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つるの剛士の将棋駒 妻には3千円、ホントは25万円

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NIKKEI STYLE

著名人が、お気に入りのモノについて語る連載「私のモノ語り」。今回の語り手は、俳優、タレント、そしてミュージシャンと幅広い分野で活躍するつるの剛士さんです。趣味はサーフィンにキャンプ、山登りにバイク、最近は陶芸にまで手を伸ばすなど、まさに究極の趣味人。そんな彼が20年近くのめり込むのが日本伝統のボードゲーム「将棋」です。今回紹介してくれたのは、山形県天童市で奥さん(当時は彼女)には3000円と偽り購入した25万円の高級駒。三段という腕前にまで上り詰めた秘密は、こだわりの道具にあったといいます。

奥さんとの初デートで訪ねた将棋の里・山形県天童市

僕が将棋を本格的に始めたのは25歳の頃ですね。僕が主人公を演じていた『ウルトラマンダイナ』がちょうど終わって、日本各地でウルトラマンの営業……、じゃなくて全国のいろんなところに怪獣が現れてたんで、日々駆けつけていたわけです。新幹線に乗ってね(笑)。

その移動中の時間がもったいなくて、何かないかなと思って、家電量販店で詰め将棋のゲームソフトを買ったのがハマったきっかけ。それからのめり込んで、気が付いたら家が将棋の本だらけ。ネットで腕を磨いた後は、新宿の将棋センターっていう、将棋好きが集まる道場みたいなところがあって、仕事の合間に通ってました。土曜日はオールナイトで朝まで将棋。本当に入り浸ってましたね(笑)。

将棋を始めて2年くらいたった頃に、今の奥さんと付き合って初めてのデートに行くんですが、その場所が山形の天童市(日本の将棋駒生産量の95%以上を生産)。町中が将棋だらけで、僕からしたら天国でしたけど、将棋に興味がない奥さんにとっては、地獄だったかもしれませんね(笑)。もちろん伝統工芸品として、いろんな駒が売っているわけです。そういうのを見ているうちに当然欲しくなる。それで買ったのがこの駒です。

奥さんには当時3000円って言いましたけど、本当は25万円(笑)。25万円で将棋の駒を買うなんて、興味がない奥さんには絶対に理解してもらえないですから。

ハイエンドな道具が追求する心を後押しする

僕はモノを選ぶときは形から入るタイプだから、最初にいいものをそろえたいんです。ハイエンドのいいものを買って、そこから楽しさを追求する。欲しくなったら、値段はあまり気にせず、衝動的に買っちゃいますね。「値段を気にしない」なんて言ったら、また奥さんに怒られちゃうな(笑)。

将棋の駒にもランクがあって、木の駒に字が書いてあるのが「書駒」で、ランクが上がると「彫駒」って言って文字の部分が彫ってある。その次は彫ったところを漆で平らに埋める「彫埋駒」。もっとランクが上になると、文字が浮き上がるくらいに漆を盛る「盛上駒」っていうのもある。さらに木材の種類や木目などによってランクが変わってきます。

僕がそのとき天童で買って、今でも普段使いしているのは「彫埋駒」。この他にも駒はいくつか持ってるけど、やっぱりこれが一番好きですね。将棋に対するモチベーションを上げてくれて、初段から三段に段を進めるきっかけになった駒。僕の成長を常に見てきてくれた駒ですから、愛着は相当ありますよね。

もちろん将棋はいい駒なんてなくたってできるし、気軽に楽しめるのが魅力のひとつでもあります。だけど日本の伝統のゲームだから、僕は背筋を伸ばして盤に向かいたい。そのときは職人さんが魂を込めて作ったいい駒、いい盤で将棋を指したいんです。気持ちの問題ですけどね。

でもそうやって将棋を指すと気持ちが落ち着くんですよ。芸能界の仕事がどちらかというと"動"の仕事。将棋は僕の中では"静"。将棋は最高に楽しいゲームであると同時に、生活の中における動と静のバランスを保つための、重要なアイテムでもあるんです。

次回は、湘南の自然に囲まれて暮らすつるのさんの重要な移動手段"オートバイ"のお話。「これだ!」と思ったらとことん追求するつるのさんの趣味人魂は、まだまだ止まりません。【いつのまにか4台に増えたスーパーカブについて奥様に説明をするのですが……という後編はコチラ】

つるの剛士
1975年5月26日生まれ、福岡県出身。TBS系特撮テレビドラマ『ウルトラマンダイナ』(1997年9月6日~1998年8月29日放送)で、主人公のアスカ・シンを演じたことで注目を集め、フジテレビ『クイズ!ヘキサゴンII』でブレイク。2009年に『つるのうた』でソロ歌手デビュー。35万枚の売り上げオリコン1位を記録した。2016年3月には「喝采」「つぐない」など昭和の女性シンガーの名曲をカバーしたアルバム『つるのうた3.5』をリリースした。

(ライター ムネカタスミト、写真 勝山弘一、編集協力 佐々木健二=ジェイクランプ)

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