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異色の「SUVオープンカー」 イヴォーク新モデル

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日経トレンディネット

ジャガー・ランドローバー・ジャパンが欧州で2016年春に発売し、9月から日本でも受注が始まった「レンジローバー イヴォーク コンバーチブル」。世界初となるラグジュアリーコンパクトSUVの4人乗りオープンモデルであるこのクルマ、税込み価格は765万円と安くないが、乗ってみると「出来が良い」印象で満足度の高さに驚かされる。

"四輪駆動のロールス・ロイス"と呼ばれるほどのレンジローバーだけに、「出来が良くて当たり前」と言われそうだが、2002年のポルシェ「カイエン」を皮切りに高級車メーカーがSUV市場に参入し、スポーティーなSUVに注目が集まった。そこで、レンジローバーブランドからは「レンジローバー スポーツ」を投入。米国などで人気となったが、次々に現れるライバルたちにそれだけでは太刀打ちできず、SUVカテゴリーでのシェアを落としてしまう。

そうした状況を打破すべく投入したのが、レンジローバーの質感を持ちつつ小型かつスポーティー、そして400万円台から買えるSUV、イヴォークだった。2011年に生産を開始し(日本での発売は2012年)、この4年間の総生産台数が50万台を超えるなど爆発的ヒットとなっており、ジャガー・ランドローバー社の経営立て直しに大きく貢献している。

これまでは3ドアクーペと5ドアハッチバックのみだったそのイヴォークに、新たに投入されたのが意外にもオープンカーだったわけだ。

信号待ち中でも開閉できる

SUVながらオシャレな街乗りっぽさ全開のクーペがベースで、オープンカーとなってもそのクールなデザインは変わらず、素直にカッコいい。フロントガラス以外にさえぎるものが一切なく、開放感を最大限楽しめる潔さも良い。

電動ソフトトップの格納スペースを確保するためリアセクションを新設計しており、ソフトトップの開閉はセンターコンソールのボタン操作のみで、開くときは21秒、閉めるときは18秒。48km/hまでは操作できるので、信号待ちなどのちょっとした時間にも開閉できる。もしもの横転時には、キャビンを守る2本のアルミ製の格納式ロールオーバーバーが90ミリ秒でリアシート後ろから自動的に立ち上がるので安全だ。

インテリアと装備は、基本3ドアクーペや5ドアハッチバックのボディーを踏襲しているが、4人乗車になる点や、リアゲートを備えた251Lのトランクルームなど仕様は微妙に異なる。

オープンカーでもオフロード走行に耐えるボディー

ランドローバーとレンジローバーが得意とする、高いオフロード性能はしっかりと受け継がれており、足回りの構造は基本的に3ドアクーペや5ドアハッチバックと同じだ。路面状況に合わせて走行モードを「オンロード」「草/砂利/雪」「泥/轍」「砂地」の4つから選べる点も踏襲。また4WDシステムを標準とし、オープンモデルでもオフロードにも耐えうるようにボディーを補強しているという。このため車高のあるオープンカーながら段差などを超えてもボディーの振動は少なめで、しなる感じは全くない。

パワートレインは、日本仕様は全車共通の240ps/340Nmを発揮する2.0L 直列4気筒ターボエンジンに9速ATの組み合わせのみ。実際に走り出すとやや乗り味は硬めだと感じるのだが、これはルーフを取り払っている分、ボディーを補強した影響だろう。しかし乗り心地が悪いわけではない。オープンカーであってもオフロード走行できるなと思える安心感があるのだ。都市部を短時間しか走行できなかったが、スムースな変速が得意な9速ATの効用で市街地と高速での走行で加速などに不満を感じることはなかった。

着座位置が高く開放感抜群

オープンにして走る際の風の巻き込みについては、前席では速度を上げても不満がないレベル。オプションではあるが、フロントシートヒーター&クーラーを活用すれば、シーズンを問わず、より積極的にオープンにして楽しめる時間が増えるだろう。何より他のオープンカーよりも着座位置が高く、見晴らしが良い。この抜群の開放感はSUVベースならではのメリットだ。ただ後席は風をさえぎるものがサイドウインドーだけなので、ドライバーは後ろに座る人への配慮が必要だろう。

ソフトトップは防音仕様で閉めた状態ならかなり静粛性が高い。このあたりはさすが最新のオープンカー! だと思う。ただし速度と路面状況によっては、ややこもるような走行音が気になったことも付け加えておく。

指名買いする人が多い

レンジローバーブランドのイメージを大きく刷新し、世界的にヒットしているイヴォークは日本でも人気が高い。税込み502万円からという価格も売れている理由だが、同社によれば、ユーザーの多くはスタイルにひかれて購入しているという。さらにオープンとなると注目度が高く、2012年に「ジュネーブモーターショー」で「コンバーチブル コンセプト」が発表された時点で問い合わせが寄せられたほど。受注開始後は指名買いする人が多いという。

ただし、構造上リアシートが固定式となり、ラゲッジスペースを拡大できないことや、クローズドボディーほど後席が快適でないなど、割り切りが必要な部分はある。とはいえ街乗りでもオフロードでも使えるし、横にどんなSUVが並んでも引けを取らないインパクトがある点は魅力的。オフロード性能の高さに興味がなくても、ファッション性重視、目立ちたい! という人には持ってこいのクルマといえる。

(ライター 大音安弘)

[日経トレンディネット 2016年11月14日付の記事を再構成]

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