのたたき、とろろ、イクラなど朝食ビュッフェではあまり見かけない食材もそろっている。デザートコーナーには、チョコレートムースなど洋菓子に並び、ミニサイズの大福やわらびもち、小豆にきな粉といった和菓子もある。

朝食を提供する「アトリウム」は、2012年の改装前までは利用されていなかった。しかし、戦争で焼失していた駅舎の一部を復元してホテルエリアが広がった結果、58室だった部屋数が150に増え、朝食を提供できる広さの空間を確保する目的で屋根裏部屋を宿泊客が利用できる場所に改装したのだという。同時に天井部分の一部をガラスに変更し、光の降り注ぐ天井高9メートルの象徴的な空間に生まれ変わった。刻々と変わる雲の流れ、日の光を感じながら一日のスタートを切ることができる。

DATA
東京ステーションホテル
アクセス
 JR東京駅丸の内南口直結
朝食営業時間 午前6時30分~10時30分
朝食の予約 宿泊客のみ利用可
宿泊料金 1室2人利用朝食込み 1室3万9036円~(消費税、サービス料、宿泊税別)

ザ・ペニンシュラ東京――優雅にルームサービスを堪能できる

快適にルームサービスを利用できるホテルとして薦められたのは東京・日比谷の「ザ・ペニンシュラ東京」だ。東京に進出する外資系ホテルの多くが複合ビルの高層階にテナントとして入居する形が多い中、同ホテルは一棟立てのホテル。「立地、サービス、客室の多様性など、幅広い層に好まれる」(佐座さん)「アジアホテルならではのラグジュアリー感があり、おしゃれをしてお出かけいただきたいホテル」(込谷さん)と安定感と華やかさを兼ね備えている。

ルームサービスにハードルの高さを感じる人もいるかもしれないが「客室は居住性に優れ、ゆったりと過ごすことができる。どの客室にもテーブルセットがあり、質の高いルームサービスも楽しめる」(横尾さん)。朝食は1階の「ザ・ロビー」でも提供しているが、ぜひルームサービスを利用してほしいという。部屋によっては日比谷公園、皇居外苑を正面から眺めることができ、滞在の貴重な思い出となるだろう。

プライベートな空間で楽しむ朝食にぴったりなのが「ザ・ペニンシュラ ブレックファスト」(税抜き3889円)。好みのジュース、パン3種、メーンディッシュにコーヒーまたは紅茶を含むぜいたくな朝食セットメニューだ。メーンは卵料理、クラシックフレンチトースト、バナナブレッドフレンチトーストから1つ選ぶ。お薦めは開業以来人気の「バナナブレッドフレンチトースト」。バナナブレッドを卵、牛乳、砂糖で漬け込み、オーブンで焼いたホテル自慢の一品だ。このほかにも「和朝食」(同3889円)、「中華粥と点心の朝食」(同3889円)などをそろえている。

DATA
ザ・ペニンシュラ東京

アクセス 地下鉄日比谷駅直結、JR有楽町駅徒歩2分
ルームサービス営業時間 朝食の提供は午前6~11時(注文は随時受け付ける)
宿泊料金 1室2人利用朝食込 6万9000円~(消費税、サービス税、宿泊税別)。グランドプレミアパークルームは同8万5000円~。
ルームサービスは飲食代の他にお届け料として500円(消費税、サービス料込)が別途かかる

(古)

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